ハラバリー考察 M-2 使用率32位 受け型の技採用率と立ち回り
ハラバリー
⚠️ 本記事のデータはM-2シーズン(2026/05/30)時点の集計です
シーズンM-2(2026/5/13〜6/17)のシングルバトルで、ハラバリーは使用率32位を記録。アタッカーとしてではなく、HP109・特性でんきにかえるを軸にした耐久受け・サポート型として採用されています。技1位はパラボラチャージ(採用率98.9%)、2位はなまける(83.0%)と、回復しながら居座る構成が標準です。
ハラバリーはでんき単タイプで、弱点はじめんの1つだけ。受けポケモンとして優秀なタイプ耐性を持ち、ボルトチェンジによる交代サポートと、みずびたしによる相手の弱点付与というトリッキーな択を併せ持つのが特徴です。
なぜハラバリーが受け型として機能するのか
1. 弱点はじめんのみ・でんき単の優秀な受け性能
ハラバリーはでんき単タイプで、弱点はじめん(×2)のみ。でんき・ひこう・はがねを×0.5で半減し、HP種族値109の高さと合わせて多くの特殊アタッカーを受け止められます。アシレーヌのムーンフォース(採用率97.0%)・うたかたのアリア(79.2%)はいずれも等倍で、なまけるの回復が間に合います。
2. パラボラチャージで殴りながら回復する
メイン技はパラボラチャージ(採用率98.9%)。でんきタイプの攻撃技でありながら、与えたダメージの50%を吸収して自己回復します。とくこう種族値103から放つ一致技で、みず・ひこうタイプへの打点と回復を同時に確保でき、なまける(83.0%)と合わせて高い継戦能力を発揮します。
特性でんきにかえる(採用率99.5%)は、相手のダメージ技を受けると「でんき威力アップ」状態になり、次に使うでんき技の威力が1.5倍になる効果です。受け出しでダメージを受けた直後のパラボラチャージが強化されるため、受けながら反撃する立ち回りと噛み合います。
3. ボルトチェンジ・みずびたしで対面を操作する
ボルトチェンジ(採用率67.9%)は攻撃後に交代できるでんき技で、不利な相手に殴ってから後続へつなげます。みずびたし(65.5%)は相手をみずタイプに変える変化技で、でんき技が無効・半減で通らないガブリアスやカバルドンに対し、相手のタイプを書き換えてこちらの一致でんき技を×2で通すという択を作れます。
基本スペック
種族値
HP109に防御91・とくぼう83とバランスの取れた耐久を持ちますが、すばやさ45は環境では低速の部類です。後出しから受けて回復・サポートする運用が前提で、上から殴る役割は担えません。とくこう103はあるものの攻撃技はパラボラチャージとボルトチェンジが主体で、火力で勝負する型ではありません。
タイプ・弱点
| 弱点(2倍) | 耐性(0.5倍) | 無効 |
|---|---|---|
じめん
|
でんき
ひこう
はがね
|
— |
弱点がじめんのみという点が受けポケモンとして最大の長所です。一方、無効タイプを持たないため、相性の良い相手でも特化アタッカーの高火力は等倍で通る点には注意が必要です。
主要な技と採用率
| 技名 | タイプ | 威力 | 採用率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| パラボラチャージ | ![]() |
65 | 98.9% | 一致技。与ダメージの50%を吸収して回復。でんきにかえるで威力1.5倍化 |
| なまける | ![]() |
— | 83.0% | 最大HPの50%回復。居座りの軸 |
| ボルトチェンジ | ![]() |
70 | 67.9% | 攻撃後に交代。一致技。不利対面から後続へつなぐ |
| みずびたし | ![]() |
— | 65.5% | 相手をみずタイプに変える。一致でんき技を×2で通す択を作る |
| どくどく | ![]() |
— | 59.8% | 猛毒で蓄積ダメージ。受け合いの起点 |
| アシッドボム | ![]() |
40 | 6.9% | 相手のDを2段階ダウン |
技4枠はパラボラチャージ+なまけるを軸に、ボルトチェンジ・みずびたし・どくどくから2枠を選ぶのが標準です。攻撃技2枠(パラボラチャージ・ボルトチェンジ)はいずれもでんき一致で、補助技で受け回しを支えるサポート役の構成です。
主要型の解説
性格1位はおだやか(46.7%)、2位はなまいき(27.6%)、3位はずぶとい(12.3%)で、いずれも耐久に寄せた性格です。EVスプレッドはHD振りが大多数(HD系で過半数)を占め、特殊受けに特化した型が主流です。
型1: HDどくどく耐久型(最多採用)
性格採用率: おだやか 46.7%(D↑ A↓。特殊受けの指標)
HDどくどくおだやか型
性格: おだやか(D↑ A↓)
EV: H32 D32(HD振り。余りをBに振る個体も多い)
持ち物: たべのこし / オボンのみ
・パラボラチャージ
・なまける
