イダイトウ(オス)考察 M-2 使用率8位 スカーフ型の採用率と立ち回り
イダイトウ(オス)
⚠️ 本記事のデータはM-2シーズン(2026/05/30)時点の集計です
シーズンM-2のシングルバトルで、イダイトウ(オス)は使用率8位を記録。特性は**てきおうりょくが97.5%を占め、持ち物はこだわりスカーフが74.2%**と、ほぼ一択に近い形でスカーフ高速アタッカーとして運用されています。
最大の特徴は特性てきおうりょくによるタイプ一致補正×2.0。みず/ゴーストという攻撃範囲が広く受けられにくい複合タイプと噛み合い、ゴースト一致のおはかまいり・みず一致のウェーブタックルを高威力で押し付けます。こだわりスカーフでこうげき112を活かして上から殴る、というのが基本設計です。
なぜ今イダイトウ(オス)が強いのか
1. てきおうりょく+おはかまいりでゴースト・エスパーを一撃圏に
イダイトウ(オス)の主軸は特性てきおうりょくによるタイプ一致補正×2.0です。おはかまいり(採用率99.9%)は基礎威力50ながら「手持ちが1匹ひんしになるたび威力+50」の性質を持ち、終盤ほど威力が伸びます。タイプ一致補正×2.0が常時乗るため、ゴースト・エスパーへの抜き性能が高く、ゲンガー(10位・ゴースト/どく)・ギルガルド(11位・はがね/ゴースト)といったゴースト勢に有効打を入れられます。
2. みず一致のウェーブタックルでじめん・ほのおを高火力で叩く
ウェーブタックル(採用率96.5%・威力120)はみず一致でてきおうりょく補正×2.0が乗り、こうげき112と合わせて高い瞬間火力を出します。リザードン(5位・ほのお/ひこう)・カバルドン(7位・じめん)といったみず弱点の環境上位に×2で刺さる打点です。反動として最大HP1/3を受ける点には注意が必要です。
3. こだわりスカーフで中速アタッカーの上を取る
イダイトウ(オス)のすばやさ種族値は78。素では中速ですが、採用率74.2%のこだわりスカーフでようき+すばやさ最大振り(S32)を補正すると、すばやさはおよそ214に達します。これにより、
- ガブリアス(S102・1位)
- マスカーニャ(S123・3位)
- リザードン(S100・5位)
- ゲッコウガ(S122)
といった高速アタッカーの上を取れます。スカーフで縛れる相手の広さが、低めの素早さを補って8位の使用率を支えています。
4. アクアジェットで低HP・スカーフ外の相手を先制処理
みず先制技アクアジェット(採用率91.1%)も主力です。優先度+1で動くため相手のすばやさに関わらず先制でき、こだわりスカーフを切っている展開や、自分より速い相手の削れた個体を倒しきる詰め筋になります。てきおうりょく補正で威力40が実質80相当になります。
基本スペック
種族値
HP120と高めの数値を持ちますが、ぼうぎょ65・とくぼう75と耐久面の補正がなく、物理・特殊どちらの弱点技も受けにくい構成です。すばやさ78は素では中速のため、こだわりスカーフで上を取る前提の設計になっています。なお、メス個体はこうげき92・とくこう100で特殊型寄りの種族値ですが、本記事は使用率8位の**オス個体(こうげき112の物理型)**を扱います。
タイプ・弱点
| 弱点(2倍) | 耐性(0.5倍) | 無効 |
|---|---|---|
くさ
でんき
ゴースト
あく
|
ほのお
みず
こおり
はがね
どく
むし
|
ノーマル
かくとう
|
みずタイプがほのお・みず・こおり・はがねを半減し、ゴーストタイプがどく・むしを半減・ノーマル・かくとうを無効化します。かくとうを無効化できる点は、ルカリオ(9位)のインファイト等のかくとう打点に対して受け出しの起点になります。弱点はくさ・でんき・ゴースト・あくの4タイプで、いずれも×2で通ります。特にゴースト・あくは自分の主力技と同じタイプであり、おはかまいりの撃ち合いになるゴースト同士・あく勢との対面では一致弱点を突かれる点に注意が必要です。
主要な技と採用率
| 技名 | タイプ | 威力 | 採用率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| おはかまいり | ![]() |
50+(ひんし数×50) | 99.9% | ゴースト一致でてきおうりょく×2.0。手持ちが1匹倒れるごとに威力+50 |
