サーフゴー考察 M-3 型別採用率と立ち回り
サーフゴー
⚠️ 本記事のデータはM-3シーズン(2026/06/22)時点の集計です
シーズンM-3のシングルバトルで、サーフゴーは使用率21位を記録。はがね/ゴーストという複合タイプで弱点がほのお・じめん・ゴースト・あくの4タイプに絞られる一方、特性おうごんのからだによってトリック・ちょうはつ・いかく等の変化技を一切受けつけない点が際立っています。とくこう133という高い特殊火力を持ち、こだわりスカーフで即戦力の高速アタッカーとして動く型と、わるだくみ+じこさいせいで積んで制圧する型の2方向に分かれます。
なぜ今サーフゴーが使用率21位なのか
1. おうごんのからだで変化技を完全無効化
特性おうごんのからだは相手の変化技を全て無効化します。いかく・ちょうはつ・トリック・でんじは・ねむりごな等を受けつけないため、アタッカーに対して対面で打てる手段が相手に存在しなくなります。採用率100.0%という数字が示すとおり、この特性なしにサーフゴーを採用する理由はなく、環境のいかく持ちやトリック型への明確な回答として機能しています。
2. とくこう133からのはがね・ゴースト2タイプ一致打点
とくこう種族値133はシングル環境の特殊アタッカーとして高水準です。シャドーボール(採用率97.5%)はゴーストタイプ一致打点でエスパー・ゴーストに×2、ゴールドラッシュ(採用率85.1%)ははがねタイプ一致でフェアリー・いわ・こおりに×2の打点を持ちます。2タイプの一致技で広いタイプをカバーでき、弱点を突ける相手が環境上位に多いのが使用率維持の要因です。
3. こだわりスカーフ型と積み型の二極化で対応範囲が広い
持ち物採用率の最多はこだわりスカーフ(43.0%)で高速アタッカーとして機能する一方、たべのこし(26.6%)+わるだくみ(47.1%)+じこさいせい(43.5%)の組み合わせによる積み型も無視できない採用率を持ちます。同じサーフゴーでも、こだわりスカーフ型は上から制圧するアタッカーとして、積み型は耐久を活かして崩すフィニッシャーとして機能するため、対戦相手がどちらの型かを読み誤ると対応が崩れます。
基本スペック
種族値
とくこう133が突出して高く、他のステータスはHP87・ぼうぎょ95・とくぼう91と中堅水準に留まります。すばやさ84は環境の高速勢(S90以上)に先手を取られる場面が多く、こだわりスカーフなしでは上から殴られるリスクが常に存在します。こうげきは60と低いため物理技は採用されず、とくこう133を軸とした特殊型一本になります。
タイプ・弱点
| 弱点(×2) | 耐性(×0.5以下) | 無効 |
|---|---|---|
ほのお
じめん
ゴースト
あく
|
ひこう
いわ
むし
くさ
こおり
ドラゴン
フェアリー
エスパー
はがね
|
ノーマル
かくとう
どく
|
はがね/ゴーストの組み合わせで、ノーマル・かくとう・どくの3タイプを無効化します。はがねが本来弱点のどくを無効化し、ゴーストがかくとうとノーマルを無効化するため、環境で多いかくとう技を受けつけません。むしタイプは×0.25まで軽減します。弱点はほのお・じめん・ゴースト・あくの4タイプで、特にゴースト・あくは環境の特殊アタッカーが採用する技に多く、シャドーボール・ふいうちを持つ相手との対面は危険です。
主要な技と採用率
| 順位 | 技名 | タイプ | 威力 | 採用率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | シャドーボール | ![]() |
80 | 97.5% |
| 2 | ゴールドラッシュ | ![]() |
120 | 85.1% |
| 3 | わるだくみ | ![]() |
— | 47.1% |
| 4 | じこさいせい | ![]() |
— | 43.5% |
| 5 | トリック | ![]() |
— | 36.9% |
| 6 | 10まんボルト | ![]() |
90 | 34.9% |
| 7 | パワージェム | ![]() |
80 | 13.0% |
| 8 | きあいだま | ![]() |
120 | 11.3% |
| 9 | ラスターカノン | ![]() |
80 | 5.8% |
| 10 | マジカルシャイン | ![]() |
80 | 5.1% |
主要型の解説
性格分布はひかえめ49.5%・おくびょう34.0%が主流で、ずぶとい11.9%の物理耐久型も一定数います。ひかえめはとくこうを伸ばす攻撃重視型、おくびょうはすばやさを伸ばして上から殴る速度重視型で、持ち物や技構成との組み合わせで立ち回りが大きく変わります。
型1: こだわりスカーフ高速アタッカー型(最多持ち物)
