ミミッキュ考察 M-2 使用率19位 ばけのかわと型別採用率
ミミッキュ
⚠️ 本記事のデータはM-2シーズン(2026/05/30)時点の集計です
シーズンM-2(2026/5/13〜6/17)のシングルバトルで、ミミッキュは使用率19位を記録。特性は**ばけのかわが100%**で、他の選択肢はありません。
ミミッキュの核は特性ばけのかわです。1回のダメージ技を必ず無効化(最大HPの1/8だけ削れて剥がれる)するため、相手の弱点技1発を確実に耐えてから動けます。この「1回行動保証」を活かし、つるぎのまい(採用率86.7%)でAを2段階上げてから一致技で全抜きを狙う積みアタッカーとして使われています。
なぜ今ミミッキュが使われるのか
1. ばけのかわで弱点技1発を無効化して積める
ミミッキュのすばやさ種族値は96・こうげき90と数値自体は突出していません。それでも19位に位置するのは、ばけのかわが「相手の攻撃1回」を行動保証に変えるからです。
弱点であるゴースト技・はがね技を初手で受けても、ばけのかわが剥がれるだけで本体は無傷。その隙につるぎのまいでAを2段階上げれば、いじっぱりA32(こうげき約156)からタイプ一致じゃれつく・かげうちの火力が大きく伸びます。低耐久のアタッカーが多い環境で「1回は必ず動ける」保証は、積みの起点として価値があります。
2. かげうちで高速アタッカーを先制処理
ゴースト先制技かげうちは採用率93.6%とほぼ必須技です。優先度+1で動くため、相手のすばやさに関わらず先制できます。
ミミッキュのS96を上回る高速アタッカー(ゲッコウガS122・マスカーニャS123・スターミーS115など)に対しても、つるぎのまいを積んだ後ならかげうちで上から削れます。S96では抜けない相手を先制技で処理できる点が、控えめなすばやさを補っています。
3. ノーマル・かくとう・ドラゴンを無効化できる
ゴースト/フェアリーの複合はノーマル・かくとう・ドラゴンを無効化します。環境上位のガブリアス(げきりん)・カイリュー(しんそく等のノーマル先制技)・ルカリオやミミロップのかくとう技を透かせるため、これらに対する積みの起点を作りやすいタイプです。
基本スペック
種族値
合計476と種族値は控えめで、HP55・こうげき90も低めです。火力・耐久を数値で支えるのではなく、ばけのかわの1回行動保証とつるぎのまいの積みで実戦値を底上げするのがミミッキュの設計です。素のすばやさ96では環境の高速勢を抜けないため、先制技かげうちが攻撃の主軸になります。
タイプ・弱点
| 弱点(×2) | 耐性(½/¼) | 無効 |
|---|---|---|
ゴースト
はがね
|
むし(¼)
|
ノーマル
かくとう
ドラゴン
|
弱点はゴースト・はがねの2タイプのみと少なく、ノーマル・かくとう・ドラゴンの3タイプを無効化します。環境のかくとうアタッカー(ルカリオ・ミミロップ)やドラゴンの一致技(ガブリアスのげきりん、カイリューのドラゴン技)を透かせるため、これらに後出しから積みを狙える耐性配置です。一方で弱点のゴースト技は環境に多く(ゲンガー・ギルガルド・ソウブレイズ等)、ばけのかわが剥がれた後は脆い点に注意が必要です。
主要な技と採用率
| 技名 | タイプ | 威力 | 採用率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| かげうち | ![]() |
40 先制 | 93.6% | 優先度+1。相手のSに関わらず先制。一致補正あり。高速勢の上から削る主軸 |
| じゃれつく | ![]() |
90 | 91.9% | 命中率90。ドラゴン・あく・かくとうに刺さるメインウェポン。低確率でAダウン |
| つるぎのまい | ![]() |
— | 86.7% | A2段階アップ。ばけのかわで保証した1ターンに積む積みの主軸 |
| シャドークロー | ![]() |
70 | 61.0% | 通常のゴースト一致技。急所率が高い。ピントレンズと相性良好 |
| ドレインパンチ | ![]() |
75 | 24.8% | 与ダメの半分回復。あく/はがねのドドゲザンに×4で刺さる打点兼回復(むし/はがねのハッサムには等倍) |
| のろい | ![]() |
