【ポケモンチャンピオンズ】メガマフォクシー 考察 M-4 シーズン 特殊アタッカーの型と立ち回り
メガマフォクシー
M-4シーズン、マフォクシーは使用率9位に浮上しました(M-3は16位)。ほのお/エスパーの複合タイプに、メガ進化後はとくこう159・とくぼう125という高い水準の特殊耐久を得る特殊アタッカーで、かえんほうしゃ(84.2%)とマジカルシャイン(63.7%)を軸に、サイコキネシス・サイコショックのエスパー技で打点を広げる構成が主流です。
メガマフォクシーの基本スペック
種族値(通常→メガ後)
メガ進化でとくこう159(+45)・とくぼう125(+25)・すばやさ134(+30)が伸び、特性はふゆうに変わります。ふゆうは地面にいないことになる特性で、じめん技(じしん・じならし等)を無効化します。EV H2-C32-S32・おくびょう(性格採用率80.9%)想定の実数値は H152 / A80 / B92 / C211 / D145 / S204 です。
タイプ・弱点
| 弱点(×2) | 耐性(×0.5) | 特性による無効(メガ後・ふゆう) |
|---|---|---|
いわ
ゴースト
みず
あく
|
かくとう
はがね
ほのお
くさ
エスパー
こおり
フェアリー
|
じめん
|
タイプ相性上の弱点はじめん・いわ・ゴースト・みず・あくの5タイプ(いずれも×2)。ただしメガ進化後は特性がふゆうに変わり、じめん技を無効化するため、マフォクシナイト採用率99.1%の実戦ではじめん以外の4タイプ(いわ・ゴースト・みず・あく)が実質の弱点になります。上位ではミミッキュ(2位)のかげうち(ゴースト)97.5%、カバルドン(3位)のじしん(じめん、ふゆうで無効)98.4%、ギャラドス(8位)のたきのぼり(みず)80.1%が代表的な脅威です。
特性
メガ進化前はもうか(90.3%)が固定。HPが最大HPの1/3以下になるとほのおタイプの技の威力が1.5倍になります。もう一つの選択肢であるマジシャン(9.7%)は道具を持っていない時に技を当てた相手の道具を奪う特性です。メガ進化後はふゆうに変わり、じめん技・まきびし・どくびし・ねばねばネットが効かなくなります。マフォクシナイト採用率99.1%の環境では、実戦で機能するのはほぼ常にふゆうです。
主要な技と採用率
| 技名 | タイプ | 威力 | 採用率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| かえんほうしゃ | ![]() |
90 | 84.2% | 一致技のメインウェポン。10%でやけど付与。はがね・くさタイプに一致補正で通す(いわタイプには半減) |
| マジカルシャイン | ![]() |
80 | 63.7% | かくとう・ドラゴンへの打点。カバルドン・ギャラドス等ほのお・エスパーが通らない相手を補完 |
| サイコキネシス | ![]() |
90 | 56.7% | 10%で相手の特防を1段階下げる。かくとう・どくへの一致打点 |
| みがわり | ![]() |
— | 42.3% | 自分のHP1/4を消費し設置。先制技・状態異常を透かしながら安全にターンを進める |
| サイコショック | ![]() |
80 | 39.7% | 相手のぼうぎょ実数値で計算。とくぼうが高い受け寄りの相手に効果的 |
| わるだくみ | ![]() |
— | 39.6% | 自身のとくこうを2段階上昇。積んだ後の打点は大きく伸びるが隙を晒す |
| アンコール | ![]() |
— | 17.0% | 相手を直前の技に固定。積み技・補助技を封じてみがわりを安全に張り直す起点になる |
| マジカルフレイム | ![]() |
75 | 10.3% | 相手の特攻を1段階下げる。かえんほうしゃより低威力だが特殊アタッカーの後続を弱体化できる |
M-4の採用型
型1:特殊アタッカー型(かえんほうしゃ・マジカルシャイン軸)
特殊アタッカー型
性格: おくびょう(80.9%)/ひかえめ(18.0%)
EV: H2-C32-S32(最多EV分布)
持ち物: マフォクシナイト(99.1%)
・かえんほうしゃ
・マジカルシャイン
・サイコキネシス(サイコショック)
・みがわり(わるだくみ)
かえんほうしゃ(ほのお・威力90)とマジカルシャイン(フェアリー・威力80)が主軸の一致技。サイコキネシス(エスパー・威力90)とサイコショック(エスパー・相手のぼうぎょ実数値でダメージ計算)は採用率が拮抗しており、相手の特殊耐久が高い相手にはサイコショックが刺さります。みがわり(42.3%)は先制技やこおり技を透かしながら、わるだくみ(39.6%)採用時はとくこうを2段階上げて後続の打点を伸ばす選択です。技構成はほぼ共通で、性格はおくびょう(80.9%)とひかえめ(18.0%)に割れており、この差はSとCの実数値に表れます。
性格差①:Sの違いが決めるマスカーニャ・ゲッコウガとの先手争い
