仮想バトル観戦とは
仮想バトル観戦(バトルシミュレータ)は、ポケモン対戦をシミュレータ上で再現し、さまざまなパーティ同士のバトル・勝敗を予測することで、パーティの強み・弱みを発見し、環境の動向の把握から、より良いパーティの提案までを目指すサービスです。
対象はポケモンチャンピオンズ(シングル)。学習した対戦AI同士を実際に戦わせて分析し、勝率や相性を「感覚」ではなく「対戦データ」で確かめられます。
対戦AIのレベル
対戦AIは、自己対戦(AlphaZero型)で学習したニューラルネット(方策+価値)を、モンテカルロ木探索(MCTS)と組み合わせたものです。多数のシミュレーションで有望な手を深く読み、勝率がもっとも高くなる手を選びます。相手の型・行動は決め打ちせず、採用率から確率的に想定して読みます。
- 相手の型は採用率から推定:持ち物・性格・技・努力値は使用率データから確率的に想定し、対戦中の被ダメージから絞り込みます(不完全情報を前提)。
- 強さの目安:単純なルールAI(初級)には明確に勝ち越します。目標は「中級者と互角〜やや上」で、読み合い・受け回しなどの上級の駆け引きは発展途上です。
- 指し手は決定的:同じ局面では常に最善と考える手を選びます(上位環境シミュレーションでは選出・型のばらつきで対戦内容が変化します)。
- 未習熟の戦略:バトンタッチでの能力引き継ぎや、イリュージョン(姿を偽る)を絡めた高度な戦略はまだ学習途中です。
※ 完璧な最適解ではありません。あくまで「強めのAI同士の対戦データ」として、傾向の把握にお使いください。
上位環境シミュレーション(総当たり)
対象は環境トップ構築です。選んだパーティを、それらの構築と総当たりさせ、全対戦の記録を保存します。結果から次を確認できます。
- 勝率・得意/苦手:相手プレイヤーごとの勝率。
- 選出:実際に選出された3体(自分・相手)の頻度。
- 1v1相性表:6×6の与ダメ/被ダメと勝敗。
- 実戦の敗因:倒し切れない核・落ちやすい個体・積み全抜きの傾向。
- リプレイ:保存された全対戦を後から再生して確認できます。
仕組み
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | ポケモンチャンピオンズ シングル(Lv50・努力値32スケール) |
| AI | 方策+価値ネット + モンテカルロ木探索(MCTS) |
| 1カードの対戦数 | 複数戦(選出・型・乱数のばらつきを反映。順次拡張) |
| 引き分け | 30ターンを超えても決着しなければ引き分け |
注意・限界
- 勝率の粒度:勝率は対戦数に応じた粒度で表示されます(対戦数を増やすほど精細になります)。
- 選出視点:6体の相性が良くても、選出した3体が偏れば結果は変わります。現状は選出を踏まえた分析を表示していますが、選出パターン全体の最適化は今後の課題です。
- AIの強さ:上級者の高度な読み合いには及ばない場合があります。データの傾向として参考にしてください。
今後の予定(ロードマップ)
現在の上位環境シミュレーション(対戦評価)を土台に、機能追加と既存機能の改善を進めます。
機能追加:パーティ提案・改善分析
- 改善提案:今の6体の「どこを変えればより勝てるか」をAIが分析し、技・持ち物・性格・努力値・個体の入れ替え候補を提示します。
- 一部指定で残りを提案:数体だけ固定し、残りの枠をAIが環境に合わせて提案します。
- 勝率の再評価:提案後のパーティを再び総当たりにかけ、変更前後の勝率変化を比較します。