— | 14.5% | HP半分と引き換えに相手を毎ターン1/4ずつ削る。受け・詰めへの定数ダメージ |
| おにび | ![]() |
— | 3.7% | 物理アタッカーへのやけど。採用率は低い |
かげうち・じゃれつく・つるぎのまいの3技が採用率86%以上で固定枠に近く、4枠目をシャドークロー(61.0%)かドレインパンチ(24.8%)で選ぶ構成が主流です。
主要型の解説
型の指標は性格分布(いじっぱり 81.6%/ようき 14.0%)とEV振りを基準にしています。
型1: いじっぱりAS積み型(最多採用)
性格採用率: いじっぱり 81.6%
EV振りの最多は A32 S32(こうげき・すばやさ最大振り、余りをHかBに)。性格いじっぱりでこうげきを最大化し、つるぎのまいから一気に火力を出す型です。
つるぎのまいASいじっぱり型
性格: いじっぱり(A↑ C↓)
EV: A32 S32(余り2はHかBに)
持ち物: のろいのおふだ / ラムのみ / ピントレンズ
・つるぎのまい
・じゃれつく
・かげうち
・シャドークロー / ドレインパンチ
強み:
ばけのかわで弱点技1発を無効化し、その隙につるぎのまいでAを2段階上げます。いじっぱりA32(こうげき約156)にA+2が乗ると、タイプ一致じゃれつくでガブリアス・カイリュー・サザンドラといったドラゴン勢を一撃圏に入れられます。ようき型と比べAが約10%高く、つるぎのまい後の確定数が1つずれる相手が増えるのが、いじっぱりが8割を占める理由です。
持ち物はのろいのおふだ(30.4%)が最多で、ゴースト技の威力を1.2倍に底上げします。ばけのかわが剥がれるタイミングを遅らせるラムのみ(23.1%)(おにび・あくび等の状態異常を1回無効)、シャドークローの急所を狙う**ピントレンズ(16.5%)**も選択肢です。
弱み:
S96のため、つるぎのまいを積む前にゲッコウガ・マスカーニャ・スターミーといった高速勢には先に動かれます。ばけのかわで1発は耐えますが、積みターン中に2回攻撃を受ける(剥がし+本体)と崩れます。弱点のゴースト技を持つ相手(ゲンガー・ギルガルド・ソウブレイズ)には、剥がれた後にかげうちの撃ち合いで負けやすい点も、ようき型と共通の課題です。
型2: HA耐久のろい型
EV指標: HA振り(HABに厚く、Sを大きく削る配分)
EV上位に H28 A30 B7 S1・H32 A32 B2 などHAB寄りでSを捨てた配分が複数並びます。すばやさを諦める代わりにHPと耐久に振り、ばけのかわ+のろい・いたみわけで定数ダメージを稼ぐ型です。
のろいHA耐久型
性格: いじっぱり / わんぱく
EV: H32 A32 B2(HAB寄り、S最小)
持ち物: たべのこし / オボンのみ
・のろい
・じゃれつく
・かげうち
・いたみわけ / つるぎのまい
強み:
AS型がすばやさで上を取りにいくのに対し、こちらはHに厚く振り、ばけのかわで弱点技を1発無効化してからのろいを通します。のろいはゴースト技を半減・無効するタイプにも入る定数ダメージで、はがね・どくのような硬い相手を毎ターン1/4ずつ削れます。いたみわけ採用型はHPを相手と平均化し、低耐久の高速アタッカーに押し付けると実質的な回復になります。
弱み:
S最小のため一致技の通りはAS型より遅く、つるぎのまいを積んでも上から殴る性能はありません。アタッカーとしての瞬間火力で勝負するAS型と違い、のろい・いたみわけが通る前にゴースト技で削り切られると仕事をする前に落ちます。AS型のように先手で全抜きを狙う動きはできません。
環境ポケモンへの相性分析
主要ポケモンとの相性
使用率上位(TOP30目安)のうち、ミミッキュと相性がはっきり出るポケモンを有利・不利の両面から挙げます。基準は「①ミミッキュの一致技(じゃれつく=フェアリー/かげうち・シャドークロー=ゴースト)が等倍以上で通るか」「②相手の主力技(採用率の高い技)がミミッキュの弱点(ゴースト・はがね)を突くか」の2点です。つるぎのまい後の火力とばけのかわの1回保証を前提に判定しています。
| ポケモン(環境順位) | 相性 | 理由 |
|---|---|---|
ガブリアス(1位)
|
◎ 有利 | じゃれつくが×2(ドラゴン2×じめん1)。げきりん(48%)は無効。じしん(99%)は等倍だがばけのかわで1発無効化でき、S102とこちらより速い相手でもつるぎのまい後はじゃれつく+かげうちで仕留めやすい |
