ミミッキュ考察 M-3 型別採用率と立ち回り
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ミミッキュ考察 M-3 型別採用率と立ち回り


ミミッキュ(M-3)

ミミッキュ

ゴースト フェアリー
使用率: 2位(M-2は19位) 特性: ばけのかわ 100%

⚠️ 本記事のデータはM-3シーズン時点の集計です

シーズンM-3のシングルバトルで、ミミッキュは使用率2位まで急上昇しました。M-2では19位だったポケモンが、シーズンをまたいでトップ層へ躍り出た形です。特性ばけのかわ(みがわり状態で場に出て、最初の1発を必ず耐え、被弾すると解除される)はM-3でも100%採用で、この「1発耐える」性質を活かしてつるぎのまい(採用率79.1%)を確実に1積みできる点が、いのちのたま型アタッカーとしての評価上昇を支えています。


なぜ今ミミッキュが使用率2位なのか

1. ウッドハンマー新採用で環境上位のじめん複合に刺さる

ミミッキュの一致技はゴースト(かげうち・シャドークロー)とフェアリー(じゃれつく)ですが、これらはみず/じめんのラグラージやドラゴン/じめんのガブリアスに等倍以下しか通りません。M-3で新たに登場したウッドハンマー(くさ、威力120、採用率11.9%)は、メガラグラージ(みず/じめん、ラグラージナイト採用率74.8%)にくさ×4、ガブリアスにじめん側を突いて等倍以上を確保する補完技です。

M-3環境ではガブリアスが使用率1位、ラグラージが12位と上位に多く、一致技だけでは打点が足りないこれらに対しウッドハンマーが解決策として機能しています。M-2では採用率0%だったこの技が11.9%まで伸びたこと自体が、環境のじめん複合への対応を迫られた結果です。

2. いのちのたま83%への持ち物集約が示す「積んで一撃」志向

M-2のミミッキュは持ち物がのろいのおふだ30.4%を最多に、ラムのみ・ピントレンズ・ようせいのハネと分散していました。M-3では**いのちのたま83.0%**に一極集中し、のろいのおふだは2.7%まで激減しています。これはミミッキュの運用が「のろいで嫌がらせをする耐久型」から「つるぎのまいを積んでいのちのたま込みの高火力で一撃を狙うアタッカー」へ振り切ったことを示します。

3. ばけのかわ+かげうちで上から取れない相手も処理できる

ばけのかわで1発耐える性質は、相手の先制行動を1回無視してつるぎのまいを通す保険になります。さらにかげうち(ゴースト、威力40の先制技、採用率95.9%)を持つため、ミミッキュのS実数値162(ようき)を上回る相手にも先制で削りを入れられます。耐えて積み、上から取れない相手は先制技で処理する一貫性が、使用率2位の安定感につながっています。


基本スペック

種族値

HP
55
こうげき
90
ぼうぎょ
80
とくこう
50
とくぼう
105
すばやさ
96
合計
476

合計476と種族値そのものは控えめです。ミミッキュの火力はつるぎのまいの2倍補正といのちのたまの1.3倍補正で底上げして初めて成立します。すばやさ96はようき補正でS実数値162となり、つるぎのまいを積めば多くの相手の上から行動できます。とくぼう105が高く、特殊主体の相手にばけのかわ解除後も一定の場持ちが残ります。

タイプ・弱点(ゴースト/フェアリー)

タイプ: ゴースト フェアリー
弱点(×2) 耐性(×0.5以下) 無効
ゴーストゴースト はがねはがね
むしむし(×0.25)
かくとうかくとう ノーマルノーマル ドラゴンドラゴン

弱点はゴースト・はがねの2タイプのみと少なく、かくとう・ノーマル・ドラゴンの3タイプを無効化します。特にガブリアスのげきりん(ドラゴン)やマスカーニャ・カイリュー等のノーマル先制技を無効にできる点が、対面の安定感を支えています。一方、弱点のゴースト・はがねはこちらの弱点を突く技として環境に一定数存在するため、これらを持つ相手には注意が必要です。


