サザンドラ考察 M-2 使用率21位 こだわりスカーフ型の技構成と立ち回り
サザンドラ
⚠️ 本記事のデータはM-2シーズン(2026/05/30)時点の集計です
シーズンM-2(2026/5/13〜6/17)のシングルバトルで、サザンドラは使用率21位を記録。持ち物は**こだわりスカーフが79.7%**と突出しており、特性ふゆうは100%です。とくこう125を高速で押し付ける、こだわりスカーフ前提のスペシャルアタッカーとして使われています。
サザンドラはあく/ドラゴンの複合タイプ。あくのはどう(採用率98.5%)でエスパー・ゴーストを、りゅうせいぐん(90.2%)でドラゴンを、かえんほうしゃ(67.0%)ではがね・くさをそれぞれ高倍率で叩ける広い攻撃範囲を持ちます。一方、フェアリーが**×4**で通る大きな弱点を抱えており、対面の選び方がそのまま勝敗に直結するポケモンです。
なぜ今サザンドラが使われるのか
1. こだわりスカーフ+S98で環境の高速勢を上から叩く
サザンドラのすばやさ種族値は98。最多のひかえめ(Sに補正なし)にこだわりスカーフを合わせると、すばやさ150×1.5で225に達します。これは無補正S98からスカーフ倍率で押し上げた数値で、環境のスカーフ無し高速勢をまとめて上から叩けます。
- マスカーニャ(S123・使用率3位)
- マフォクシー(メガ後S134・25位)
- ゲンガー(メガ後S130・10位)
- スターミー(メガ後S120・20位)
マフォクシー・スターミー・ゲンガーにはあくのはどうがエスパー/ゴーストに×2で通り、マスカーニャ(くさ/あく)にはかえんほうしゃが×2で通るため、スカーフによる先手が活きます。
ただしスカーフを最速おくびょう(実数値165・スカーフ込み247)にしても、同じくスカーフを巻いた高速勢には先手保証がありません。とくに最速スカーフガブリアス(すばやさ169・スカーフ込み253)には届かず、ガブリアスのドラゴン技・スケイルショットはサザンドラに弱点で通るため、対スカーフでは不利です。
2. あく/ドラゴンの広い攻撃範囲
あくのはどう・りゅうせいぐん・かえんほうしゃの3技だけで、はがね・くさ・ドラゴン・エスパー・ゴーストに高倍率の打点が通ります。一致技2種の通りが良いうえ、補助のかえんほうしゃがアーマーガア(6位)に×2・ハッサム(14位)に×4と環境上位のはがね勢に刺さるため、スカーフで上から削り役として機能します。
3. とんぼがえりで有利対面を維持しながら回す
とんぼがえり(採用率67.5%)はスカーフと噛み合う技です。こだわりスカーフは同じ技しか選べない制約がありますが、とんぼがえりで攻撃しつつ交代すれば技固定を解除でき、不利な相手が出てきても後続に引き継げます。サザンドラの低耐久(HP92・D90で弱点が多い)を、対面を選び直すことで補う動きの軸になります。
基本スペック
種族値
とくこう125を軸に、すばやさ98をこだわりスカーフで補強する構成が主流です。HP92・防御90・とくぼう90と耐久は並程度ですが、弱点が多く弱点技は等倍以上で容易に通るため、耐久を活かして受けるより先手で殴る使い方になります。
タイプ・弱点
| 4倍弱点 | 2倍弱点 | 耐性 | 無効 |
|---|---|---|---|
フェアリー
|
かくとう
むし
こおり
ドラゴン
|
ほのお
みず
でんき
くさ
ゴースト
あく
|
エスパー
|
最大の注意点はフェアリーが×4で通ること。あくもドラゴンもフェアリーに×2を受けるため掛け合わせで×4になり、アシレーヌ・フラエッテ(永遠)・ミミッキュなど環境のフェアリー勢のフェアリー技は1発で致命傷になります。特性ふゆうによりじめんを無効化できるのは利点で、ガブリアスのじしん(採用率99.2%)やキラフロルのだいちのちからを受けません。一方、エスパー無効はあくタイプ由来で、相手のエスパー技に対しては安全です。
主要な技と採用率
| 技名 | タイプ | 威力 | 採用率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| あくのはどう | ![]() |
80 | 98.5% | 一致あく技。ほぼ確定枠。20%でひるみ。エスパー・ゴーストに×2 |
