ヒートロトム考察 M-2 使用率49位 型と立ち回り
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ヒートロトム考察 M-2 使用率49位 型と立ち回り


ヒートロトム

ヒートロトム

でんき ほのお
使用率: 49位 特性: ふゆう 100%

⚠️ 本記事のデータはM-2シーズン(2026/05/30)時点の集計です

シーズンM-2(2026/5/13〜6/17)のシングルバトルで、ヒートロトムは使用率49位。同じロトムでも使用率22位のウォッシュロトムには及びませんが、でんき/ほのおという攻撃範囲と、特性ふゆうによるじめん無効を武器に独自の枠を確保しています。

ヒートロトムの核は、ふゆうでじめん技を完全無効にしながら、でんき・ほのおの一致技で環境のはがね勢(アーマーガア・ハッサム)を逆に咎められる点です。オーバーヒート(採用率97.4%)とでんき技で、受けに来る相手を広く削れます。


なぜヒートロトムが選ばれるのか

1. ふゆうでじめん技を無効化する

特性はふゆう(採用率100%)で、じめん技を完全に無効化します。環境1位ガブリアスのじしん(採用率99.2%)、7位カバルドンのじしん、12位ギャラドスのじしん(63.7%)といった主力地面技をすべて受け切れるのは大きな利点です。でんき/ほのおは本来じめんが×2弱点ですが、ふゆうにより0倍に変わるため、地面打点しか持たない相手には起点にされません。

2. でんき+ほのおの一致技ではがね・みず・くさを同時に見る

オーバーヒート(ほのお)と10まんボルト/ボルトチェンジ(でんき)の2タイプで、はがね・みず・くさ・ひこう・むし・こおり・フェアリーへ等倍以上が通ります。特に、はがね/ひこうのアーマーガア(6位)にはオーバーヒートが×2、むし/はがねのハッサム(14位)には×4が刺さり、でんき技ではアシレーヌ(4位)に×2、ギャラドス(12位)に×4とみず勢へ大ダメージを入れられます。受け回しが効くタイプでありながら、攻撃範囲で能動的に削れるのが持ち味です。

3. ボルトチェンジで有利な対面を維持する

ボルトチェンジ(採用率87.7%)はダメージを与えつつ味方に交代できる一致技で、不利な相手が出てきた対面で後続へ繋ぎ直せます。S86と中速のため上から動ける相手は限られますが、攻撃しながら主導権を渡さず引けるため、低耐久を補う立ち回りの軸になります。


基本スペック

種族値

HP
50
こうげき
65
ぼうぎょ
107
とくこう
105
とくぼう
107
すばやさ
86
合計
520

B107・D107と両受けが高く、HP50の低さを補う形で物理・特殊どちらも一定の硬さを持ちます。とくこう105を主体とした特殊アタッカー兼受けとして運用され、こうげき65・すばやさ86は補助的な数値です。

タイプ・弱点

タイプ: でんき ほのお
弱点(2倍) 耐性(0.5倍以下) 無効
みずみず いわいわ
はがねはがね(×0.25) ほのおほのお でんきでんき くさくさ こおりこおり ひこうひこう むしむし フェアリーフェアリー
じめんじめん(ふゆう)

弱点はみず・いわの2タイプのみと少なく、はがねは×0.25(でんき0.5×ほのお0.5)まで軽減します。じめんは本来×2弱点ですが、ふゆうで0倍になるため地面アタッカーの起点にならないのが最大の防御的特徴です。一方、みず技は×2で通り、環境上位のみず勢(アシレーヌ・ギャラドス・カメックス等)の主力技がそのまま弱点を突いてくる点には注意が必要です。


主要な技と採用率

技名 タイプ 威力 採用率 備考
オーバーヒート ほのお 130 97.4% 一致ほのお技。使用後Cが2段階ダウン。はがね・くさ・むし・こおりに刺さる主力
ボルトチェンジ でんき 70 87.7% 一致でんき技。攻撃後に味方へ交代でき、不利対面を解消できる
おにび ほのお 70.4% 相手をやけど状態にしA半減+定数ダメージ。ガブリアス等の物理アタッカーを機能停止させる
10まんボルト でんき 90 54.1% 交代を伴わない一致でんき技。居座って撃てる安定打点
トリック エスパー 24.4% こだわりスカーフ型で持ち物を押し付け、受けの行動を縛る
いたみわけ ノーマル 9.6% HPを相手と折半。低HPを補い耐久型で居座る
ほうでん でんき 80 9.5% 30%でまひの追加効果を持つでんき技
わるだくみ あく 9.2% C2段階アップ。積みアタッカー型でとくこう105を底上げ
イカサマ あく 95 7.4% 相手のこうげきを参照。低いA65に依存せず物理アタッカーを削れる

