ウォッシュロトム考察 M-2 使用率22位 ボルトチェンジとおにびの起点作り
ウォッシュロトム
⚠️ 本記事のデータはM-2シーズン(2026/05/30)時点の集計です
シーズンM-2(2026/5/13〜6/17)のシングルバトルで、ウォッシュロトムは使用率22位を記録。特性は**ふゆう100%**で、でんき/みずの弱点であるじめんを無効化しているのが最大の特徴です。
技構成は**ハイドロポンプ採用率98.5%・ボルトチェンジ88.7%・おにび80.6%**が軸で、攻めて崩すアタッカーというより、ボルトチェンジで対面操作しながらおにびで物理アタッカーを機能停止させる起点作り役として採用されています。
ウォッシュロトムの特徴
1. ふゆうでじめん無効、攻撃範囲はでんき/みずの一貫性
ウォッシュロトムはでんき/みずという複合タイプを、特性ふゆうでじめん無効と組み合わせています。でんき単体ならじめんが×2弱点ですが、ふゆうによりじめん技を完全に無効化します。環境1位ガブリアスのじしん(採用率99.2%)・7位カバルドンのじしん(98.0%)を受けてもダメージ0です。
攻撃面はハイドロポンプ(みず)と10まんボルト/ボルトチェンジ(でんき)の2タイプで、この2つは多くの環境上位に等倍以上で通る一貫性の高い組み合わせです。みずはリザードン・カバルドンに×2(ガブリアスには等倍止まり)、でんきはアシレーヌ・アーマーガア・ギャラドスに×2で刺さります。
2. ボルトチェンジで対面操作しながら火力を出す
ボルトチェンジ(採用率88.7%)はダメージを与えつつ味方に交代できるでんき技です。不利な相手に後出しされても、ボルトチェンジで削りながら有利な味方に引いて対面を立て直せます。とくこう105からのタイプ一致補正が乗るため、交代しつつ相手に無視できない負荷をかけられるのが、単なる交代技との違いです。
3. おにびで物理アタッカーを起点化
おにび(採用率80.6%)はやけど状態にして相手のこうげきを半減させる変化技です。環境上位の物理アタッカー(ガブリアス・マスカーニャ・ドドゲザン等)に通せば、こうげきを半減させて後続の物理受けを通しやすくします。ふゆうでじしんを無効化しながらガブリアスに後出しし、おにびを入れて起点化する動きが代表的です。
基本スペック
種族値
ぼうぎょ107・とくぼう107と両防御が高く、HP50の低さをEV振りとオボンのみで補えば物理・特殊どちらにも一定の役割を持てます。とくこう105は崩しの主役を張るには物足りませんが、ボルトチェンジで負荷をかけながら回す用途には十分です。すばやさ86は環境の中速ラインで、後述のとおり多くのアタッカーには先手を取れません。
タイプ・弱点
| 弱点(2倍) | 耐性(0.5倍) | 無効 |
|---|---|---|
くさ
|
はがね(¼)
ほのお
みず
こおり
ひこう
|
じめん(ふゆう)
|
弱点はくさ×2の1タイプのみで、ほのお・みず・こおり・ひこうを半減、はがねを×0.25でき、ふゆうでじめんを無効化します。弱点が1つに絞られる耐性は環境屈指で、じめん・ほのお・はがね物理に受け出ししやすい構成です。一方でHP50・両防御107と耐久実数値そのものは高くないため、弱点を突くくさ技や、等倍でも高火力・高速のアタッカーには1〜2発で崩されます。3位マスカーニャのトリックフラワー(くさ・採用率92.9%)が×2で刺さる点と、ゲッコウガ(28位・S122)・ゲンガー(10位・S110)などすばやさ86を上回り等倍高火力で押せるアタッカーが主な切り崩し手段になります。
主要な技と採用率
| 技名 | タイプ | 威力 | 採用率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| ハイドロポンプ | ![]() |
110 | 98.5% | 命中率80。一致のメイン火力。リザードン・カバルドンに×2(ガブリアスには等倍止まり) |
| ボルトチェンジ | ![]() |
70 | 88.7% | 攻撃後に味方へ交代。対面操作の軸 |
