ソウブレイズ考察 M-2 使用率26位 きあいのタスキ型の採用率と立ち回り
ソウブレイズ
⚠️ 本記事のデータはM-2シーズン(2026/05/30)時点の集計です
シーズンM-2(2026/5/13〜6/17)のシングルバトルで、ソウブレイズは使用率26位を記録。持ち物はきあいのタスキが87.5%と突出し、特性はくだけるよろい86.3%が主流です。性格はいじっぱり82.8%、EV振りもAS全振りが上位を占めており、構成はほぼ「きあいのタスキ+つるぎのまいAS物理型」の一本に絞られています。
ほのお/ゴーストという複合タイプで、ノーマル技・かくとう技を無効化しつつ、ゴースト先制技かげうち(採用率93.8%)で詰めるのが基本の動きです。こうげき種族値125・すばやさ85という中速アタッカーであり、タスキとくだけるよろいを組み合わせて「一度耐えてからつるぎのまいで全抜きを狙う」設計になっています。
なぜソウブレイズが採用されるのか
1. きあいのタスキ+くだけるよろいで「耐えて積む」起点を作れる
ソウブレイズの強みは、持ち物きあいのタスキ(採用率87.5%)と特性くだけるよろい(採用率86.3%)の噛み合いです。くだけるよろいは物理攻撃を受けるとぼうぎょが1段階下がる代わりにすばやさが2段階上がる特性で、タスキでHP1まで耐えた直後にS+2が乗れば、相手より遅い相手でも次のターンから上を取れます。
すばやさ種族値85はいじっぱりAS振りでも素ではガブリアス(S102)・ゲンガー(S110)・マスカーニャ(S123)といった環境上位の高速勢に届きませんが、くだけるよろいのS+2(×2.0)が乗ればこれらをまとめて抜き返せる速度域に届きます。タスキで起点を作り、つるぎのまいで詰めるという一連の動きが、この2つの組み合わせで初めて成立します。
2. かげうちで上から削れない相手も処理できる(相手のSに無関係)
技採用率トップはかげうち93.8%。ゴーストタイプの先制技で、優先度+1で動くため相手のすばやさに関わらず先制できます。タスキで耐えた相手やHPを削った相手を、すばやさで負けていても確実に倒しきれるのがソウブレイズの詰め性能です。
エスパー・ゴーストタイプにはかげうちが×2で通るため、メガマフォクシー(ほのお/エスパー)・スターミー(みず/エスパー)・ゲンガー(ゴースト/どく)・ミミッキュ(ゴースト/フェアリー)といった高速アタッカーを、上を取られていても削り切れる場面があります。
3. ノーマル・かくとう無効を活かした受け出し
ゴーストタイプの恩恵で、ノーマル技・かくとう技を無効化します。環境ではミミロップのねこだまし・インファイト・とびひざげり、ルカリオのインファイトなど、かくとう・ノーマル技を主軸にするアタッカーに対し、無効化を活かして繰り出せます。受け出してくだけるよろいの起点にできれば、そのまま積んで切り返せます。
基本スペック
種族値
こうげき125を主軸に、とくぼう100でほのお技・エスパー技などの特殊に対しては比較的硬い一方、ぼうぎょ80・すばやさ85は中庸です。とくこう60は低く、技構成も物理に寄るため、いじっぱりAS物理型が前提になります。
タイプ・弱点
| 弱点(2倍) | 耐性(0.5倍以下) | 無効 |
|---|---|---|
みず
じめん
いわ
ゴースト
あく
|
ほのお
くさ
こおり
はがね
フェアリー
どく
むし(×0.25)
|
ノーマル
かくとう
|
弱点はみず・じめん・いわ・ゴースト・あくの5タイプ。いずれもタスキで一度は耐えますが、くだけるよろいはぼうぎょを下げるため、弱点の物理技を連打されると2発目以降が重くなります。ノーマル・かくとうの無効と、ほのお/くさ/こおり/はがね/フェアリー/どくの半減・むし×0.25の耐性は受け出しの起点に使えます。
主要な技と採用率
| 技名 | タイプ | 威力 | 採用率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| かげうち | ![]() |
40 先制 | 93.8% | 優先度+1のゴースト先制技。相手のSに関わらず先制。詰め・タスキ処理の要 |
| ポルターガイスト | ![]() |
110 | 86.6% | ゴースト一致のメイン物理技。相手が持ち物を持っていないと失敗 |
| むねんのつるぎ | ![]() |
90 | 82.8% | ソウブレイズ専用のほのお物理技。与ダメージの1/2を回復。はがね・くさ・こおりへの打点 |
| つるぎのまい | ![]() |
— | 82.7% | A2段階アップ。タスキで耐えた次のターンに積む詰めの軸 |
| インファイト | ![]() |
120 | 36.3% | あく・はがね・いわへの打点。ドドゲザン・ブリジュラスへの補完。使用後B・Dダウン |
| みちづれ | ![]() |