オーバーヒート・ボルトチェンジ・おにび・でんき技(10まんボルト)が主軸で、攻撃と補助を1体で両立する構成が中心です。


主要型の解説

性格はひかえめ45.1%・おくびょう22.0%とCアタッカー寄りが過半を占める一方、ずぶとい19.1%・おだやか10.4%の受け志向も一定数います。

型1: こだわりスカーフ/CSアタッカー型(最多)

性格採用率: ひかえめ 45.1%(C特化アタッカーの指標。最多の性格)

ヒートロトム CSアタッカー型
特性: ふゆう(100.0%)
性格: ひかえめ(C↑)/おくびょう(S↑)
EV: C32 S32(最多のCS振り。余り2はHへ)
持ち物: こだわりスカーフ 28.3% / オボンのみ 34.3%
技構成:
・オーバーヒート
・ボルトチェンジ / 10まんボルト
・おにび
・トリック / わるだくみ

強み:

EV採用率最多は「CS + h」(C32 S32、20.6%)で、ひかえめC特化のとくこうを最大限に使う型です。こだわりスカーフ(採用率28.3%)を持てばS86から実数値が1.5倍に伸び、ガブリアス(S102)やマスカーニャ(S123)といった中速〜高速アタッカーも上から縛れます。スカーフ型はトリック(24.4%)で受けポケモンにスカーフを押し付け、行動を縛る動きが強力です。

弱み:

こだわりスカーフ型は技固定のため、オーバーヒートを撃った後に交代されるとC2段階ダウンが残ったまま不利を背負います。おくびょうではなくひかえめを選ぶ個体はS86止まりで、ガブリアス・マスカーニャに上を取られるため、スカーフが無い場合は先手を取れる相手が限られます。


型2: オボン/たべのこし耐久型

性格採用率: ずぶとい 19.1%+おだやか 10.4%(物理・特殊受けの指標。両者で約30%)

ヒートロトム HB/HD耐久型
特性: ふゆう(100.0%)
性格: ずぶとい(B↑)/おだやか(D↑)
EV: H32 B32(HB)または H32 D32寄り
持ち物: たべのこし 17.4% / オボンのみ 34.3%
技構成:
・オーバーヒート
・ボルトチェンジ / 10まんボルト
・おにび
・いたみわけ

強み:

B107・D107の両受けを活かし、おにびで物理アタッカーのAを半減させながら居座る型です。いたみわけ(9.6%)でHP50の低さを補い、ふゆうでガブリアス・カバルドンの地面技を無効化しつつ受け回せます。ずぶとい・おだやかの受け性格で、スカーフ型では受けきれない攻撃も耐えられるのがアタッカー型との差です。

弱み:

アタッカー型のようにスカーフで上から縛れず、S86のまま中速以上に先手を許します。攻撃に振らないためオーバーヒートの火力が落ち、みず・いわ弱点を突かれた際に一撃で崩れやすく、定数回復を上回るみずアタッカーには受けが成立しません。


環境ポケモンへの相性分析

有利・不利がはっきり出る主要ポケモン

使用率TOP30のうち、ヒートロトムと相性がはっきり出る相手を有利・不利の両面から挙げます。一致技(ほのお・でんき)の通りとふゆうによるじめん無効を基準に、相手の主力技の採用率も加味しています。