・どくどく
・ボルトチェンジ / みずびたし
強み:
HDおだやかで特殊耐久を最大化し、アシレーヌ・ゲッコウガ・サザンドラといった特殊アタッカーを受け止めます。どくどくで対面の物理受けや高耐久ポケモンを毒で削り、なまける・パラボラチャージで自分は回復し続けるため、ターンをかけて相手の数的有利を作れます。持ち物はたべのこし(採用率54.5%)が最多で、毎ターンの回復量がさらに上乗せされます。
弱み:
A方向に振らないため打点はパラボラチャージのみで、毒の通らないはがね・どくタイプ(ブリジュラス・ドドゲザン等)には削り手段が乏しく、起点にされやすい点が弱みです。物理特化型のオオニューラやガブリアスのじしんには、ぼうぎょに振らないHD型だと一撃が重く、後出しから受け切れません。
型2: HBみずびたし対面操作型
性格採用率: ずぶとい 12.3%(B↑ A↓。物理受けの指標)
HBみずびたしずぶとい型
性格: ずぶとい(B↑ A↓)
EV: H32 B32(HB振り)
持ち物: たべのこし / オボンのみ
・パラボラチャージ
・なまける
・みずびたし
・ボルトチェンジ / どくどく
強み:
HBずぶといで物理方向に厚くし、じめん以外の物理技を受けながら居座れる型です。おだやか型が特殊受けに寄るのに対し、こちらはみずびたしを軸にした対面操作に重きを置きます。相手をみずタイプに書き換えると、ガブリアス・カバルドンといった本来こちらが手を出せないじめん勢にも一致パラボラチャージが×2で通り、回復しながら反撃できます。
弱み:
おだやか型と比べ特殊耐久が落ちるため、アシレーヌのムーンフォースやサザンドラのあくのはどうなど特殊高火力の受けが安定しません。みずびたしは変化技ゆえに、相手のラムのみや交代で択を外されると1ターンを消費するだけになるリスクもあります。
環境ポケモンへの相性分析
使用率上位ポケモンとの有利不利
使用率上位(TOP30目安)のうち、ハラバリーと相性がはっきり出るポケモンを有利・不利の両面から挙げます。ハラバリーはでんき単で弱点がじめんのみ、HP109の耐久となまけるの回復で特殊アタッカーを受けやすい一方、すばやさ45と低速で、じめん技を持つ相手や毒の効かないはがね・どくタイプには打点・受けともに乏しくなります。
| ポケモン(環境順位) | 相性 | 理由 |
|---|---|---|
アシレーヌ(4位)
|
◎ 有利 | ムーンフォース(97.0%)・うたかたのアリア(79.2%)は等倍で、HDおだやかなら余裕を持って受けてなまける。パラボラチャージがみずに×2+回復で押し返せる |
ギャラドス(12位)
|
△ 五分 | パラボラチャージがみず/ひこうに×4(みず2×ひこう2)で刺さるが、ギャラドスのじしん採用率63.7%が弱点×2で重く、後出しは安定しない。じしん非搭載個体には有利 |
リザードン(5位)
|
△ 五分 | メガY(採用約64%・ほのお/ひこう)にはパラボラチャージが×2で通り有利。メガX(約35%・ほのお/ドラゴン)にはドラゴンが半減して×0.5となり削りづらい。いずれもこちらに等倍以上の高火力ほのお技が刺さる点には注意 |
アーマーガア(6位)
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○ 有利 | パラボラチャージがひこう/はがねに×2(ひこう2×はがね1)で通り、回復しながら削れる。アイアンヘッド・ボディプレスはこちらに等倍だが火力が低く、被弾も軽い。ただし毒は無効ではねやすめで粘られると決定打に欠ける |
ガブリアス(1位)
|
× 不利 | じしん(99.2%)が弱点×2、こちらのでんき技はじめんに無効(×0)で通らない。みずびたしで水化できれば反撃可能だが、初手の被弾は重い |
カバルドン(7位)
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× 不利 | じしん(98.0%)が弱点×2、でんき技はじめんに無効(×0)。あくび(94.2%)でこちらを流され、なまける合戦でも高耐久に押し負けやすい |
苦手なポケモンと対策
| ポケモン | 苦手理由 | 対策 |
|---|---|---|
ガブリアス(1位)
|
じしん(採用率99.2%)が弱点×2で一撃が重い。こちらのでんき技はじめんに無効(×0)でまったく通らず、すばやさでも先制される | 対面したらみずびたしで水化させ、一致パラボラチャージ(×2)で回復しつつ削る。水化前に縛られそうならボルトチェンジでこおり・フェアリー打点を持つ後続へ逃がす |
カバルドン(7位)
|
じしん(98.0%)が弱点×2でこちらのでんき技はじめんに無効(×0)。あくび(94.2%)で流され、高HP・なまける(53.2%)で削り合いに勝てない | くさ・こおり・みず技でじめんに弱点を突けるポケモン(マスカーニャ等)にボルトチェンジで引き継ぐ。居座らず役割対象を絞る |