おくびょうの実数値はH152 / A80 / B92 / C211 / D145 / S204、ひかえめはH152 / A80 / B92 / C232 / D145 / S186です。環境上位のマスカーニャ(同居率3位・ようき最速個体でS192)とゲッコウガ(15位・おくびょう最速個体でS191)は、いずれもマフォクシーのS186〜204の間に速度が収まります。おくびょうのS204はこの2体を上から取れますが、ひかえめのS186はどちらにも後手に回ります。マスカーニャの主力技はあく複合を活かすはたきおとす(採用率64.5%)で、あくはエスパーに×2が通るため、マフォクシーのエスパー複合には弱点として刺さります。おくびょう型はこの2体より先に動いてかえんほうしゃ・マジカルシャインで削るか交代を選べますが、ひかえめ型は先にはたきおとすを受けてから動くことになります。
性格差②:Cの違いが決めるギャラドスへの3発到達
ギャラドス(みず/ひこう・使用率8位)にかえんほうしゃを撃つ場合、みず複合により威力は半減します。おくびょうC211ではダメージ45〜53(ギャラドスの実数値H171に対し26.3〜31.0%)で3発(1発33.4%以上×3)に届きません。ひかえめC232ではダメージ49〜58(28.7〜33.9%)となり、乱数上振れの最大値のみ3発ラインの33.4%をわずかに超えます。ギャラドスへの打点を優先するならひかえめ、マスカーニャ・ゲッコウガとの先手争いを優先するならおくびょうと、相手によって評価が逆転する関係です。
型2:アンコール型(17.0%)
アンコール型
性格: おくびょう(S↑ A↓)
EV: H2-C32-S32(最多EV分布)
持ち物: マフォクシナイト(99.1%)
・かえんほうしゃ
・マジカルシャイン
・アンコール
・みがわり(わるだくみ)
サイコキネシス・サイコショックの枠をアンコール(17.0%)に替えた構成です。M-3では24.8%採用されていた技で、M-4では-7.8ppと下落したものの、あくびで交代を強要してくるカバルドン(同居率7位・あくび採用率94.0%)や、りゅうのまいで積んでくるギャラドスのような「型1のかえんほうしゃ・マジカルシャインだけでは押し切れない相手」に対する回答として一定の採用が続いています。相手がカバルドンならあくびに、ギャラドスならりゅうのまいにアンコールを撃つことで、その技を繰り返させている間にわるだくみで積む、あるいはみがわりを張り直す1ターンを確保できます。型1がかえんほうしゃ・マジカルシャインで押し切る「殴り合い」の型であるのに対し、型2は積み技・変化技を持つ相手に対して先に行動を縛り、そのすきに立て直す「対面操作」の型という役割分担です。
データ分析①:M-3→M-4 技構成の変化
| 技名 | タイプ | M-3 | M-4 | 変化 |
|---|---|---|---|---|
| かえんほうしゃ | ![]() |
81.4% | 84.2% | +2.8pp |
| マジカルシャイン | ![]() |
42.1% | 63.7% | +21.6pp |
| サイコキネシス | ![]() |
52.5% | 56.7% | +4.2pp |
| みがわり | ![]() |
30.2% | 42.3% | +12.1pp |
| サイコショック | ![]() |
44.8% | 39.7% | -5.1pp |
| わるだくみ | ![]() |
51.4% | 39.6% | -11.8pp |
| アンコール | ![]() |
24.8% | 17.0% | -7.8pp |
| くさむすび | ![]() |
17.1% | 9.9% | -7.2pp |
M-4の最大変化は**マジカルシャインの+21.6pp(42.1%→63.7%)**です。M-3上位でカバルドン(じめん/採用率3位)・ギャラドス(みず/8位)が上位に定着し、これらへの一致打点にならないほのお・エスパーを補う打点としてフェアリー技の需要が高まった動きと一致します。一方でわるだくみは-11.8ppと下落しており、積みよりみがわり(+12.1pp)を優先して対面操作を安定させる構築思考へのシフトがうかがえます。
データ分析②:S204は「苦手なポケモン」相手にも上から動けるか
苦手なポケモンとして挙げたミミッキュ・ガブリアス・カバルドン・アシレーヌ・ギャラドスについて、実際の持ち物採用率とすばやさ種族値からスカーフ非採用時の最速実数値を確認しました。
| ポケモン | すばやさ種族値 | こだわりスカーフ採用率 | 最速おくびょう想定S |
|---|---|---|---|
| ミミッキュ | 96 | データ上ごく少数(上位5枠外) | 162 |
| ガブリアス | 102 | 19.8% | 169 |
| カバルドン | 47 | 0.6% | 108 |