— | 5.4% | タスキで耐えた後の道連れ択。採用率は低い |
採用技は上位4つ(かげうち・ポルターガイスト・むねんのつるぎ・つるぎのまい)でほぼ固定され、いずれも採用率82%以上です。4枠目はインファイト36.3%が最有力で、あく・はがね・いわタイプへの打点を補います。
主要型の解説
つるぎのまいきあいのタスキ型(ほぼ唯一の構成)
性格採用率: いじっぱり 82.8%/持ち物: きあいのタスキ 87.5%/特性: くだけるよろい 86.3%
つるぎのまいタスキいじっぱり型
性格: いじっぱり(A↑ C↓)
EV: A32 S32(AS振り。最多型は余りをHに振る)
持ち物: きあいのタスキ
・つるぎのまい
・ポルターガイスト
・かげうち
・むねんのつるぎ / インファイト
EV振りは「AS + hb」41.4%、「AS + h」20.5%、「AS + hd」11.1%と、いずれもA32 S32を確保したうえで余り2をHや耐久に散らす形が大半です。すばやさを削った型はわずかで、上位型は一貫してA最大・S最大を取っています。
強み:
きあいのタスキで確定耐えしたターンにつるぎのまいを積み、A2段階アップ+くだけるよろいのS+2(物理を受けた場合)で全抜き体勢に入れます。積んだ後はポルターガイスト(威力110・一致)が主力打点となり、かげうちで詰め残しを処理します。すばやさ85は素のままではガブリアス(S102)以下ですが、くだけるよろい発動後はこれらを抜き返せます。
弱み:
積みの起点をタスキ依存に置くため、ステルスロックや砂嵐・あられといった定数ダメージでタスキが潰されると起点を失います。カバルドン(ステルスロック採用率84.4%)やキラフロル(いわ/どく)が同居する構築では、設置をケアしないと積みターンを作れません。また、ポルターガイストは相手が持ち物を持っていないと失敗するため、はたきおとし後やこだわり系を消費済みの相手には不発になり、その場合はむねんのつるぎ・かげうちに頼ることになります。
環境ポケモンへの相性分析
主要ポケモンとの相性
使用率TOP30のうち、ソウブレイズと相性がはっきり出るポケモンを有利・不利の両面から挙げます。ソウブレイズはノーマル・かくとう無効とエスパー・ゴーストへのかげうち×2が武器ですが、すばやさ85は環境上位に遅れがちで、みず・じめん・いわ・あく・ゴーストの弱点を突かれると低耐久ゆえタスキ頼みになる点に注意してください。
| ポケモン(環境順位) | 相性 | 理由 |
|---|---|---|
メガマフォクシー(25位)
|
○ 有利 | かげうちがエスパーに×2。S134で先手を取られるが、かげうちは先制で通る。相手のかえんほうしゃ(65.5%)はこちらに×0.5半減 |
ゲンガー(10位)
|
△ かげうち先制で削れるが要注意 | かげうちがゴースト×2で通り、低耐久なゲンガーに先制で大ダメージ。ただしシャドーボール(71.1%)がこちらにゴースト×2で刺さるため、タスキ前提の削り合いになる |
ブリジュラス(2位)
|
○ 有利 | 主力の10まんボルト・りゅうせいぐん(特殊)はとくぼう100で受けやすく、はどうだん(26.9%)はかくとうで無効。S85同士の同速。打点はインファイト(かくとう×2)が必要で、むねんのつるぎはほのお×2×ドラゴン0.5=等倍。つるぎのまい後なら等倍でも押し込める |
アーマーガア(6位)
|
○ 有利 | むねんのつるぎ(ほのお)が×2(はがね2×ひこう1)。S67より先手。主力のボディプレス(70.9%)はかくとうでこちらに無効 |
メガミミロップ(13位)
|
○ 有利(受け出し向き) | 主力のねこだまし・インファイト(61.1%)・とびひざげり(33.5%)・マッハパンチがすべてかくとう/ノーマルでこちらに無効。受け出してくだけるよろいの起点にしやすい |
ドドゲザン(24位)
|
△ インファイト型なら有利 | インファイト(あく2×はがね2=×4)採用なら大ダメージ。ただしふいうち(99.0%)があく×2で刺さり、S50だがふいうちは先制。インファイト非採用だとポルターガイストがあく0.5止まりで打点不足 |
苦手なポケモンと対策
すばやさ85では抜けない高速の弱点持ち、定数ダメージでタスキを潰す相手、半減で打点が通らない相手を苦手とします。
| ポケモン | 苦手理由 | 対策 |
|---|---|---|
ガブリアス(1位)
|
じしん(採用率99.2%)がじめん×2弱点。S102で素では先手を取られる。こちらの打点はポルターガイストが等倍止まり、むねんのつるぎはドラゴンに半減で、一撃には届かない | じしんを無効化するひこう・ふゆうのポケモン(アーマーガア等)を同伴し受け回す。タスキで耐えてくだけるよろいで抜き返し、つるぎのまい後のポルターガイストで仕留める |
カバルドン(7位)
|