| おにび | ![]() |
— | 80.6% | やけど付与でこうげき半減。物理アタッカーの起点化 |
| 10まんボルト | ![]() |
90 | 56.8% | 交代しないでんき打点。居座って撃つ用 |
| いたみわけ | ![]() |
— | 25.7% | HP50の低さを補う回復兼相手削り。耐久型で採用 |
| トリック | ![]() |
— | 14.2% | こだわりスカーフ型で持ち物を押し付け、相手を縛る |
| ほうでん | ![]() |
80 | 7.6% | 30%まひのでんき打点。10まんボルトと選択 |
| わるだくみ | ![]() |
— | 6.1% | C2段階アップ。少数の積みアタッカー型 |
主要型の解説
性格分布は耐久を盛る**ずぶとい33.2%・おだやか13.4%・なまいき13.3%と、火力・速度を確保するひかえめ27.8%・おくびょう10.2%**に二分されます。EVも耐久振りのHD・HB系(HD+b型が最多採用率19.6%)と、火力振りのCS系(CS+h型9.1%)に分かれており、サポート寄りとアタッカー寄りの2型が併存しています。
型1: HD耐久サポート型(最多採用)
EV採用率: HD + b 19.6%(HB・HD系の耐久振りで最多。性格はずぶとい等)
HD耐久サポート型
性格: ずぶとい(B↑ A↓)/おだやか(D↑ A↓)
EV: H32 D24 B10(HDB配分。最多型)
持ち物: オボンのみ / たべのこし
・ハイドロポンプ
・ボルトチェンジ
・おにび
・いたみわけ / 10まんボルト
強み:
ぼうぎょ107・とくぼう107の両受け耐久にH振りとオボンのみを重ね、物理・特殊どちらの中速アタッカーにも後出しできます。ふゆうでじめんを無効化するため、ガブリアス・カバルドンのじしんに受け出してからおにびでこうげきを半減させ、後続の物理受けが通る盤面を作れます。いたみわけはHP50の低さを補いつつ相手のHPを削れるため、たべのこしと合わせて長く居座れます。
弱み:
火力をEVに割かないため、ボルトチェンジ・10まんボルトの削り量が小さく、相手を倒しきる性能はありません。アタッカーというより「おにび+対面操作で味方の通りを作る」役割に徹する型で、おにびが効かない特殊アタッカーやみがわり持ちには仕事が薄くなります。
型2: CSスカーフ/アタッカー型
EV採用率: CS + h 9.1%(CS系の火力振り。性格はひかえめ/おくびょう)
CSアタッカー型
性格: ひかえめ(C↑ A↓)/おくびょう(S↑ A↓)
EV: C32 S32(CS振り。余り2はH)
持ち物: こだわりスカーフ(採用率15.7%) / オボンのみ
・ハイドロポンプ
・10まんボルト
・ボルトチェンジ
・トリック / おにび
強み:
おくびょうCSですばやさを最大まで伸ばし、すばやさ86という中速をスカーフで補って上から動く型です。トリックでこだわりスカーフを耐久型や積みアタッカーに押し付け、技を固定して機能停止させられます。とくこう105からのハイドロポンプ・10まんボルトを上から撃てるため、HD型より削り・縛り性能が高くなります。
弱み:
耐久にEVを割かないため、HD型のように後出しから受けて起点を作る動きはできません。スカーフでこだわるため変化技のおにび・いたみわけと両立しづらく、対面性能と引き換えにサポートの柔軟さを失います。
環境ポケモンへの相性分析
主要ポケモンとの相性
使用率TOP30のうち、ウォッシュロトムと相性がはっきり出るポケモンを有利・不利の両面から挙げます。基準は「こちらの一致技(みず・でんき)が×2で通り、相手の主力技を受けられるか」「すばやさ86で先手を取れるか」「唯一の弱点くさを突かれないか」です。ふゆうでじめんを無効化する一方、HP50・両防御107で耐久実数値は高くないため、くさ技や等倍でも高火力・高速の技を貰うと崩れやすい点に注意してください。
| ポケモン(環境順位) | 相性 | 理由 |
|---|---|---|