主要な技と採用率

順位 技名 タイプ 威力 採用率
1 かげうち ゴースト 40 95.9%
2 じゃれつく フェアリー 90 95.4%
3 つるぎのまい ノーマル 79.1%
4 シャドークロー ゴースト 70 61.0%
5 のろい ゴースト 16.5%
6 トリックルーム エスパー 14.4%
7 ドレインパンチ かくとう 75 13.0%
8 ウッドハンマー くさ 120 11.9%(M-3新登場)
9 おにび ほのお 3.0%
10 みちづれ ゴースト 2.3%

かげうち95.9%・じゃれつく95.4%・つるぎのまい79.1%の3技がほぼ確定枠で、4枠目をシャドークロー61.0%・ドレインパンチ13.0%・ウッドハンマー11.9%で争う構図です。シャドークローは威力70(かげうちの1.75倍)ですが先制が付かない通常技で、つるぎのまい後の通常打点として使い分けられ、ウッドハンマーはみず/じめんへの補完として新登場しました。


主要型の解説

性格はいじっぱり76.8%・ようき16.8%が主流で、いずれもAS型のいのちのたまアタッカーです。ゆうかん3.0%はトリックルーム下での運用を想定したS個体値を下げる型ですが少数派です。

型1: いのちのたまAS型(最多採用)

性格採用率: いじっぱり 76.8% / ようき 16.8%

ミミッキュ いのちのたまASつるぎのまい型
特性: ばけのかわ(100%)
性格: いじっぱり(A↑ C↓)/ようき(S↑ C↓)
EV: H2 A32 S32(採用率22.7%)
持ち物: いのちのたま(83.0%)
技構成:
・かげうち(95.9%)
・じゃれつく(95.4%)
・つるぎのまい(79.1%)
シャドークロー61.0% / ウッドハンマー11.9%

強み:

ばけのかわで1発耐えてつるぎのまいを確実に1積みできるため、いじっぱり型ではA実数値156(補正あり)が積み後312相当となり、いのちのたまの1.3倍補正と合わせて高い打点を出せます。ようき型はS実数値162といじっぱり型のS148より14高く、ガブリアス(最速S169)には届かないものの、S149〜161帯の相手につるぎのまい前から先手を取れる点が差別点です。火力を取るいじっぱりが多数派ですが、ようき型は同速・準速帯への先手で選出択を広げます。

弱み:

いじっぱり型はS148で、S149〜162の相手(ようき型ミミッキュ自身を含む)に対し後手に回ります。ようき型はA補正がない分、いじっぱり型なら積み1回で落とせる耐久ラインの相手を取りこぼし、つるぎのまいの追加積みやかげうちの追撃が必要になる場面が増えます。



環境ポケモンへの相性分析

有利・不利がはっきり出る主要ポケモン

ゴースト/フェアリーはかくとう・ノーマル・ドラゴンを無効化するため、これらを主力技に持つ相手へ強く出られます。一方、一致技がみず/じめん複合に通りにくいため、ウッドハンマーの有無で相性が変わります。下表のミミッキュはようき型(S162)を基準とします。

ポケモン(環境順位) 相性 理由
ガブリアス(1位) ○ 有利 げきりん(ドラゴン、49.1%)をフェアリーで無効化。じゃれつくはドラゴン×2で抜群。S169に先手は取れないが、ばけのかわでじしんを1回耐えてつるぎのまいを積める。いのちのたまならかげうち+じゃれつく2ターンコンボで積みなしでも無振り型(HP185/B115)を確定処理
イダイトウ(9位) ○ 有利 みず/ゴーストタイプのためかげうち(ゴースト)が×2で抜群。いのちのたまのかげうち2発で無振り型(HP195/B85)を確定処理(224〜264)。ゴースト技はこちらの弱点を突いて×2で通るが、ばけのかわで1回耐えてからの2ターンで完結できる
メガラグラージ(12位) ○ 有利(ウッドハンマー所持時) ウッドハンマーがみず/じめんにくさ×4で抜群。メガラグラージのS70(最速134)にS162で先手。ただしウッドハンマー所持は11.9%にとどまり、非所持の多数派(88.1%)には一致技が等倍以下で打点不足
マスカーニャ(3位) △ 五分 じゃれつく(フェアリー)がくさ/あくに×2で抜群。ふいうち(あく、15.4%)はゴースト/フェアリー複合に等倍(無効ではない)。スカーフ採用率72.9%でS288(素S192にスカーフ×1.5)となり先手は取れず、かげうちも×0.5半減で削りが薄い。ばけのかわで1発耐えてじゃれつくで反撃する形で、先手は取れない
ブリジュラス(4位) × 不利 はがね/ドラゴンにはじゃれつくが等倍、ゴースト技も等倍止まりで決定打が乏しい。相手のはがね技はこちらの弱点×2を突くため、ばけのかわ解除後に大ダメージを受ける
メタグロス(6位) × 不利 はがね/エスパー複合で、ゴースト技はエスパーに×2で通るがフェアリー技は半減。メタグロスのはがね技はこちらに×2弱点。高耐久の相手にミミッキュ側の火力を安定させにくい