ステルスロック(84.4%)でタスキを潰され、くだけるよろいの積み起点を作れない。あくび(94.2%)で流され、高耐久でポルターガイストを耐えてじしん(98.0%)で弱点を突かれる | 設置前にくさ・みず・こおりタイプで上から処理する。ソウブレイズはタスキ前提のため、ステロ展開後の後発投入は避け、初手から動かして起点づくりを優先する |
アシレーヌ(4位)
|
うたかたのアリア(79.2%)がみず×2の一致技。先制のアクアジェット(66.6%)もみず×2で、タスキで耐えた残りHPを先制で削られて縛られる | くさ・でんきタイプ(ウォッシュロトム等)を同伴し、弱点を突いて後出しから処理する。ソウブレイズ単体での切り返しは難しい |
スターミー(20位)
|
アクアブレイク(89.2%)がみず×2、メガ後S130で先手。アクアジェット(86.9%)も先制みず×2で、タスキ後も詰め残しを許さない | くさ・でんきタイプで上から弱点を突く。かげうち(エスパー×2)でタスキ込みなら相打ちは狙えるが、有利対面とは言えない |
マスカーニャ(3位)
|
はたきおとす(57.6%)であくが×2、S123で先手。さらにはたきおとしでこちらのタスキを剥がされ、くだけるよろいの起点を奪われる | むし・ほのお・フェアリータイプで上から弱点を突いて処理する。タスキ前提のソウブレイズは対面有利を取りにくいため後続で受ける |
パーティ構成
相性の良いポケモン
パーティ構成の基本方針:
ソウブレイズはタスキ+くだけるよろいの起点作りに依存し、みず・じめん・いわ・あくの弱点が多いため、残り5体で以下を補います。
- みず・じめん対策: くさタイプ(フシギバナ等)でアシレーヌ・カバルドンの弱点を突く枠
- じめん受け: ひこう・ふゆうのアーマーガア等でガブリアスのじしんを無効化する枠
- 高速アタッカー: マフォクシー・ガブリアス等で、ソウブレイズが抜けない高速勢を上から処理する枠
- ステルスロック警戒: 自軍にも設置を用意しつつ、相手の設置を交代読みで避ける立ち回り
データ分析①:技採用率が示す「型の一本化」
ソウブレイズは上位4技の採用率が突出し、それ以外が大きく落ち込む、極端に型が固定されたポケモンです。
| 技 | 採用率 | 役割 |
|---|---|---|
| かげうち | 93.8% | 一致ゴースト先制技(詰め) |
| ポルターガイスト | 86.6% | 一致ゴースト主力(威力110) |
| むねんのつるぎ | 82.8% | 一致ほのお(はがね・くさ打点) |
| つるぎのまい | 82.7% | 積み |
| インファイト | 36.3% | あく・はがね補完 |
| みちづれ | 5.4% | 道連れ択 |
上位4技がいずれも82%超で並ぶ一方、5番手のインファイトは36.3%まで落ち、6番手以降は一桁台です。これは「つるぎのまい+一致2タイプ(ゴースト・ほのお)+先制のかげうち」という枠の組み合わせがほぼ確定しており、自由枠は実質4枠目のインファイト1択であることを意味します。
この一本化は対策側にとって読みやすさにつながります。相手は「タスキ+つるぎのまいで積んでくる」「持ち物があればポルターガイスト、はたき後はむねんのつるぎ」「詰めはかげうち」という行動を高確率で前提でき、ステルスロック設置やはたきおとし、アクアジェット等の先制みず技でタスキと起点を同時に潰す動きが刺さります。逆に使う側は、この読みを逆手に取れる初手のタスキ受けや、定数ダメージの通らない初手投入で起点作りの成功率を上げることが、26位という使用率帯で勝ち筋を通す鍵になります。
まとめ
ソウブレイズは、きあいのタスキ(87.5%)とくだけるよろい(86.3%)でHP1から積み起点を作り、つるぎのまい+ポルターガイスト+かげうちで詰めるAS物理アタッカーです。ノーマル・かくとう無効とエスパー・ゴーストへのかげうち×2を活かし、メガミミロップやメガマフォクシーといったかくとう・エスパー軸の相手に強く出られます。
一方で、すばやさ85は環境上位に遅れがちで、ステルスロックやはたきおとし・先制みず技でタスキと起点を潰されると機能不全に陥ります。ガブリアス・カバルドン・アシレーヌといった上位陣を苦手とするため、くさ・ひこう・高速アタッカーで弱点を補完したうえで、起点づくりの成功率を高める初手選択が重要になります。
関連記事
構築例
むねんのつるぎ
ポルターガイスト
かげうち
つるぎのまい
きあいのタスキ
ポルターガイスト
むねんのつるぎ
かげうち
つるぎのまい
みず
じめん
いわ
あく
くさ
こおり
はがね
フェアリー
どく
むし(×0.25)
かくとう
ゲンガー(10位)
ブリジュラス(2位)
メガミミロップ(13位)
ドドゲザン(24位)
カバルドン(7位)
アシレーヌ(4位)
スターミー(20位)
マスカーニャ(3位)