ガブリアス(1位)
|
◎ 有利 | じしん(採用率99.2%)をふゆうで無効。ハイドロポンプは半減止まり(じめん1×ドラゴン0.5)だが、後出ししておにび/ハイドロポンプを通せる |
カバルドン(7位)
|
○ 有利 | じしん(98.0%)をふゆうで無効。ハイドロポンプが×2。なまける・あくびで粘られるが弱点を突き続けられる |
リザードン(5位)
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○ 有利 | ハイドロポンプが×2(メガY含む)、ほのお技はこちらに×0.5。ただしソーラービーム(くさ・61.0%)は弱点×2なので、くさ技採用個体には後出ししない |
アーマーガア(6位)
|
○ 有利 | 10まんボルト/ボルトチェンジが×2(でんき1×ひこう2)で刺さる。ボディプレスは等倍だが、アイアンヘッドは¼で軽減して受けられ、おにびでも起点化できる |
ギャラドス(12位)
|
◎ 有利 | 10まんボルトが×4(でんき→みず2×ひこう2)。すばやさ86>81で先手。いかくは入るがでんき技で一撃圏 |
アシレーヌ(4位)
|
△ 五分 | 10まんボルトが×2(みず2×フェアリー1)で刺さる。ただしムーンフォース(フェアリー・採用率97.0%)は等倍で高火力、こちらのみず技は半減。撃ち合いは互角 |
スターミー(20位)
|
○ 有利 | 10まんボルトが×2(でんき→みず2×エスパー1)で刺さる。アクアブレイク・アクアジェット(みず・89.2%/86.9%)・アイススピナー(こおり・64.9%)はいずれもこちら半減で、すばやさ115で先手でも有効打が乏しい |
マスカーニャ(3位)
|
× 不利 | トリックフラワー(くさ・92.9%)が×2弱点で、すばやさ123に上から削られる。はたきおとすでオボンのみも狙われる |
アーマーガア戦は10まんボルト/ボルトチェンジ(でんき)がひこう複合に×2で通ります。相手のボディプレスは等倍で通りますが、アイアンヘッドは¼まで軽減して受けられるので、でんき技で攻めます。決定力は高くないので削りきりは後続に任せます。
苦手なポケモンと対策
唯一の弱点くさを一致技で突いてくる相手、またはすばやさ86を上回りHP50を等倍高火力で押し切ってくる相手が苦手です。弱点はくさだけなので「弱点を突かれて落ちる」より「等倍でも上から削り切られる」負け筋が中心になります。
| ポケモン | 苦手理由 | 対策 |
|---|---|---|
マスカーニャ(3位)
|
唯一の弱点くさを突くトリックフラワー(くさ・採用率92.9%・必中急所)が×2。すばやさ123で上から削られ、はたきおとすでオボンのみも落とされる | くさ技を×0.25で受けるむし/ほのおのウルガモスを後出しし、ほのおのまい(ほのお・くさ/あくに×2・採用率79.7%)で処理する。ボルトチェンジで削ってから引く流れも有効 |
ゲッコウガ(28位)
|
でんき技は×2で通るが、すばやさ122で先に動かれ、あくのはどう(あく・75.9%)等倍やみずしゅりけん(先制・みず半減でも連続技)でHP50を先に削られやすい。こちらのみず技はあく/みずに半減 | とくぼうの高いブリジュラス(はがね/ドラゴン)を後出しし、等倍のれいとうビーム・あくのはどうを受け切ってラスターカノン等で削る。ボルトチェンジで先に削っておく |
ゲンガー(10位)
|
弱点は突かないが、すばやさ110で先手を取り、シャドーボール(71.1%)・ヘドロウェーブ(81.7%)等の等倍特殊高火力でHP50を削り切る。みちづれにも注意 | ゴースト/どくを×2で突くあく/はがねのドドゲザンを後出しし、ふいうち(あく先制・ゴーストに×2・採用率99.0%)で先制処理する |
フシギバナ(27位)
|
ギガドレイン(くさ・56.9%)が×2弱点。主力のだいちのちから(88.4%)はふゆうで無効化できるが、くさ技採用個体にはこちらの打点が乏しく削り合いで負ける | くさ技を×0.25で受けるむし/ほのおのウルガモスを後出しし、ほのおのまい(ほのお・くさ/どくに×2・採用率79.7%)で処理する |