| アシレーヌ | 60 | データ上ごく少数(上位5枠外) | 123 |
| ギャラドス | 81 | データ上ごく少数(上位5枠外) | 146 |
ガブリアスのスカーフ採用率19.8%を除けば、いずれもスカーフ採用は少数派で、非スカーフの最速実数値はすべておくびょう型マフォクシーのS204を下回ります。つまりマフォクシーは「決定打を欠く」相手であっても、多数派の型に対しては先に動いてみがわりを張る、あるいは弱点を突かれる前に交代を選ぶ、といった主導権を握れる立場にあります。ただしガブリアスは約2割がスカーフを採用するため、この相手に限っては後手に回る可能性を常に考慮する必要があります。
苦手なポケモン
| ポケモン | 使用率 | 苦手な理由 |
|---|---|---|
ミミッキュ
|
2位 | かげうち(ゴースト・採用率97.5%)が×2弱点。こちらのほのお・エスパー・フェアリー技はいずれもミミッキュに等倍止まりで、ばけのかわを剥がしても決定打に欠けます |
カバルドン
|
3位 | じしん(じめん・採用率98.4%)はふゆうで無効化できますが、こちらの技もカバルドンに等倍止まりで、あくび(94.0%)による交代圧力とH・B両方の高い耐久を崩し切れません |
アシレーヌ
|
7位 | うたかたのアリア(みず・採用率88.2%)・先制のアクアジェット(みず・74.6%)がいずれも×2弱点。こちらのほのお技はみず/フェアリー複合に半減、エスパー・フェアリー技は等倍止まりで押し切れません |
ギャラドス
|
8位 | たきのぼり(みず・採用率80.1%)が×2弱点。じしん(77.8%)はふゆうで無効化できますが、りゅうのまい後のたきのぼりは一撃が重く、こちらのほのお技はみず/ひこう複合に半減で、決定打を欠きます |
ウォッシュロトム
|
17位 | ハイドロポンプ(みず・採用率99.0%)が×2弱点。おにび(75.5%)でやけどを負うと物理方面の火力がさらに落ち、こちらのほのお技もでんき/みず複合には半減です |
同居率上位の分析
M-4でマフォクシーと同じパーティに入る頻度が高いポケモン(同居率1〜10位)は以下のとおりです。
ガブリアス(1位)はドラゴン/じめんで、マフォクシーの弱点であるいわ・みずをじしん・げきりん等の打点で牽制します。ガブリアスの弱点はフェアリー(×2)とこおり(×4)ですが、マフォクシーがカバーできるのはマジカルシャイン(フェアリー)のみで、こおり技は持たないため×4弱点は補えません。フェアリー方面に限った補完関係です。
ミミッキュ(2位)はゴースト/フェアリーで、つるぎのまいで積んだかげうちが、マフォクシーが決定打を欠く高耐久の相手を押し切る役割を担います。ただしマフォクシーのほのお・エスパー・フェアリー技はいずれもミミッキュに等倍止まりで、ミミッキュの弱点を突く打点はマフォクシー側にありません。役割分担は「ミミッキュの一致打点で押し切る/マフォクシーが別の相手を処理する」という住み分けです。
マスカーニャ(3位)はくさ/あくで、マフォクシーが苦手なあくタイプの相手をはたきおとす・ふいうちで処理できる役割分担です。
ブリジュラス(4位)ははがね/ドラゴンで、マフォクシーのかえんほうしゃ・マジカルシャインはいずれもブリジュラスに等倍です。ブリジュラスのラスターカノン(はがね一致)・りゅうせいぐん(ドラゴン一致)がマフォクシーの打点範囲外の相手を処理する役割分担で、タイプ相性で互いを補い合う関係ではありません。
アシレーヌ(5位)はみず/フェアリーで、マフォクシーの弱点であるみずタイプの相手をアシレーヌが受け持つ役割分担です。
まとめ
M-4のマフォクシーは使用率9位へ浮上し、M-3の16位から大きく順位を上げたシーズンです。
- マジカルシャインが+21.6pp(42.1%→63.7%)で最大の技採用率の変化:カバルドン・ギャラドスなど上位に定着したじめん・みずタイプへの打点として需要が高まった
- みがわりが+12.1pp(30.2%→42.3%)で対面操作を重視する構築思考へシフト:わるだくみは-11.8ppと下落
- メガ進化後の特性ふゆうがじめん技を無効化:使用率1位のガブリアス・3位のカバルドンが持つじしん(採用率99.5%・98.4%)を実質無効にできる、タイプ相性表だけでは見えない安定感がある
ほのお/エスパーの一致技に加えマジカルシャインで打点を広げつつ、ふゆうでじめん技を無効化する立ち回りが基本線です。一方でいわ・ゴースト・みず・あくの4タイプは弱点のまま残るため、ミミッキュ・アシレーヌ・ギャラドスといった上位のみず・ゴーストタイプには決定打を欠く場面がある点は変わりません。
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いわ
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みず
あく
かくとう
はがね
くさ
こおり
フェアリー
じめん