シビルドン考察 M-3 型別採用率と立ち回り
シビルドン(メガシビルドン)
⚠️ 本記事のデータはM-3シーズン(2026/06/20)時点の集計です
シーズンM-3のシングルバトルで、シビルドンは使用率64位を記録。持ち物シビルドナイト採用率95.5%とほぼ全個体がメガ進化前提で運用され、メガ後A145/C135の両刀火力と、じめん技を無効化しつつ撃破時に能力が上がるメガ特性うなぎのぼりが組み合わさった独自のポジションを持ちます。
メガ前の特性はふゆう(100%)で、メガ進化後はうなぎのぼりに変わります。両者ともでんきタイプ唯一の弱点であるじめん技を無効にする効果を持つため、メガ後もじめん無効は維持されます。さらにうなぎのぼりは攻撃で相手を倒すと自分の最も高い能力が1段階上がる追加効果を持ち、とぐろをまくとの組み合わせで崩しの起点を作れる点が環境での採用理由の核心です。
なぜ今シビルドンが使用率64位なのか
1. メガ後もじめん技を無効化できる
でんきタイプの弱点はじめんの1タイプのみですが、メガ後特性うなぎのぼりにより地面にいない扱いとなり、この唯一の弱点が無効化されます。結果として実質的な弱点が存在しない状態でサイクルに参加でき、じしんを主力とする物理アタッカーに対して後出しから打点を返せる数少ないでんきタイプです。
2. うなぎのぼりの撃破バフととぐろをまくの相乗
うなぎのぼりは相手を倒すたびに最も高い能力が1段階上昇します。とぐろをまく(49.6%)でこうげきを上げた状態で1体倒せば、さらにこうげき(またはそれより高くなった能力)が上がり、連続して崩す展開が成立します。とぐろをまくは命中率も上げるため、命中率95のサンダーダイブの命中も安定します。
3. メガ後A145/C135の両刀火力で技範囲が広い
メガシビルドンの種族値はA145/C135と物理・特殊ともに高水準です。サンダーダイブ(物理でんき・54.3%)と10まんボルト(特殊でんき・35.8%)を使い分け、相手の防御・特防の低い方に合わせて打点を選択できます。さらにドレインパンチ(かくとう・53.5%)が加わることで、はがね・あく・こおり・ノーマル等への対応幅が広がり、回復も兼ねます。
基本スペック
種族値
メガ進化で合計515→615へ+100上昇し、特にA+30(115→145)・C+30(105→135)・S+30(50→80)と攻撃3ステータスが底上げされます。HPとぼうぎょは変化がなく、ぼうぎょ80はメガ後も低めです。Sはメガ後80になり、おくびょうでS実数値145・無補正で132になりますが、いずれも環境の高速アタッカーには先手を取られるため、とぐろをまくやうなぎのぼりで補強する設計が中心です。性格はいじっぱり(27.8%)・ひかえめ(25.4%)が拮抗し物理寄りと特殊寄りに二分され、3番手にわんぱく(15.4%)の物理耐久型が入ります。
タイプ・弱点
| 弱点(×2) | 耐性(×0.5) | 無効 |
|---|---|---|
|
なし
|
でんき
ひこう
はがね
|
じめん
|
でんき単タイプの本来の弱点はじめん(×2)の1タイプのみですが、メガ前のふゆう・メガ後のうなぎのぼりがいずれも地面にいない扱いとし、じめん技を無効化します。結果として実質的な弱点がなく、でんき・ひこう・はがね技を半減できます。ただし無効効果は特性由来のため、かたやぶり持ちのじめん技や、スキルスワップ・なりきりで特性を奪われた場合は本来のじめん弱点が露出する点に注意が必要です。
主要な技と採用率
| 順位 | 技名 | タイプ | 威力 | 採用率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | サンダーダイブ | ![]() |
100 | 54.3% |
| 2 | ドレインパンチ | ![]() |
75 | 53.5% |