| ウェーブタックル | ![]() |
120 | 96.5% | みず一致の主力打点。最大HP1/3の反動あり |
| アクアジェット | ![]() |
40(実質80)先制 | 91.1% | 優先度+1。相手のSに関わらず先制。削れた高速勢の処理に |
| クイックターン | ![]() |
60(実質120) | 78.7% | 攻撃後に交代できる。不利対面から有利な後続へ繋ぐ対面操作技 |
| こうそくいどう | ![]() |
— | 11.4% | S2段階アップ。スカーフを切る非こだわり型での選択肢 |
| こおりのキバ | ![]() |
65 | 3.7% | ドラゴン・くさへの一致外打点。採用率は低い |
| もろはのずつき | ![]() |
150 | 3.6% | 高威力だが反動大・命中80。採用率は低い |
主力4枠はおはかまいり・ウェーブタックル・アクアジェット・クイックターンでほぼ固定されています(いずれも採用率78%以上)。みず技2枚+ゴースト一致+交代技という構成で、こだわりスカーフでも技を切り替えながら立ち回れるよう、攻撃技と交代技をバランスよく積んでいるのが特徴です。
主要型の解説
性格はようき66.9%・いじっぱり31.9%で、こうげきに補正をかける物理型に二分されます。持ち物はこだわりスカーフ74.2%が主流のため、ここではスカーフようき型を中心に解説します。
型1: こだわりスカーフようき型(最多採用)
性格採用率: ようき 66.9%(すばやさ↑とくこう↓。物理型のうち最多)
こだわりスカーフようき型
EV: A32 S32(最多型は余りをHに2)
持ち物: こだわりスカーフ(74.2%)
特性: てきおうりょく
・おはかまいり
・ウェーブタックル
・アクアジェット
・クイックターン
強み:
こだわりスカーフでようきAS(A32 S32)にすると、Sはおよそ214。ガブリアス(S102)・マスカーニャ(S123)・ゲッコウガ(S122)など環境上位の高速アタッカーの上を取り、てきおうりょく補正の一致技を上から押し付けられます。EVは実測でAS振りに余りをHへ回す型(A32 S32 H2)が最多で、HP120の素の高さを活かして一致弱点でなければ一発耐えやすくなります。
クイックターン採用率78.7%が示す通り、こだわりスカーフでも不利対面では交代技で後続に繋いで択を回せるのがこの型の柔軟さです。
弱み:
こだわりスカーフで技を固定されるため、ウェーブタックルを選んだターンに相手がみずを軽減するはがね・みず・ドラゴンタイプへ交代すると、こちらは技を変えられず流されます。またウェーブタックルの反動(最大HP1/3)で自分のHPが削れ、後続の弱点技やアクアジェットの先制圏に自分が入ってしまう点も注意が必要です。
型2: いじっぱりスカーフ型
性格採用率: いじっぱり 31.9%(ようきに次ぐ2番手)
いじっぱりはようきと比べてこうげきが約10%高く、ウェーブタックル・おはかまいりの火力が上がります。ようきで乱数が絡む相手を確定圏に入れられる一方、こだわりスカーフ補正後のすばやさはおよそ195まで落ちます。ようき最速のガブリアス(S169)は依然抜けるものの、マスカーニャ最速(S192)に対する余裕がわずか3とシビアになり、ようき型(S約214)なら明確に上を取れる最速帯との差が縮みます。火力を取るか抜き範囲を取るかの選択です。
環境ポケモンへの相性分析
主要ポケモンとの相性
使用率上位のうち、イダイトウ(オス)と相性がはっきり出るポケモンを有利・不利の両面から挙げます。こだわりスカーフでようきAS(すばやさ約214)の前提で、てきおうりょくの一致技(おはかまいり=ゴースト・ウェーブタックル=みず)が×2補正となる一方、ぼうぎょ65・とくぼう75と耐久補正がなく、弱点(くさ・でんき・ゴースト・あく)を突いてくる相手には脆い点に注意してください。
| ポケモン(環境順位) | 相性 | 理由 |
|---|---|---|
ガブリアス(1位)
|
△ 五分 | ウェーブタックルは等倍(みず→じめん2×ドラゴン0.5)、おはかまいりも等倍で弱点は突けない。ただしスカーフでS102の上を取り、じしん(採用率99%)もこちらに等倍のため、先に等倍火力を入れて押せる速度有利の対面 |
リザードン(5位)