苦手なポケモンと対策

弱点のゴースト・はがねを主力技に持つ環境上位を中心に選定しました。

ポケモン 苦手理由 対策
ブリジュラス(4位) はがねタイプでこちらの一致技を等倍に抑え、はがね技でミミッキュの×2弱点を突く。高耐久のため積んでも崩しきれない じめん技を持つパートナー(ガブリアス等)で処理する。ミミッキュ単体での突破は難しい
メタグロス(6位) はがね/エスパーで、ゴースト技は×2で通るがフェアリー技は半減。はがね技がこちらの×2弱点を突き、高い物理耐久で受けられる ほのお技・じめん技を持つパートナーで対処。ミミッキュはばけのかわで1発耐えて引く動きに留める
クチート(25位) はがね/フェアリーでこちらのフェアリー技を半減、ゴースト技も等倍。はがね技でミミッキュの×2弱点を突ける ほのお技・じめん技を持つパートナーで処理。フェアリー技が通らないため一致技での突破は期待できない

パーティ構成

相性の良いポケモン

ガブリアス
ガブリアス
同居率1位
じしんでミミッキュが苦手なはがね(ブリジュラス・メタグロス・クチート)に打点。ステルスロックで後続の起点を作る
ブリジュラス
ブリジュラス
同居率2位
はがね/ドラゴンでミミッキュ弱点のゴースト・はがねをいずれも半減し耐性補完。受け回しの軸として機能する
メタグロス
メタグロス
同居率3位
はがねタイプでフェアリー技を半減し、ミミッキュが苦手なはがね相手へはがね技で打点を持つ
マスカーニャ
マスカーニャ
同居率4位
スカーフ込みS288(素S192)の高速アタッカー。とんぼがえりで対面操作し、ミミッキュの積みターンを作る

パーティ構成の基本方針:

ミミッキュはつるぎのまいを積んで一致技+いのちのたまで殴る突破役です。弱点のゴースト・はがねへの打点が一致技では乏しいため、残り5体で以下を補います。

  1. はがね対策: ほのお技・じめん技を持つポケモン(ガブリアスのじしん等)でブリジュラス・メタグロス・クチートを処理する枠
  2. 対面操作: とんぼがえり持ち(マスカーニャ等)でミミッキュを安全に着地させ、つるぎのまいの積みターンを作る
  3. 設置技: ステルスロック等でミミッキュの一致技の確定数を上げる露払い役

データ分析①:M-2→M-3の躍進を支えた持ち物と技のシフト

ミミッキュの使用率はM-2の19位からM-3で2位へ急上昇しました。この躍進は持ち物と技の構成変化に明確に表れています。

項目M-2M-3変化
最多持ち物のろいのおふだ 30.4%いのちのたま 83.0%耐久型→火力型へ集約
のろいのおふだ30.4%2.7%激減
ウッドハンマー0%11.9%新登場
ドレインパンチ24.8%13.0%減少
つるぎのまい86.7%79.1%高水準を維持

M-2では持ち物がのろいのおふだ・ラムのみ・ピントレンズ・ようせいのハネに分散し、のろいで相手を削る耐久寄りの運用が一定数ありました。M-3ではいのちのたま83.0%に一極集中し、のろいのおふだは2.7%まで激減。これは「積んで一撃で押し切るアタッカー」へ運用思想が振り切ったことを示します。