カイリュー(16位)
|
◎ 有利 | じゃれつくが×2(ドラゴン2×ひこう1)。S80より速くばけのかわで先制技も1回透かせる。つるぎのまい後は確定圏 |
サザンドラ(21位)
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◎ 有利 | じゃれつくが×4(あく2×ドラゴン2)。あくのはどう(98.5%)は等倍だが、りゅうせいぐん(90.2%)はフェアリーで無効化できるため、ばけのかわで1発受けてつるぎのまいを積みやすい。つるぎのまい後はじゃれつくで確定圏 |
マスカーニャ(3位)
|
△ 五分 | じゃれつくが×2(くさ1×あく2)。はたきおとす(57.6%)・ふいうち(12.0%)のあく技は等倍。S123でこちらより速いが、ばけのかわで1発耐えてかげうちで上から削れる |
ミミロップ(13位)
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○ 有利 | ノーマル/かくとうのため、インファイト(61%)・マッハパンチ(37%)のかくとう技もノーマル先制技も全て無効で有効打が乏しい。じゃれつくはかくとう×2で刺さる(ゴースト技はノーマルに無効なので不可)。ミミロップナイト採用率96.9%でメガ後S135(S205)はこちらより速いが、決定打を持たれにくい |
ドドゲザン(24位)
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× 不利 | アイアンヘッド(87%)がはがね×2弱点。ふいうち(99%)も等倍で先制が刺さり、ばけのかわが剥がれた後ははがね技で落とされやすい。じゃれつくはあく×2×はがね½で等倍止まり |
ゲンガー(10位)
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× 不利 | シャドーボール(71%)がゴースト×2弱点。S110>96で上から先制。ばけのかわが剥がれた次のターンに落とされやすい |
ハッサム(14位)
|
× 不利 | バレットパンチ(99.7%・はがね先制)が×2弱点。先制技でばけのかわを剥がしつつ削られ、じゃれつくもむし/はがねに¼で打点が乏しい |
苦手なポケモンと対策
弱点のゴースト技・はがね技を高採用率で持ち、ばけのかわが剥がれた後にミミッキュを上から処理してくる相手が天敵です。対策はミミッキュ単体では完結しないため、後続での処理を前提にします。
| ポケモン | 苦手理由 | 対策 |
|---|---|---|
ゲンガー(10位)
|
シャドーボール(71%)がゴースト×2。S110>96で上から先制し、ばけのかわ剥がし後に確定圏で落とす。みちづれ(30%)持ちには倒しても道連れリスク | あくタイプ(ドドゲザン・サザンドラ等)を同伴し、ゲンガーのゴースト技を半減しつつあく技で弱点を突いて後続から処理する |
ギルガルド(11位)
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かげうち(96%)・ポルターガイスト(68%)のゴースト技が×2、はがね一致も×2。高耐久でじゃれつくも鋼半減のため、ミミッキュの打点が乏しい | じめん・ほのお技を持つアタッカー(ガブリアス・リザードン等)を同伴し、シールドフォルムの弱点を突いて受け出しから処理する |
ハッサム(14位)
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バレットパンチ(99.7%)がはがね先制で×2弱点。先制でばけのかわを剥がしながら削られ、じゃれつくはむし½×はがね½で¼に激減し反撃が通りにくい | ほのお技を持つポケモン(リザードン・ウルガモス等)を同伴し、後出しからほのお技で弱点を突いて処理する |
ドドゲザン(24位)
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アイアンヘッド(87%)がはがね×2。ふいうち(99%)のあく先制(等倍)も重なり、ばけのかわ剥がし後に押し切られる。じゃれつくは等倍止まりで決定打に欠ける | じめん・ほのお・かくとう技で弱点を突けるポケモン(ガブリアス・ルカリオ等)を同伴して後続から処理する。ふいうちは攻撃しないターンに透かせる |