ポケモン(環境順位) 相性 理由
アーマーガア(6位) ◎ 有利 オーバーヒートが×2(ひこう1×はがね2)。アイアンヘッド(31.1%)はほのお側に×0.5、ブレイブバード(19.0%)も半減で、こちらへの有効打が乏しい
ハッサム(14位) ◎ 有利 オーバーヒートが×4(むし2×はがね2)で確定圏。先制技バレットパンチもこちらにはがね×0.25で軽微
ギルガルド(11位) ◎ 有利 オーバーヒートが×2(ゴースト1×はがね2)。S60に先手を取れ、かげうち(96.2%)・ポルターガイスト(67.6%)はゴースト等倍、アイアンヘッドははがね×0.5で有効打が乏しい
ガブリアス(1位) ○ 有利(地面無効) ふゆうでじしん(採用率99.2%)を無効化。おにびでAを半減でき、げきりん主体の個体も機能停止に追い込める。ただしいわなだれ(23.1%)持ちは×2弱点に注意
カバルドン(7位) ○ 有利(地面無効) じめん単タイプでじしんが主力のためふゆうで無力化。おにびで定数ダメージを蓄積し、起点にできる
フシギバナ(27位) ○ 有利 オーバーヒートが×2(くさ2×どく1)。S86>80で先手を取り、くさ・どく技はこちらに半減〜等倍止まり
ギャラドス(12位) × 不利 たきのぼり(85.9%)が×2弱点。S81に先手は取れるが、りゅうのまい(73.3%)後は上を取られ、でんき技は×4で刺さるが一撃では落とせない
スターミー(20位) × 不利 S115で上を取られ、アクアブレイク(89.2%)が×2弱点。先制のアクアジェット(86.9%)でも削られ、でんき技は×2で返せる

ヒートロトムは「地面無効+はがね・くさへの一致打点」がはっきり噛み合う相手に強く、みず弱点を一致技で突いてくる速いみずアタッカーに弱いという、タイプ通りの相性分布になっています。

苦手なポケモンと対策

ポケモン 苦手理由 対策
イダイトウ(オス)(8位) S78に先手は取れるが、ウェーブタックル(96.5%)が×2弱点でHP50の低耐久を一撃圏に入れられ、アクアジェット(91.1%)の先制でも削られる。でんき技は×2で返せる スカーフ型で上から10まんボルトを撃ちつつ、みず技を半減するみず受け(ミロカロス・カビゴン)へボルトチェンジで引く
キラフロル(15位) S86で同速、パワージェム(85.3%)が×2弱点。特殊技のためおにびでは火力を落とせず、いわ打点で上から崩される 同速のため先手は安定しない。いわを半減するはがね・じめんタイプ(ブリジュラス・ガブリアス)を後続に置き、じめん・みず打点(キラフロルの弱点)を持つ枠で処理する
スターミー(20位) S115でこちらより速く、アクアブレイク(89.2%)が×2弱点。アクアジェット(86.9%)の先制もあり上から崩される。でんき技は×2で返せるが一撃にはならない スカーフ型なら上から10まんボルトで縛れる。耐久型は受からないため、くさ・でんきを半減するみず受け(ウォッシュロトム等)に引いて後出しする
ギャラドス(12位) たきのぼり(85.9%)が×2弱点。りゅうのまい(73.3%)1積みでS81→上を取られ、でんき技は×4で刺さるが受けに回しても崩されやすい 積む前にボルトチェンジで削りつつ、でんき・いわ技を持つ後続(弱点×2)へ繋ぐ。10まんボルト型なら積み前の対面で半分以上を奪える
カメックス(30位) からをやぶる(67.7%)でSとCを2段階上げて上を取り、みずのはどう(78.2%)が×2弱点。でんき技は×2で返せるが殻破後は一撃で落とせない 殻破の起点にされる前に10まんボルトで削る。みずを半減するみず・くさタイプ(フシギバナ等)を後続に置き、積み後は引いて受ける
ゲッコウガ(28位) S122で上を取られ、なみのり(44.4%)・みずしゅりけん(28.1%)のみず技が×2弱点。低HPを上から削られる スカーフ型で上を取り10まんボルトで縛る。耐久型は受からないため、みず技を半減するみず受けへ引く
ダイケンキ(ヒスイ)(23位) みず/あくでシェルブレード(72.0%)が×2弱点。先制のふいうち(65.7%)も持ち、せいなるつるぎ(86.0%)はこちらの能力変化を無視して火力を通す S86>S85で同速に近いため、オーバーヒートで先に削るか、みずを半減するみず・くさタイプ(ミロカロス・フシギバナ等)を後続に置いて受ける

苦手は「みず・いわ技で弱点を突くアタッカー」に集中します。特に同速のキラフロル(いわ)はおにびが火力に効かず、高速・先制持ちのみず勢は定数回復を上回る打点で耐久型を崩してきます。みず・いわを半減できる枠(ミロカロス・フシギバナ・ブリジュラス等)を後続に用意し、ボルトチェンジで安全に繋ぐ構築が対策の軸になります。


パーティ構成

相性の良いポケモン(同居率TOP)