| りゅうせいぐん | ![]() |
130 | 90.2% | 一致ドラゴン技。使用後Cが2段階ダウン。ドラゴンに×2 |
| とんぼがえり | ![]() |
70 | 67.5% | 攻撃後に交代。スカーフの技固定を解除しつつ対面を選び直せる |
| かえんほうしゃ | ![]() |
90 | 67.0% | はがね・くさへの打点。アーマーガアに×2、ハッサムに×4(ブリジュラスはドラゴンで半減され等倍) |
| だいもんじ | ![]() |
110 | 14.2% | 命中率85。かえんほうしゃより高火力なほのお枠の選択肢 |
| ラスターカノン | ![]() |
80 | 10.2% | フェアリーへの牽制打点。アシレーヌ・フラエッテ(永遠)に等倍以上 |
| だいちのちから | ![]() |
90 | 8.9% | どく・はがねへの打点。キラフロル(いわ/どく)に×4 |
| きあいだま | ![]() |
120 | 7.8% | 命中率70。ドドゲザン(あく/はがね)など一致技が半減される相手への奇襲(かくとうで×4) |
| ちょうはつ | ![]() |
— | 7.1% | 起点回避。カバルドンのステロや積みアタッカーを止める変化技 |
| わるだくみ | ![]() |
— | 6.5% | C2段階アップ。スカーフを切ったタスキ・オボン型の積み技 |
主要型の解説
性格はひかえめ61.4%・おくびょう35.9%の二択で、持ち物はこだわりスカーフ79.7%が大半を占めます。
型1: こだわりスカーフ型(最多採用)
持ち物採用率: こだわりスカーフ 79.7%
こだわりスカーフ高速アタッカー型
性格: ひかえめ(C↑ A↓)/おくびょう(S↑ C↓)
EV: C32 S32(最多型はH+2振り)
持ち物: こだわりスカーフ
・あくのはどう
・りゅうせいぐん
・とんぼがえり
・かえんほうしゃ / だいもんじ
強み:
ひかえめC振り(とくこう194)でスカーフ補正のすばやさ225を確保し、マスカーニャ(S123)・メガマフォクシー(S134)・メガゲンガー(S130)といった環境上位の高速アタッカーを上から叩けます。あくのはどうがメガマフォクシー・メガゲンガー・スターミーのエスパー/ゴーストに×2で刺さり、一致りゅうせいぐんはガブリアス・カイリューといったドラゴンに×2で通ります。とんぼがえりで不利対面を擦り抜けつつ後続に繋げられるのも、技固定のあるスカーフ型と噛み合います。
おくびょうにすればスカーフ込みのすばやさが247(C177)となり、最速スカーフ同士の同速争いを意識する場合に選ばれますが、とくこうが下がるため確定数が落ちる点はトレードオフです。
弱み:
こだわりスカーフは同じ技しか選べないため、りゅうせいぐん(C2段階ダウン)を撃った後は火力が大幅に落ち、技を変えるにはとんぼがえりで一度引く必要があります。フェアリー×4を抱えるため、アシレーヌ・フラエッテ(永遠)・ミミッキュのフェアリー技には1発で沈み、スカーフで先手を取れていても受け出しは不可能です。
型2: きあいのタスキ/わるだくみ型(少数)
持ち物採用率: きあいのタスキ 5.8%
タスキ+わるだくみ型
性格: おくびょう(S↑ C↓)
EV: C32 S32
持ち物: きあいのタスキ
・あくのはどう
・りゅうせいぐん / かえんほうしゃ
・わるだくみ
・ちょうはつ
強み:
スカーフ型と異なり技を自由に選べるため、わるだくみ(C2段階アップ)で1積みしてから攻撃範囲の広い技を撃ち分けられます。きあいのタスキで弱点技の1発を耐え、ちょうはつでカバルドンのステルスロックや相手の積みを潰してから起点化を狙います。
弱み:
スカーフの先手保証を失うため、すばやさ165では一部の高速勢に先に動かれます。タスキはステルスロックやとんぼがえりの定数ダメージで容易に潰れ、フェアリー×4の弱点はタスキで1発耐えても次のフェアリー技で落ちるため、起点作成の成功率はスカーフ型より不安定です。
環境ポケモンへの相性分析
有利・不利がはっきり出る相手
使用率上位(TOP30目安)から、サザンドラと相性がはっきり出る相手を有利・不利の両面で挙げます。基準は、サザンドラの一致技・かえんほうしゃの倍率と、スカーフ込みのすばやさ225との速度関係、相手の主力技がサザンドラの弱点(特にフェアリー×4)を突くかの3点です。