|
◎ 有利 | ウェーブタックルが×2(みず→ほのお2×ひこう1)。スカーフでS100の上を取り、ほのお技はこちらに半減。先制でも処理しやすい |
カバルドン(7位)
|
○ 有利 | ウェーブタックルが×2(じめん)。S47で確実に先手。高耐久のため一撃は乱数だが、みず一致補正で大きく削れる |
ゲッコウガ(みず/あく)
|
× 不利 | スカーフでS122の上は取れるが、みず技は半減(みず0.5)・ゴースト技も半減(あく0.5)で有効打がなく低耐久を削りきれない。逆にあくのはどう(採用率75.9%)はこちらに×2弱点。先制で殴られると一致弱点で落とされる |
ゲンガー(10位)
|
△ 五分(撃ち合い) | おはかまいりが×2(ゴースト)でスカーフでS110の上から落とせるが、相手のシャドーボール(採用率71%)もこちらに×2。低耐久同士の撃ち合いで先手側が取る |
ブリジュラス(2位)
|
× 不利 | みず技は¼(はがね0.5×ドラゴン0.5)、ゴースト技は等倍で有効打が乏しい。10まんボルト(採用率66.9%)がこちらに×2弱点。高Bで殴り合いに勝てない |
苦手なポケモンと対策
弱点(くさ・でんき・ゴースト・あく)を突いてくる、または有効打が通らない使用率圏内の相手を挙げます。
| ポケモン | 苦手理由 | 対策 |
|---|---|---|
ドドゲザン(あく/はがね)
|
先制技ふいうち(採用率99%・あく)がこちらに×2で刺さり、おはかまいり主体だと優先度で先に削られる。みず技ははがねで半減 | かくとう・じめん・ほのおタイプ(弱点×2)を同伴し後出しで処理する。みず技もゴースト技も半減され有効打がないため、対面では無理に殴らずクイックターンで引く |
サザンドラ(あく/ドラゴン)
|
あくのはどう(採用率98.5%)がこちらに×2弱点。こちらのみず技はドラゴンで半減(×0.5)・ゴースト技もあくで半減(×0.5)と有効打がなく、特殊耐久も高いため撃ち合いで負けやすい | フェアリー・こおり・かくとうタイプ(弱点)を同伴して後出しで受ける。クイックターンで有利な後続に引く |
マスカーニャ(くさ/あく)
|
くさ・あく両方がこちらに×2弱点。スカーフで上は取れるが、相手も高速で、トリックフラワー(採用率93%・必中急所)やはたきおとすで持ち物を奪われると機能停止する | ほのお・ひこう・むし・どくタイプ(くさ半減〜弱点)を合わせる。先手でおはかまいり等を入れて削っておく |
ブリジュラス(はがね/ドラゴン)
|
みず技は¼・ゴースト技は等倍で有効打が乏しく、10まんボルト(採用率66.9%・でんき)がこちらに×2弱点。高Bで殴り負ける | じめん・かくとうタイプ(弱点×2)を同伴して受け、でんき技を持つ個体には後出しで合わせる。クイックターンで引いて打点役に繋ぐ |
アシレーヌ(みず/フェアリー)
|
こちらのみず技は半減(みず0.5)、ゴースト技は等倍で有効打が乏しい。とくぼう116と特殊耐久が高く、一致補正でも削りきれない | でんき・くさ・どくタイプ(弱点)を同伴して受ける。イダイトウ単体では削り合いに勝てないため交代で対応する |
パーティ構成
相性の良いポケモン
パーティ構成の基本方針:
イダイトウ(オス)は耐久補正がなく弱点も4タイプあるため、残り5体で以下の役割を補います。
- でんき・くさ対策: じめん(カバルドン・ガブリアス)やはがね/ドラゴン(ブリジュラス)で弱点技を受ける枠
- あく対策: かくとう・フェアリータイプでドドゲザン・サザンドラに打点を持つ枠
- ステルスロック展開: カバルドン・ガブリアス・ブリジュラス等でステロを撒き、イダイトウのスカーフ抜き筋を確定数で支える
- クイックターンの引き先: イダイトウが不利対面で引いた先に、相手を縛れる打点役を置く
同居率1〜4位がカバルドン・ルカリオ・ブリジュラス・ガブリアスで占められており、ステロ展開+高耐久地面・はがね枠でイダイトウの弱点を補う構成が定番化しています。
データ分析①:こだわりスカーフが生む実効すばやさと抜き範囲
イダイトウ(オス)のすばやさ種族値は78で、素では中速です。持ち物採用率を見ると**こだわりスカーフが74.2%**と突出しており、きあいのタスキ10.5%・しんぴのしずく10.0%を大きく引き離しています。これは「素のすばやさでは中速だが、スカーフで上を取る運用がほぼ一択化している」ことを数値で示しています。