持ち物採用率: こだわりスカーフ 43.0%(アタッカー型の指標。持ち物分布で最多)
CSおくびょうスカーフ型
性格: おくびょう(S↑ A↓)
EV: C32 S32(最多配分。余りはHへ)
持ち物: こだわりスカーフ(43.0%)
・シャドーボール
・ゴールドラッシュ
・トリック
・10まんボルト(34.9%)
強み:
この型はおくびょう性格で、こだわりスカーフを持つことでS実数値が223(ひかえめ型では204)まで上がり、S90前後の多くのアタッカーを上から殴れます。おうごんのからだによって相手のトリックでスカーフを奪われる心配がないため、こだわりスカーフを安定して維持できるのはサーフゴー固有の利点です。トリック(採用率36.9%)でこだわりスカーフを相手に押しつければ、後続の積みアタッカーに対して行動の縛りをかけられます。ゴールドラッシュはC2段階ダウンの反動があるため、こだわりスカーフ型では打ち逃げして交代するか、使い切りの場面で活用します。
弱み:
こだわりスカーフを装備すると技が固定されるため、毎ターン使う技の読み合いが生じます。型2が持つわるだくみ・じこさいせいを採用できないため、火力を自力で上げたりHPを回復して粘ったりする手段がなく、出力が初期火力で頭打ちになる点が積み型に対する弱みです。
型2: わるだくみ+じこさいせい積み型(採用率2位持ち物)
持ち物採用率: たべのこし 26.6%(積み型の指標。わるだくみ47.1%・じこさいせい43.5%と高い同時採用が示す構成)
HCひかえめ積み型
性格: ひかえめ(C↑ A↓)
EV: H2 C32 S32(最多配分24.7%)
持ち物: たべのこし(26.6%)
・シャドーボール
・ゴールドラッシュ
・わるだくみ
・じこさいせい
強み:
おうごんのからだでちょうはつ・トリック等の積みを妨害する変化技を受けつけないため、わるだくみを安定して積めるのがこの型の最大の利点です。たべのこしの毎ターン回復とじこさいせいの合わせ技でHP管理しながら、わるだくみ後のとくこうを最大限活用できます。ひかえめ性格でとくこうをC32まで振ると最多EV配分(H2 C32 S32、採用率24.7%)になり、シャドーボール・ゴールドラッシュの火力が大幅に上がります。積み型ゆえに長期戦で盤面を制圧する役割を担い、スカーフ型とは異なるゲームプランを持ちます。
弱み:
わるだくみを積む猶予が必要なため、上から殴れる高速勢が相手に残っている状況では積みのターンを作りにくい点が課題です。スカーフ型と異なりS84(実数値136、無補正)のまま動くため、これより速い相手には先手を取られ、積む前に高速勢の打点を先に受ける展開になりやすい点が型1に対する弱みです。
環境ポケモンへの相性分析
有利・不利がはっきり出る主要ポケモン
| ポケモン(環境順位) | 相性 | 理由 |
|---|---|---|
オーロンゲ(19位)
|
◯ 有利 | ゴールドラッシュがあく/フェアリーに×2で通る。オーロンゲの攻撃技ソウルクラッシュ(フェアリー)は半減で、すてゼリフ・リフレクター・ちょうはつ等の変化技はおうごんのからだで全て無効化されるため、こちらの弱点を突く打点を持たない。S60でサーフゴーが先に動ける |
ルカリオ(環境上位)
|
△ 条件付き | ゴーストタイプでかくとう・ノーマルを無効化するため、インファイト・しんくうはは通らない。ただしメガ率91.5%でメガ後はようき最速のS実数値180とサーフゴーのS実数値136(無補正)より速く、てきおうりょく強化のバレットパンチ・コメットパンチ等のはがね物理が半減でも先制・高火力で通る。こちらはシャドーボールが等倍で通るのみで、対面は読み合い |
カイリュー(環境上位)
|
△ やや不利 | カイリューのいかくをおうごんのからだで無効化できる点は有利。初手の素早さはカイリューS80(実数値132)に対しサーフゴー素体S84(実数値136)がわずかに上回るが、りゅうのまいを1積みされると抜かれて先手を失う。かえんほうしゃ(採用率31.2%)がほのお×2弱点で刺さり、積み後の物理技も高威力なため、一致打点で先に削っても返しが重い |
ガブリアス(1位)
|
× 不利 | じしん(採用率99.6%)がじめんタイプで×2弱点。S102でスカーフなしより速く先手から一致じめん打点を浴びる。こちらのシャドーボール・ゴールドラッシュは等倍以下 |
苦手なポケモンと対策
| ポケモン | 苦手理由 | 対策 |
|---|---|---|
リザードン(環境上位)
|
ほのお×2弱点。リザードンはメガ率98.6%でメガリザードンY/Xのメガ後S実数値は167。素体S84のサーフゴーは抜けず、特殊ほのお技で先手から大ダメージを受ける | こだわりスカーフ型(おくびょう)ならS実数値223でメガリザードンより速いが、ほのお技1発で大きく削られるためスカーフ型でも対面は避け、みず・いわ枠に引く |