技面ではドレインパンチが24.8%→13.0%に減り、入れ替わるようにウッドハンマーが0%→11.9%で新登場しました。ドレインパンチはあく・はがねへの打点でしたが、M-3環境ではみず/じめんのメガラグラージ(くさ×4)やじめん複合への対応の方が優先され、4枠目の補完技がくさ技へ移行したと読み取れます。環境のじめん複合に合わせて打点を組み替えた結果が、使用率2位という数字に反映されています。

いのちのたまが2つの役割を1つに統合

M-2でのろいのおふだ30.4%とようせいのハネが並立していた背景には、それぞれが対処できる相手が異なっていたことがあります。検証は、ばけのかわが残った状態でつるぎのまいなしに動く2ターンコンボ(ミミッキュはいじっぱりA実数値156)で行います。

①ガブリアス(使用率1位・ドラゴン/じめん/H2-A32-S32 ようき・HP185・B115) へはかげうちが等倍、じゃれつくがドラゴン弱点で×2です。

持ち物かげうちじゃれつく合計判定(HP185)
ようせいのハネ(フェアリー×1.2)31〜37168〜197199〜234最低199>185=確定
のろいのおふだ(ゴースト×1.2)37〜44140〜165177〜209最低177<185=非確定
いのちのたま(全技×1.3)40〜48182〜214222〜262最低222>185=確定

のろいのおふだはゴースト技のかげうちを強化しますが、じゃれつく(フェアリー技)が強化されないためガブリアスへの合計ダメージが伸びず、低乱数で届きません。ようせいのハネならじゃれつく強化でガブリアスを確定で仕留められます。

②イダイトウ(みず/ゴースト・HP195・B85) へはかげうちがゴースト弱点で×2のため、かげうち2発で処理するシナリオです。

持ち物かげうち単発2発合計判定(HP195)
ようせいのハネ(フェアリー×1.2)86〜102172〜204最低172<195=非確定
のろいのおふだ(ゴースト×1.2)104〜122208〜244最低208>195=確定
いのちのたま(全技×1.3)112〜132224〜264最低224>195=確定

ようせいのハネはフェアリー技のみ強化するためゴースト技のかげうちには効かず、イダイトウを2発で倒せません。のろいのおふだならかげうちを強化できるため2発確定になります。

M-2の構図は「ようせいのハネ持ちはガブを確定で仕留めるがイダイトウは仕留められない」「のろいのおふだ持ちはイダイトウを確定で仕留めるがガブは仕留められない」という役割分担でした。M-3で実装されたいのちのたまは全技1.3倍でこの2役を1つに統合し、ガブリアスもイダイトウも同一の持ち物で確定処理できるようになりました。これが83.0%への一極集中の実質的な理由です。


総評:

ミミッキュはばけのかわで1発耐えてつるぎのまいを確実に積み、いのちのたま込みの一致技で押し切る突破役です。M-2の19位からM-3で2位へ躍進した背景には、持ち物がいのちのたま83.0%へ集約し「積んで一撃」志向へ振り切ったこと、そしてウッドハンマーの新採用(11.9%)で環境上位のメガラグラージやガブリアスといったじめん複合への打点を確保したことがあります。

かくとう・ノーマル・ドラゴンを無効化する耐性とかげうちの先制により、上から取れない相手にも対応できる安定感を持ちます。一方で弱点のはがね(ブリジュラス・メタグロス・クチート)には一致技が通らず、これらへの打点はパートナーに依存します。ウッドハンマーの有無で対みず/じめんの相性が変わるため、相手の選出を読む際は4枠目の見極めが重要です。


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構築例

M-3 シーズン
持ち物ピントレンズ
特性ばけのかわ
性格いじっぱり (A↑C↓)
フェアリーじゃれつくゴーストかげうちノーマルつるぎのまいゴーストシャドークロー
EVH29A30B7
M-3 シーズン
持ち物たべのこし
特性ばけのかわ
性格いじっぱり (A↑C↓)
フェアリーじゃれつくゴーストかげうちノーマルまもるゴーストのろい
EVH21A32B11S2
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