| ポケモン(環境順位) | 相性 | 理由 |
|---|---|---|
ガブリアス(1位) |
○ 有利(スカーフ型に注意) | りゅうせいぐんが×2(ドラゴン2×じめん1)、ふゆうでじしん(採用率99%)を無効化。スカーフ無し個体には先手で通るが、スカーフガブリアスには先手を取られドラゴン技・スケイルショットが弱点で通る |
ブリジュラス(2位) |
× 不利 | かえんほうしゃはほのお2×はがね2×ドラゴン0.5=等倍止まり、一致りゅうせいぐんもドラゴン2×はがね0.5=等倍で、高耐久を抜けない。S85より先手は取れるが、相手のりゅうせいぐん(採用率64.8%)はドラゴン×2で通るため撃ち合いは不利 |
マフォクシー(25位) |
△ 五分(先手で上から圧) | あくのはどうが×2(あく1×エスパー2)。スカーフでメガ後S134を上回り先制でき、エスパー技は無効。ただし一致あくのはどうでもメガマフォクシーを1発では落とせず(C194で約7〜8割)、マジカルシャイン(採用率32.6%)がフェアリー×4で返ってくるため、上から殴れても確実な有利とは言えない |
スターミー(20位) |
○ 有利 | あくのはどうが×2(みず1×エスパー2)。スカーフでメガ後S120を上回り先制できる。みず技はドラゴンで半減、エスパー技は無効。ただしアイススピナー(採用率64.9%)はこおりで×2、アクアジェット(採用率87%)の先制も通るため、削れた状態での後出しは禁物 |
ゲンガー(10位) |
○ 有利 | あくのはどうが×2(ゴースト2×どく1)。スカーフでメガ後S130を上回り、先に高倍率で叩ける(C194で約9割〜乱数1発)。きあいだま(採用率37.4%)はかくとう×2のため、1発で落としきれないと反撃で大きく削られる |
アシレーヌ(4位) |
× 不利 | ムーンフォース(採用率97%)が×4で確定1発。スカーフで先手は取れるがアシレーヌは耐久が高くあく・ドラゴン技では落としきれず、アクアジェットの先制も合わせて押し負ける |
フラエッテ:永遠(17位) |
× 不利 | ムーンフォース(採用率87%)・ドレインキッスが×4。フェアリー単体にはラスターカノンが×2だが採用率10%と低く、めいそうで詰まれると突破困難 |
ミミッキュ(19位) |
× 不利 | じゃれつく(採用率92%)が×4。ばけのかわで1発耐えられたうえ、かげうち(94%)の先制も絡むため、スカーフの速度優位を活かせない |
苦手なポケモンと対策
| ポケモン | 苦手理由 | 対策 |
|---|---|---|
アシレーヌ(4位) |
ムーンフォースがフェアリー×4で確定1発。高耐久でこちらの一致技でも落としきれない | フェアリーを半減できるギルガルド(はがね/ゴースト)やキラフロル(いわ/どく)を同伴し、アシレーヌの前に後出しして受ける。サザンドラはとんぼがえりで引いてその枠に繋ぐ |
ミミッキュ(19位) |
じゃれつくが×4。ばけのかわで1発耐え、かげうちの先制も持つため速度で上回っても倒しきれない | ギルガルド(はがね/ゴースト)ならじゃれつく・かげうちをいずれも半減して受けられる。ばけのかわを別ポケモンの攻撃で先に剥がしてからサザンドラのあく技で詰める |
ガブリアス(スカーフ型)(1位) |
最速スカーフガブリアス(S253)にはすばやさ225でも先手を取られ、げきりん・スケイルショットがドラゴン×2で通る | フェアリー(アシレーヌ・フラエッテ等)やこおり技持ちを同伴し、ドラゴン技を半減・無効化できる枠で受ける。サザンドラ自身はとんぼがえりで引いて被弾を避ける |
ドドゲザン(24位) |
あく/はがねであくのはどう×0.5・りゅうせいぐん×0.5(はがねがドラゴンを半減)と一致技がどちらも通りにくく、こちらの一致技で押し切れないうちに、つるぎのまい(採用率72.3%)から高火力のアイアンヘッド等で詰めてくる | きあいだま(かくとう×4)を持つ個体なら上から処理できる。持たない場合はかくとう・ほのお・じめん技持ちを同伴し、はがねの弱点を突いて落とす |