| 3 | とぐろをまく | ![]() |
— | 49.6% |
| 4 | 10まんボルト | ![]() |
90 | 35.8% |
| 5 | かえんほうしゃ | ![]() |
90 | 31.2% |
| 6 | ギガドレイン | ![]() |
75 | 25.7% |
| 7 | りゅうのはどう | ![]() |
85 | 25.7% |
サンダーダイブ54.3%・ドレインパンチ53.5%・とぐろをまく49.6%の3技が約半数で並び、この3つが事実上の中核セットになっています。残り1枠を10まんボルト(35.8%)・かえんほうしゃ(31.2%)・ギガドレイン(25.7%)・りゅうのはどう(25.7%)のいずれにするかで対応範囲が分かれ、特にりゅうのはどうはガブリアスなどドラゴンへの打点として採用されています。
主要型の解説
性格分布はいじっぱり27.8%・ひかえめ25.4%が拮抗しており物理主体か特殊主体かで二分されます。3番手のわんぱく(15.4%)は物理耐久に振る受け寄りの型で、最多EVのH31-A7-B28(13.4%)と対応します。
型1: いじっぱり物理型(最多採用)
性格採用率: いじっぱり 27.8%(こうげき最大化。EV分布 H32-A32-S2 8.7%)
HAいじっぱり物理型
性格: いじっぱり(A↑ C↓)
EV: H32 A32 S2(採用率8.7%)
持ち物: シビルドナイト(95.5%)
・サンダーダイブ
・ドレインパンチ
・とぐろをまく
・りゅうのはどう / かえんほうしゃ
強み:
いじっぱりでこうげきを最大化し、サンダーダイブとドレインパンチの物理打点を主力にする型です。とぐろをまくでこうげき・ぼうぎょ・命中が同時に上がり、積んだ状態で1体倒せばうなぎのぼりでさらにこうげきが上昇するため、後続をまとめて崩す展開が成立します。ドレインパンチの回復で場持ちしながら積めるのも物理型ならではです。HAにS2を振る配分はHPとこうげきを最大化しつつ同速をわずかにずらす実用配分です。
弱み:
いじっぱり補正でC実数値が下がるため、最終枠を10まんボルト・かえんほうしゃにしても特殊打点はひかえめ型より低くなります。物理技の主力サンダーダイブ・ドレインパンチはいずれもはがね/ゴーストのサーフゴーに通らず(かくとう無効・でんき等倍)、最終枠でほのお技を持たない場合は崩せません。
型2: ひかえめ両刀型
性格採用率: ひかえめ 25.4%(とくこう最大化。EV分布 H2-C32-S32 5.9%)
CSひかえめ両刀型
性格: ひかえめ(C↑ A↓)
EV: H2 C32 S32(採用率5.9%)
持ち物: シビルドナイト(95.5%)
・10まんボルト
・かえんほうしゃ
・ドレインパンチ
・ギガドレイン / とぐろをまく
強み:
ひかえめでC実数値を最大化し、10まんボルト・かえんほうしゃ・ギガドレインの特殊技で範囲を取りつつドレインパンチで回復を確保する型です。いじっぱり型では崩せないサーフゴー(はがね/ゴースト)にかえんほうしゃ(ほのお×2)が刺さる点が物理型との最大の差で、S32を振ることで物理型(S2止まり)より速い相手まで先手を取れます。
弱み:
ひかえめ補正でA実数値が下がり、ドレインパンチの物理打点と回復量がいじっぱり型より低くなります。物理積みのとぐろをまくとひかえめ補正は噛み合わず、とぐろをまくを採用してもこうげき上昇の恩恵がいじっぱり型より小さくなります。
型3: わんぱく物理耐久型
性格採用率: わんぱく 15.4%(ぼうぎょ補強。EV分布 H31-A7-B28 13.4%)
HBわんぱく耐久型
性格: わんぱく(B↑ C↓)
EV: H31 A7 B28(採用率13.4%)
持ち物: シビルドナイト(95.5%)
・サンダーダイブ
・ドレインパンチ
・とぐろをまく
・りゅうのはどう / かえんほうしゃ
強み:
わんぱくでぼうぎょを補強し、HBに厚く振ることでメガ後も変化しないぼうぎょ80の低さを実数値で底上げする型です。最多EV分布H31-A7-B28(13.4%)に対応し、じめん技を無効化しながら物理アタッカーの前でとぐろをまくを積み始められる点が攻撃寄り2型との差です。ドレインパンチの回復と合わせて受けながら崩す展開を狙えます。
弱み:
A7止まりで素のこうげき実数値が低く、とぐろをまくを積むまでの打点はいじっぱり型に大きく劣ります。積む前に高火力で押し切られると、火力不足で削り返せないまま倒されるリスクがあります。
環境ポケモンへの相性分析
環境上位ポケモンとの相性
でんき単タイプとじめん無効により、じめん技を主力とする物理アタッカーに後出しできます。一方、ぼうぎょ80とメガ後も変化しない耐久ラインが物理技を受ける際の制約になります。
| ポケモン(環境順位) | 相性 | 理由 |
|---|---|---|
メガムクホーク(上位)
|
○ 有利 | かくとう/ひこうにでんき技(サンダーダイブ)が×2で刺さる。ブレイブバード(ひこう)はこちらに半減、インファイト(かくとう・採用98.6%)も等倍止まり。ただしメガ後S110でこちらより速く、先手で殴られる前提なので耐久に振った個体で受けるか上から縛れる後続を用意したい |
ガブリアス(1位)
|
△ 条件付き | じしん(採用99.6%)を無効化できる。ただしでんき技はじめん/ドラゴンに無効で通らず、有効打はりゅうのはどう(ドラゴン×2)採用個体に限られる。げきりん(採用52.7%)は等倍で通り削られる |
サーフゴー(上位)
|
× 不利 | はがね/ゴーストにドレインパンチ(かくとう)が無効、でんき技は等倍止まり。かえんほうしゃ採用個体のみ×2で崩せるが、未採用だと有効打がなく削り合いで不利 |
ミミッキュ(上位)
|
△ 五分 | ゴースト/フェアリーにドレインパンチ(かくとう)が無効、でんき技は等倍で通る。ミミッキュのゴースト技も等倍で通るが、ばけのかわで一度こちらの攻撃が透かされる点に注意 |
ブリジュラス(上位)
|
△ 条件付き | はがね/ドラゴンにでんき技が半減。ドレインパンチ(かくとう×2)が有効打で、ほのお技は等倍止まり。相手のドラゴン技はこちらに等倍で通るためとくぼうの高さもあり長期戦は不利 |
苦手なポケモンと対策
| ポケモン | 苦手理由 | 対策 |
|---|---|---|
サーフゴー(上位)
|
はがね/ゴーストにドレインパンチが無効、でんき技も等倍止まりで、かえんほうしゃ非採用だと有効打がない | 最終枠にかえんほうしゃ(ほのお×2)を入れるか、別のほのお・じめん技持ちで処理する |
ガブリアス(1位)
|
じしんは無効だが、でんき技も無効で通らず、げきりん(採用52.7%)は等倍で通る。りゅうのはどう非採用だと有効打を欠く | りゅうのはどう(ドラゴン×2)採用個体で対面するか、ガブリアスに刺さるドラゴン・フェアリー技持ちを後続に置く |
パーティ構成
相性の良いポケモン
パーティ構成の基本方針:
シビルドンはじめん無効とA145/C135の両刀火力、うなぎのぼりの撃破バフが強みですが、ぼうぎょ80の低い物理耐久と速度帯(メガ後S80)が弱点です。残り5体で以下を補います。
- S補完: メガ後S80を上回る高速アタッカー(ガブリアス等)を添え、シビルドンより速い相手を先に処理する
- サーフゴー対策: かくとうが無効・でんきが等倍のサーフゴーに対し、ほのお・じめん技を持つ枠で弱点を突く(自身はかえんほうしゃ採用個体でのみ崩せる)
- 積みサポート: オーロンゲのスクリーンやキラフロルの設置で、シビルドンがとぐろをまくを安全に積める場を作る
- ドラゴン対策: でんき技が無効・半減されるガブリアス・ブリジュラスに刺さるフェアリー・かくとう技を別枠で用意する