ソウブレイズ(26位)
|
かげうち(94%)のゴースト先制・ポルターガイスト(87%)が×2弱点。先制でばけのかわを剥がしつつ削られ、こちらのゴースト技も相手に×2で撃ち合いに弱い | みず・じめん・いわ技を持つポケモン(カバルドン・ギャラドス等)を同伴し、ほのお複合の弱点を突いて後続から処理する |
パーティ構成
相性の良いポケモン
同居率TOP10から、ミミッキュの弱点補完になる枠を紹介します。
パーティ構成の基本方針:
ミミッキュは弱点がゴースト・はがねの2タイプに集中するため、残り5体でこの2タイプへの打点と受けを補います。
- はがね対策: ほのお・じめん・かくとう技を持つ枠(ウルガモス・ガブリアス・リザードン)でハッサム・ドドゲザン・ギルガルドを処理
- ゴースト対策: あくタイプ(ドドゲザン・サザンドラ等)でゲンガー・ソウブレイズのゴースト技を半減しつつ弱点を突く
- 起点作り: ステルスロック展開役(ブリジュラス・ガブリアス)で、ばけのかわ+つるぎのまいの全抜きを後押し
データ分析①:性格分布が示す「速度より火力」の選択
ミミッキュの性格は**いじっぱり81.6%・ようき14.0%**と、攻撃補正のいじっぱりが圧倒的多数を占めます。すばやさ補正のようきは14%にとどまります。
| 性格 | 補正 | 採用率 | A(A32) | S(S32) |
|---|---|---|---|---|
| いじっぱり | A↑ C↓ | 81.6% | 約156 | 約148 |
| ようき | S↑ C↓ | 14.0% | 約142 | 約162 |
ようきにしてもSは約162で、ゲッコウガ(S122・実数値約170以上)やマスカーニャ(S123)、スターミー(S115)といった環境の高速勢を素のすばやさで抜けるわけではありません。つまりようきに振っても「抜きたい相手を抜けない」中途半端なすばやさになりやすいのです。
それなら攻撃の通りを優先し、つるぎのまい後の確定数を稼ぐいじっぱりの方が合理的になります。実際、上を取りにいく動きは素のすばやさではなく先制技かげうち(採用率93.6%)に委ねる設計になっており、性格でいじっぱりが8割を占めるのはこの役割分担の裏返しです。すばやさで殴り勝つのではなく、ばけのかわで1発耐えて積み、足りない上を取る部分を先制技で補う——これがミミッキュの基本構造です。
まとめ:型別比較
| 型 | 指標 | 主な技 | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|---|
| いじっぱりAS積み型 | いじっぱり 81.6% | つるぎのまい・じゃれつく・かげうち・シャドークロー | 積み後の火力最大。かげうちで上から削る | 高速勢を素では抜けない。剥がれ後は脆い |
| のろいHA耐久型 | HA振り(S最小) | のろい・じゃれつく・かげうち・いたみわけ | 定数ダメージで硬い相手を削る | 瞬間火力が低い。全抜き性能がない |
総評:
ミミッキュは種族値合計476と控えめながら、ばけのかわによる「1回行動保証」とつるぎのまいの積み、先制技かげうちを組み合わせて使用率19位を維持しています。ノーマル・かくとう・ドラゴンの3タイプ無効により、ガブリアス・カイリュー・かくとうアタッカーへの起点を作りやすいのが強みです。
一方で弱点のゴースト技・はがね技を高採用率で持つ相手(ゲンガー・ギルガルド・ハッサム・ドドゲザン・ソウブレイズ)が環境に多く、ばけのかわが剥がれた後の低耐久が課題です。これらはパーティのほのお・じめん・あく枠でケアし、ミミッキュ自身はばけのかわで耐えた1ターンにつるぎのまいを積めるかどうかが勝敗を分けます。
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構築例
じゃれつく
かげうち
つるぎのまい
シャドークロー
じゃれつく
かげうち
まもる
のろい
はがね
むし(¼)
かくとう
ドラゴン
サザンドラ(21位)
マスカーニャ(3位)
ミミロップ(13位)
ドドゲザン(24位)
ゲンガー(10位)
ハッサム(14位)
ギルガルド(11位)
ソウブレイズ(26位)