| 持ち物 | 採用率 | すばやさ(ようきAS)の目安 | 抜ける主な環境上位 |
|---|---|---|---|
| こだわりスカーフ | 74.2% | 約214 | ガブリアス(S102)・ゲッコウガ(S122)・マスカーニャ(S123) |
| きあいのタスキ | 10.5% | 約143 | 中速止まり(最速ガブS169より遅い) |
| しんぴのしずく | 10.0% | 約143 | 中速だがみず技火力を底上げ |
スカーフ補正後のS約214は、環境最速級のマスカーニャ(S123・最速192)・ゲッコウガ(S122・最速191)すら上から叩ける水準です。一方でスカーフは技が固定されるため、相手にみずを軽減するはがね・みず・ドラゴンタイプを後出しされると流される弱さも内包します。採用率91.1%のアクアジェット・78.7%のクイックターンが高いのは、スカーフ固定のリスクを「先制技での詰め」と「交代技での仕切り直し」で補うためであり、技構成からもスカーフ前提の設計思想が読み取れます。
データ分析②:おはかまいりは終盤に化ける「後攻ち向き」の打点
おはかまいりは基礎威力50ながら「手持ちが1匹ひんしになるたび威力+50」の性質を持ちます。てきおうりょく補正×2.0と掛け合わせると、ゲーム展開によって実効威力が大きく変動します。
| 自分の手持ちひんし数 | 基礎威力 | てきおうりょく一致補正後 |
|---|---|---|
| 0匹(序盤) | 50 | 100 |
| 2匹 | 150 | 300 |
| 4匹(終盤) | 250 | 500 |
序盤のおはかまいりは一致補正込みでも実効100相当で、みず一致のウェーブタックル(実効240相当)より低く、序盤は基本的にウェーブタックルが主火力になります。一方、手持ちが3〜4匹倒れた終盤では、おはかまいりの実効威力がウェーブタックルを大きく超え、しかもみずを軽減するブリジュラス(¼)・アシレーヌ(½)といった相手にも等倍で通るゴースト打点へ役割が反転します。採用率99.9%という事実上の必須技でありながら、その真価は「自分のポケモンが倒れた後ほど高まる」という点にあり、イダイトウを後発の詰め役として配置すると噛み合いやすいことを示しています。
まとめ:型別比較
| 型 | 性格(採用率) | 主な技 | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|---|
| スカーフようき型 | ようき 66.9% | おはかまいり・ウェーブタックル・アクアジェット・クイックターン | S約214で最速級も抜く。抜き範囲が最大 | 技固定で半減後出しに弱い。乱数で削り残しが出る |
| スカーフいじっぱり型 | いじっぱり 31.9% | 同上 | Aが約10%高く確定数が増える | S約195まで低下し最速帯の抜き範囲が狭まる |
総評:
イダイトウ(オス)はてきおうりょくによる一致補正×2.0と、こだわりスカーフ(採用率74.2%)による高速化を両立した詰め性能の高いアタッカーです。ウェーブタックルでリザードン・カバルドンといったみず弱点の環境上位を上から叩け、終盤はおはかまいりがみず半減相手にも通る打点に化けます。
一方で耐久補正がなく、あく・くさ・でんき・ゴーストの弱点を突かれると脆く、ドドゲザン・サザンドラ・マスカーニャ・ブリジュラスなどには有効打が乏しいか弱点を返されます。同居率上位のカバルドン・ルカリオ・ブリジュラス・ガブリアスでステロ展開と弱点補完を固め、クイックターンで不利対面を仕切り直しながら、スカーフの抜き筋とおはかまいりの終盤火力を通していくのが基本戦術です。
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構築例
ウェーブタックル
おはかまいり
アクアジェット
クイックターン
ウェーブタックル
おはかまいり
アクアジェット
みがわり
くさ
でんき
あく
ほのお
こおり
はがね
どく
むし
かくとう

ゲッコウガ(みず/あく)
ゲンガー(10位)
ドドゲザン(あく/はがね)
サザンドラ(あく/ドラゴン)
マスカーニャ(くさ/あく)
アシレーヌ(みず/フェアリー)