ドドゲザン(環境上位)
|
ふいうちはあく技(×2弱点)で先制打点。高いBDでシャドーボールが通りにくく、こちらの一致技の通りが悪い | じめん技やかくとう技を持つ高速枠でドドゲザンを後出し処理し、サーフゴーは別の相手に当てる |
パーティ構成
相性の良いポケモン
パーティ構成の基本方針:
サーフゴーはおうごんのからだで変化技を受けつけない安定したアタッカーですが、ほのお・じめん・ゴースト・あくの4弱点をパーティ全体でケアする必要があります。
- じめん対策: ひこうタイプ(ギャラドス等)でガブリアスのじしんを無効化する枠
- ほのお対策: みずタイプ(アシレーヌ等)でリザードン・ウルガモス等のほのお技を受ける枠
- ゴースト・あく対策: ノーマルまたはフェアリータイプでゴースト無効・あく半減の受け枠
- 速度補完: サーフゴー自身がスカーフを持たない積み型の場合、パーティの高速枠でS不足を補う
データ分析①:技採用率から読む「スカーフ型」と「積み型」の分岐
サーフゴーの技採用率と持ち物採用率を並べると、2つの運用方針が数値に表れています。
| 指標 | スカーフ型の痕跡 | 積み型の痕跡 |
|---|---|---|
| 持ち物(最多) | こだわりスカーフ 43.0% | たべのこし 26.6% |
| 変化技 | トリック 36.9% | わるだくみ 47.1% |
| 回復技 | — | じこさいせい 43.5% |
| 性格(最多) | おくびょう 34.0% | ひかえめ 49.5% |
ひかえめ49.5%がおくびょう34.0%を上回る点に注目します。これはわるだくみ47.1%・じこさいせい43.5%という積み技採用が4割超を占め、こだわりスカーフ43.0%を上回ることと整合します。すばやさをスカーフで補う高速型より、火力を盛って積みで崩す型が性格選択の主流であることを示します。
持ち物のこだわりスカーフ43.0%に対し、わるだくみ47.1%・じこさいせい43.5%という積み技がいずれもスカーフ採用率を上回っています。スカーフ型は技を3枠の攻撃技+トリック等で固める一方、積み技2種の採用率合計はスカーフ採用率を超えており、わるだくみ・じこさいせいを両搭載する積み型が4割超存在することを示します。対面したサーフゴーは「ひかえめ・スカーフ・トリック持ちの高速型」と「ひかえめ・たべのこし・わるだくみ+じこさいせいの積み型」の2択で読むのが、性格・持ち物・技の採用率分布から最も妥当な絞り込みです。スカーフ型と判断すれば初手から上を取られる前提で動き、積み型と判断すれば積みターンを与えない速攻に切り替えます。
まとめ:型別比較
| 型 | 採用率(指標) | 性格 | 主な技 | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|---|---|
| こだわりスカーフ型 | スカーフ 43.0% | おくびょう | シャドーボール・ゴールドラッシュ・トリック | 速度確保で上から一致技を押しつけ、トリックで縛れる | 技固定でゴールドラッシュ後の打ち合いにC低下が響く |
| わるだくみ積み型 | たべのこし 26.6% | ひかえめ | シャドーボール・ゴールドラッシュ・わるだくみ・じこさいせい | おうごんのからだで妨害されず積めるため、積み後の制圧力が高い | 積む猶予が必要でS84のまま動くため高速勢に先手を取られやすい |
総評:
サーフゴーははがね/ゴーストのタイプ一致打点とおうごんのからだによる変化技完全無効化を武器に、使用率21位を維持するポケモンです。特性の恩恵でちょうはつ・いかく・トリックを受けつけないため、物理アタッカーのいかくや耐久型のちょうはつで対策しようとする構築に対して安定して機能します。
こだわりスカーフ型(43.0%)と積み型(たべのこし26.6%)の2方向が数値上も拮抗しており、対面した際にどちらの型かを読み誤ると対応が崩れます。弱点はほのお・じめん・ゴースト・あくの4タイプで、環境上位のガブリアスのじしん・リザードンのほのお技には後出しできないため、パーティ単位でこれらをケアする枠の確保が前提になります。
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構築例
こだわりスカーフ
シャドーボール
ゴールドラッシュ
10まんボルト
トリック
こだわりスカーフ
シャドーボール
ゴールドラッシュ
10まんボルト
トリック
ほのお
じめん
あく
ひこう
いわ
むし
くさ
こおり
ドラゴン
フェアリー
ノーマル
かくとう
どく
オーロンゲ(19位)
ルカリオ(環境上位)
カイリュー(環境上位)
リザードン(環境上位)
ドドゲザン(環境上位)