データ分析①:採用率が示す「物理積み型」への収束と最終枠の分散
シビルドンの技採用率を並べると、上位3技が約半数で揃い、4位以降が急に落ちる二層構造になっています。
| 技 | 採用率 | 分類 |
|---|---|---|
| サンダーダイブ | 54.3% | でんき物理 |
| ドレインパンチ | 53.5% | かくとう物理・回復 |
| とぐろをまく | 49.6% | 積み技 |
| 10まんボルト | 35.8% | でんき特殊 |
| かえんほうしゃ | 31.2% | ほのお特殊 |
| ギガドレイン | 25.7% | くさ特殊・回復 |
| りゅうのはどう | 25.7% | ドラゴン特殊 |
「サンダーダイブ+ドレインパンチ+とぐろをまく」の3技が約半数で並ぶ一方、特殊技は10まんボルト35.8%・かえんほうしゃ31.2%へ落ち込みます。これはメガ後A145といじっぱり最多(27.8%)・とぐろをまく49.6%・うなぎのぼりの撃破バフが噛み合う物理積み型へ採用が収束していることを示します。性格で最多のいじっぱりが特殊技を切る方向と、技採用率の物理偏重が一致しています。
残る1枠は10まんボルト・かえんほうしゃ・ギガドレイン・りゅうのはどうへ25〜36%で分散します。これは確定3技に対し最終枠だけが対面相手に応じて選ばれていることを意味し、対戦時はサンダーダイブ・ドレインパンチ・とぐろをまくを前提に、最終枠が4種のどれかを読む判断が必要です。特にりゅうのはどう(25.7%)の有無はガブリアスへの打点の有無を、かえんほうしゃ(31.2%)の有無はサーフゴーへの打点の有無を左右します。
まとめ:型別比較
| 型 | 採用率(指標) | 性格 | 主な技 | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|---|---|
| HAいじっぱり物理型 | いじっぱり 27.8% | いじっぱり | サンダーダイブ・ドレインパンチ・とぐろをまく・りゅうのはどう | 最多火力。積み+うなぎのぼりで連続突破しやすい | 特殊技を切るとサーフゴーを崩せない |
| CSひかえめ両刀型 | ひかえめ 25.4% | ひかえめ | 10まんボルト・かえんほうしゃ・ドレインパンチ・ギガドレイン | かえんほうしゃでサーフゴーを崩せる。S振りで速い | 物理打点が低く、とぐろをまくと噛み合わない |
| HBわんぱく耐久型 | わんぱく 15.4% | わんぱく | サンダーダイブ・ドレインパンチ・とぐろをまく・りゅうのはどう | 物理を受けながら積み始められる | 素のこうげきが低く積むまで火力不足 |
総評:
シビルドンはでんき単タイプとじめん無効により実質的な弱点がなく、メガ後A145/C135の両刀火力を持つアタッカーです。シビルドナイト採用率95.5%とほぼ全個体がメガ進化前提で運用され、メガ後はうなぎのぼりに変わって撃破時に最も高い能力が1段階上がります。性格はいじっぱり(27.8%)・ひかえめ(25.4%)が拮抗しつつ、技採用はサンダーダイブ54.3%・ドレインパンチ53.5%・とぐろをまく49.6%の物理積み型へ収束しています。
とぐろをまくで積んだ状態から1体倒し、うなぎのぼりでさらに能力を上げて連続突破するのが本命の動きです。一方、でんき技を無効・半減するガブリアス・サーフゴー・ブリジュラスには最終枠(りゅうのはどう・かえんほうしゃ)の選択次第で対応が分かれます。ぼうぎょ80の低い物理耐久とメガ後S80の速度帯は、パーティのサポートで補う必要があります。
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構築例
サンダーダイブ
ドレインパンチ
かえんほうしゃ
とぐろをまく
ひこう
はがね
じめん

メガムクホーク(上位)
ブリジュラス(上位)