ブリジュラス(2位)
|
はがね/ドラゴンで毒が無効、こちらのでんき技はドラゴンに×0.5で半減され通らない。10まんボルト(66.9%)・りゅうせいぐん(64.8%)で削られ、起点にされる | 居座らずボルトチェンジでじめん・かくとう打点を持つ後続へ。ブリジュラスにはガブリアスのじしん等で上から処理する |
ドドゲザン(24位)
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あく/はがねで毒が無効。でんき技は等倍で通るが威力65では高Bを削り切れず、ふいうち(99.0%)・つるぎのまい(72.3%)の起点にされる | かくとう・ほのお・じめん技を持つ後続へボルトチェンジで引く。ハラバリー単体では受からないと割り切る |
パーティ構成
相性の良いポケモン
パーティ構成の基本方針:
ハラバリーは低速の受け軸のため、苦手なじめん・はがね・どくタイプを後続で補う設計が前提です。
- じめん受け: アーマーガア等のじめん無効枠で、弱点のじしんを後出しから受ける
- はがね・どく崩し: オオニューラ・ガブリアスのかくとう・じめん打点で、毒の効かないブリジュラス・ドドゲザンを処理
- サイクル補完: ボルトチェンジで有利対面を作り、ブラッキー等のあく枠と組んで受け回す
データ分析①:攻撃技が一致でんき技のみという尖った役割設計
ハラバリーの技採用率を見ると、攻撃技はパラボラチャージ(98.9%)とボルトチェンジ(67.9%)の2つで、いずれもでんき一致技。サブウェポンの10まんボルト(1.8%)・マッドショット(1.2%)はほぼ採用されず、でんき以外の攻撃打点は実質持ちません。
| 技 | 分類 | 採用率 | 役割 |
|---|---|---|---|
| パラボラチャージ | 攻撃(でんき・回復) | 98.9% | 主打点+回復 |
| なまける | 補助(回復) | 83.0% | 居座り |
| ボルトチェンジ | 攻撃(でんき・交代) | 67.9% | サイクル |
| みずびたし | 補助(タイプ変化) | 65.5% | 対面操作 |
| どくどく | 補助(状態異常) | 59.8% | 削り |
採用率上位5技のうち3技が補助技で、残る攻撃2技もでんき一致に統一されています。これはハラバリーが火力でなく「回復・毒・タイプ変化・交代」という択の多さで仕事をするポケモンであることを数値が示しています。
注目すべきはみずびたしの採用率65.5%。これは単なる選択肢ではなく、でんき技がじめんタイプには無効(×0)でまったく通らないという弱点を、相手を水化させて×2に反転させるための半ば必須技です。攻撃技がでんき一致に偏っているからこそ、その通りにくさを補うみずびたしが過半数に採用されている——技構成の偏りと補完が噛み合った設計と読めます。
まとめ:型別比較
| 型 | 性格(指標) | 主な技 | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|---|
| HDどくどく耐久型 | おだやか 46.7% | パラボラチャージ・なまける・どくどく・ボルトチェンジ | 特殊受け+毒で時間をかけて削る | 物理じめんに脆い。はがね・どくに毒が無効 |
| HBみずびたし型 | ずぶとい 12.3% | パラボラチャージ・なまける・みずびたし・ボルトチェンジ | 物理みず受け+水化でじめん勢に反撃 | 特殊耐久が落ちる。みずびたしを択で外されると損 |
総評:
ハラバリーは火力ではなく、弱点じめんのみという優秀なタイプ耐性・HP109の耐久・なまけるの回復、そしてみずびたしやボルトチェンジの択の多さで仕事をする受け軸ポケモンです。M-2環境ではアシレーヌをはじめとする上位の特殊アタッカーを受けながら、毒と回復で時間を稼げるのが強みです。一方でみず・ひこう勢でもじしんを搭載する個体(ギャラドス等)には後出しが利かず、メガリザードンXのようにドラゴン複合でこちらのでんき技を半減する相手も出てくるため、有利不利はタイプと搭載技を見て判断する必要があります。
一方、使用率1位ガブリアス・7位カバルドンのじしんが弱点を突き、毒の効かないブリジュラス・ドドゲザンには起点にされるため、これらは後続のじめん受け・かくとう/じめん打点で補う前提になります。みずびたしで苦手なじめん勢を水化させて反撃する択をどれだけ通せるかが、ハラバリーを活かす鍵となります。
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構築例
パラボラチャージ
ボルトチェンジ
みずびたし
なまける
パラボラチャージ
ボルトチェンジ
みずびたし
なまける
じめん
ひこう
はがね
アシレーヌ(4位)
ギャラドス(12位)
リザードン(5位)
カバルドン(7位)
ブリジュラス(2位)
ドドゲザン(24位)