パーティ構成
相性の良いポケモン
パーティ構成の基本方針:
ウォッシュロトムは弱点がくさ×2の1つだけと優秀な反面、HP50・両防御107で耐久実数値は高くなく、攻撃面の決定力も低めです。弱点は少ないので「くさ対策」と「等倍で上から殴る高速アタッカーの受け」が後続の役割になります。
- くさ対策: ルカリオ(かくとう/はがね)・サザンドラ(あく/ドラゴン)などくさを×0.5以下で受ける枠
- 高速アタッカーの受け: ゲッコウガ・ゲンガーなどS86を上回る等倍高火力に後出しできる耐久・耐性枠(ブリジュラス・ドドゲザン等)
- 決定力の補完: ガブリアス・ルカリオなど、おにびで起点化した相手を上から倒すアタッカー
データ分析①:火力ではなく「ボルトチェンジ+おにび」が採用理由
ウォッシュロトムの技採用率を見ると、攻撃技ハイドロポンプ(98.5%)に次ぐ採用率がボルトチェンジ(88.7%)・おにび(80.6%)で、純粋な連打火力技10まんボルトは56.8%にとどまります。
| 技 | 役割 | 採用率 |
|---|---|---|
| ハイドロポンプ | 一致メイン火力 | 98.5% |
| ボルトチェンジ | 対面操作(攻撃+交代) | 88.7% |
| おにび | 物理アタッカーの起点化 | 80.6% |
| 10まんボルト | 居座り用でんき打点 | 56.8% |
とくこう105は連打アタッカーとして見ると中堅で、性格も耐久振りのずぶとい(33.2%)が火力振りのひかえめ(27.8%)を上回ります。つまりウォッシュロトムは「火力で押す枠」ではなく、ふゆうでじしんを無効化しながらボルトチェンジで対面を操作し、おにびで物理アタッカーを機能停止させる起点作り役として22位の使用率を得ているとわかります。10まんボルトよりボルトチェンジの採用率が30ポイント以上高い事実が、この役割の性格を端的に示しています。
まとめ:型別比較
| 型 | EV(指標) | 持ち物 | 主な技 | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|---|---|
| HD耐久サポート型 | HD+b 19.6% | オボンのみ/たべのこし | ハイドロポンプ・ボルトチェンジ・おにび・いたみわけ | 両受け耐久で後出し、おにびで起点化 | 決定力が低く倒しきれない |
| CSアタッカー型 | CS+h 9.1% | こだわりスカーフ | ハイドロポンプ・10まんボルト・ボルトチェンジ・トリック | スカーフで上から削り、トリックで縛る | 後出し受けができない |
総評:
ウォッシュロトムは、ふゆうでじめんを無効化する耐性とボルトチェンジ・おにびを軸にした起点作りで、M-2で使用率22位を維持しています。ガブリアス・カバルドンといった環境上位のじめん枠に後出しして弱点を突き、おにびで物理アタッカーを機能停止させるのが基本的な仕事です。
弱点はくさ×2の1つだけと優秀ですが、唯一の弱点を突くマスカーニャ(3位)に加え、HP50・両防御107の耐久を等倍高火力で上から削るゲッコウガ(28位・S122)・ゲンガー(10位・S110)には先手で削られ、決定力も低いため単体で完結する枠ではありません。ボルトチェンジで有利な味方に繋ぐ前提で、くさ受けと高速アタッカーに後出しできる枠、決定力のあるアタッカーを後続に揃えることが採用の条件になります。
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構築例
ハイドロポンプ
10まんボルト
ボルトチェンジ
おにび
ハイドロポンプ
ほうでん
わるだくみ
ねむる
くさ
はがね(¼)
こおり
ひこう
じめん(ふゆう)

カバルドン(7位)
リザードン(5位)
アーマーガア(6位)
ギャラドス(12位)
アシレーヌ(4位)
スターミー(20位)
ゲッコウガ(28位)
ゲンガー(10位)
フシギバナ(27位)