パーティ構成
相性の良いポケモン
パーティ構成の基本方針:
サザンドラはフェアリー×4を筆頭に弱点が多く、こだわりスカーフで技も固定されるため、残り5体で弱点と設置技を補います。
- フェアリー対策: ギルガルド(はがね/ゴースト)やキラフロル(いわ/どく)などフェアリーを半減できる枠で受ける
- こおり・ドラゴン対策: みずタイプのスターミー・ウォッシュロトムでこおり技を半減し、ドラゴン技はギルガルド(はがね/ゴースト)で半減して受ける
- ステルスロック展開: ガブリアス等でステルスロックを撒き、とんぼがえりの交代戦と合わせて削りを稼ぐ
- 対スカーフ高速勢: サザンドラより速いスカーフガブリアスを止める先制技・受け枠を確保する
データ分析①:こだわりスカーフ採用率79.7%が示す役割の固定化
サザンドラの持ち物はこだわりスカーフ79.7%に集中し、性格もひかえめ61.4%・おくびょう35.9%でほぼ二択です。つまりサザンドラは「型を散らして読みづらくする」ポケモンではなく、スカーフ高速アタッカーという単一役割にほぼ固定されていることが数値から読み取れます。
| 持ち物 | 採用率 | 役割 |
|---|---|---|
| こだわりスカーフ | 79.7% | 高速アタッカー(先手で削る) |
| きあいのタスキ | 5.8% | 起点作成・1発保証 |
| オボンのみ | 2.1% | 耐久確保 |
| しろいハーブ | 1.9% | りゅうせいぐんのCダウン解消 |
この偏りは対面した側にとっては好都合に見えますが、立ち回り上の含意は逆です。サザンドラが見えた時点でほぼスカーフと読んでよく、初手のりゅうせいぐん/あくのはどうを最速で撃ってくる前提で動けます。受け側はフェアリー×4の弱点を突けるアシレーヌ・ミミッキュ・フラエッテ(永遠)を後出しすれば、スカーフの速度を無意味化して1発で落とせます。サザンドラ側も同じ理屈を理解しているため、技構成のとんぼがえり採用率67.5%が高いのは「読まれやすい役割をとんぼがえりの対面操作で補う」必然的な選択といえます。スカーフへの偏りと、とんぼがえりの高採用は、同じ「役割が固定されている」事実の表と裏です。
まとめ:型別比較
| 型 | 採用率(指標) | 主な技 | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|---|
| こだわりスカーフ型 | スカーフ 79.7% | あくのはどう・りゅうせいぐん・とんぼがえり・かえんほうしゃ | S225で高速勢を上から処理。とんぼがえりで対面操作 | 技固定。スカーフ同士には先手保証なし |
| タスキ/わるだくみ型 | タスキ 5.8% | あくのはどう・わるだくみ・ちょうはつ・りゅうせいぐん | 技を選べる。1積みで全抜き狙い | 先手保証なし。タスキが定数ダメで潰れる |
総評:
サザンドラはこだわりスカーフ(79.7%)でとくこう125を高速で押し付ける、役割の明確なスペシャルアタッカーです。あくのはどう・りゅうせいぐん・かえんほうしゃの広い攻撃範囲で、メガマフォクシー・メガゲンガー・スターミーといったエスパー/ゴースト勢やドラゴン・はがね勢を上から削れます。
一方で最大の課題はフェアリー×4。アシレーヌ(4位)・フラエッテ(永遠)(17位)・ミミッキュ(19位)はいずれもフェアリー技を高採用しており、スカーフで先手を取っても受け出しは不可能です。これらをパーティのはがね・どく枠で受けつつ、サザンドラはとんぼがえりで対面を選び直す立ち回りが基本になります。役割が読まれやすいぶん、とんぼがえりと後続の補完でいかに有利対面を作り続けられるかが、21位という使用率帯のサザンドラを活かす鍵です。
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構築例
あくのはどう
りゅうせいぐん
かえんほうしゃ
だいもんじ
あくのはどう
かえんほうしゃ
わるだくみ
みがわり
フェアリー
かくとう
むし
こおり
みず
でんき
くさ
ゴースト
エスパー

ブリジュラス(2位)
マフォクシー(25位)
ゲンガー(10位)
フラエッテ:永遠(17位)
ミミッキュ(19位)
ドドゲザン(24位)