カビゴン
カビゴン
同居率1位
高HP・高Dの特殊受け。ロトムの苦手なみずアタッカーを後出しから受ける
ミロカロス
ミロカロス
同居率2位
みずタイプでみず技を半減し、ギャラドス・スターミーへの受け回し役
ガブリアス
ガブリアス
同居率3位
じめん打点でロトムが等倍のいわ・でんき勢に上から打点
ブリジュラス
ブリジュラス
同居率4位
はがね/ドラゴンでみず・いわを半減し、ロトムの弱点を補完
アシレーヌ
アシレーヌ
同居率5位
みず/フェアリーでみず技を半減しつつ、特殊高火力を補う

パーティ構成の基本方針:

ヒートロトムはHP50と低くみず・いわが弱点のため、残り5体で以下の役割を補います。

  1. みず対策: ミロカロス・カビゴンなどでみずアタッカー(スターミー・ギャラドス・ゲッコウガ)を受ける枠
  2. いわ対策: みず・はがねタイプでいわ技を半減し、被弾後の処理役を確保
  3. でんき・いわ等倍枠への打点: ガブリアス等の地面枠で、ロトムが等倍止まりの相手に上から打点

データ分析①:おにび70.4%が示す「受けロトム」としての立ち位置

ヒートロトムの技採用率を見ると、攻撃技のオーバーヒート(97.4%)・ボルトチェンジ(87.7%)に次いで、変化技の**おにび(70.4%)**が3番手に入ります。同じロトムフォルムでも、アタッカー寄りの個体が多ければここはダメージ技で埋まるはずですが、ヒートロトムは7割がおにびを採用しています。

採用率役割
オーバーヒート97.4%一致ほのお打点
ボルトチェンジ87.7%一致でんき打点+攻撃しつつ交代
おにび70.4%物理アタッカーのA半減+定数ダメージ
10まんボルト54.1%居座り用でんき打点
いたみわけ9.6%HP回復補助

攻撃技を伸ばすわるだくみは9.2%に留まり、攻撃枠を増やすより変化技のおにびを優先する個体が7倍以上多いことが分かります。つまりヒートロトムは「火力で押し切るアタッカー」ではなく「物理を機能停止させる起点役兼受け」として採用されているのが、技分布から読み取れる構築思想です。性格でもひかえめ・おくびょうのCアタッカー型(67.1%)と、ずぶとい・おだやかの受け型(29.5%)に二極化しており、おにびの高採用率はこの受け型の多さと整合します。攻撃技1枠+ボルトチェンジ+おにび+10まんボルトという拘束寄りの4枠構成が、種族値合計520でも49位に残る理由です。


まとめ:型別比較

性格(指標) 主な技 強み 弱み
CSアタッカー型 ひかえめ 45.1% オーバーヒート・ボルトチェンジ・おにび・トリック スカーフで高速勢を縛れる。トリックで受けを縛る 技固定で交代に弱い。素のS86は先手が限定的
HB/HD耐久型 ずぶとい19.1%+おだやか10.4% オーバーヒート・ボルトチェンジ・おにび・いたみわけ おにび+両受けで物理を起点化。地面無効で受け回せる 先手が取れず火力も低い。みず弱点を突かれると受からない

総評:

ヒートロトムは、ふゆうによる地面無効とでんき/ほのおの広い攻撃範囲を両立した中速の特殊枠です。使用率1位ガブリアスのじしん(採用率99.2%)を透かし、おにびで物理アタッカーを機能停止させながら、はがね勢(アーマーガア・ハッサム)にはオーバーヒートで×2〜×4の打点を入れられるのが最大の強みです。

一方、みず・いわが弱点で、スターミー・ギャラドス・ゲッコウガなど速いみずアタッカーや、同速でパワージェムを撃つキラフロル(いわ)には弱点を突かれて受けきれません。これらはみず・いわを半減するミロカロス・カビゴン・ブリジュラスらをパーティに同伴し、ボルトチェンジで安全に引いて処理するのが基本戦術です。攻撃と拘束を1体で両立できる器用さが、種族値合計520でも使用率49位を維持する理由です。


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構築例

M-3 シーズン
持ち物オボンのみ
特性ふゆう
性格ひかえめ (C↑A↓)
でんきボルトチェンジほのおおにびあくわるだくみほのおオーバーヒート
EVH2C32S32
M-3 シーズン
持ち物オボンのみ
特性ふゆう
性格ひかえめ (C↑A↓)
でんきボルトチェンジほのおおにびあくわるだくみほのおオーバーヒート
EVH2C32S32
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