サーナイト考察 M-2 使用率54位 メガフェアリースキンのハイボ全体打点
サーナイト
⚠️ 本記事のデータはM-2シーズン(2026/05/24)時点の集計です
シーズンM-2(2026/5/13〜6/17)のシングルバトルで、サーナイトは使用率54位を記録。持ち物は**サーナイトナイト 84.9%**が圧倒的で、ほぼメガ進化前提のポケモンです。本記事はメガサーナイトを基準に解説します。
メガサーナイトの軸は、メガ進化で得る特性フェアリースキンです。ノーマル技がフェアリータイプに変わり威力1.2倍になるため、全体技の**ハイパーボイス(採用率79.8%)**が「フェアリー一致+威力1.2倍」の主力打点に化けます。とくこう種族値165・C238の超火力で、エスパー/フェアリーが等倍以上で通る環境上位を上から薙ぎ払う特殊アタッカーです。
メガ前の特性は**トレース(92.5%)**が主流ですが、メガ進化したターンにフェアリースキンへ上書きされるため、対戦では実質フェアリースキンの運用になります。
なぜメガサーナイトが使われるのか
1. フェアリースキンのハイパーボイスがフェアリー一致打点になる
メガサーナイトの最大の武器は、フェアリースキンでハイパーボイス(採用率79.8%)がフェアリータイプに変わる点です。フェアリースキンはノーマル技をフェアリー技に変え威力1.2倍にする特性で、ハイパーボイスは「フェアリー一致補正×1.5+スキン補正×1.2」が乗ります。命中も外れず追加効果待ちもない全体技を、C238の火力で撃てるのが軸です。
ムーンフォース(採用率18.5%)を別枠で採るより、ハイパーボイス1枠でフェアリー一致打点と命中安定を両立できるため、技スロットの圧縮にもなります。
2. C238の火力でドラゴン・あく・かくとうを叩く
エスパー/フェアリーの攻撃範囲は、フェアリーがドラゴン・あく・かくとうに×2、エスパーがかくとう・どくに×2と刺さります。環境上位ではサザンドラ(あく/ドラゴン)にムーンフォース×4、ガブリアス・カイリュー(ドラゴン複合)にフェアリー技×2が通ります。
C165・ひかえめでCは238。一致フェアリー打点を等倍以上で受けられる相手は少なく、低耐久のドラゴン・あく勢を上から削れます。
3. しんくうはでSの不足を補う
メガ後でもすばやさは100止まりで、環境上位の高速アタッカーには先手を取られます。これを補うのが**しんくうは(採用率75.2%)**で、優先度+1のかくとう先制技です。Sで上を取られるマスカーニャ(S192)・ゲンガー(メガ後S200)などに対し、削れた相手や低耐久のあく・ノーマルを先制で処理できます。
基本スペック
種族値
メガ前はとくこう125・とくぼう115が高く、すばやさ80・HP68・防御65と物理耐久が低いのが素のサーナイトです。メガ進化で火力・耐久・速度が底上げされますが、防御65据え置きの物理低耐久はメガ後も変わりません。
メガ進化(サーナイトナイト採用率84.9%)
サーナイトナイトの採用率は84.9%で、ほぼメガ前提の運用です。メガ進化でとくこう165・すばやさ100まで上がり、特性はフェアリースキン(ノーマル技をフェアリー技に変え威力1.2倍)に変わります。
| ステータス | 通常 | メガ後 | 変化 |
|---|---|---|---|
| HP | 68 | 68 | 変化なし |
| こうげき | 65 | 85 | +20 |
| ぼうぎょ | 65 | 65 | 変化なし |
| とくこう | 125 | 165 | +40 |
| とくぼう | 115 | 135 | +20 |
| すばやさ | 80 | 100 | +20 |
メガ後のC165はひかえめでC238、D135はD187と特殊方面は厚くなります。一方、ぼうぎょは65のまま据え置きで、物理アタッカーには弱点を突かれずとも崩されやすい点はメガ後も残ります。すばやさ100(おくびょうでS167、ひかえめでS152)は中速で、環境上位の高速勢には先手を許します。
タイプ・弱点
| 弱点(2倍) | 耐性(½以下) | 無効 |
|---|---|---|
ゴースト
はがね
どく
|
かくとう(¼)
エスパー
|
ドラゴン
|
ドラゴン技を無効化できるため、ガブリアス・カイリュー・サザンドラのドラゴン技を透かせるのが対戦上重要です。かくとうは×0.25で大きく軽減し、ルカリオのインファイト等も一撃では崩れません。一方、弱点のゴースト・はがね・どくは環境に多く、ゴースト技(ゲンガー・ギルガルド)、はがね技(ハッサム・ドドゲザン)が×2で刺さります。物理防御65の低耐久と合わせ、弱点物理を受けると一発で崩れる点に注意が必要です。
主要な技と採用率
| 技名 | タイプ | 威力 | 採用率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| ハイパーボイス | ![]() |
90 | 79.8% | フェアリースキンでフェアリー化+威力1.2倍。命中安定の主力打点 |
| しんくうは | ![]() |
40 | 75.2% | 優先度+1の先制技。高速勢・削れた相手を上から処理。あく・はがねに刺さる |
| マジカルフレイム | ![]() |
75 | 48.4% | はがね(ハッサム・ギルガルド)への打点。相手のとくこうを下げる |
| 10まんボルト | ![]() |
90 | 33.1% | みず・ひこうへの打点。アシレーヌ・ギャラドスに刺さる |
| サイコショック | ![]() |
80 | 31.8% | エスパー一致技。ぼうぎょで受けるためとくぼう型に通る |
| サイコキネシス | ![]() |
90 | 30.2% | エスパー一致技。どく・かくとうへの打点。10%とくぼうダウン |
| サイコノイズ | ![]() |
75 | 24.0% | エスパー一致技。当てた相手は2ターン回復技を使えなくなる |
| ムーンフォース | ![]() |
95 | 18.5% | 単体フェアリー一致技。ハイボより高威力だが全体打点ではない。30%とくこうダウン |
| めいそう | ![]() |
— | 15.6% | とくこう・とくぼうを1段階上げる積み技 |
ハイパーボイス(フェアリー)・しんくうは(先制)の2枠がほぼ確定で、3枠目をマジカルフレイム(はがね打点)か10まんボルト(みず・ひこう打点)、4枠目をエスパー一致技かめいそうで選ぶのが標準的な技構成です。
主要型の解説
持ち物はサーナイトナイト 84.9%が支配的で、ほぼ全てメガ型です。性格はひかえめ75.3%が主流で、火力を最大化する選択。少数のおくびょう(19.7%)はS167まで伸ばし、ひかえめ型(S152)では抜けない相手を上から叩く差別化型です。
型1: ひかえめCS型(最多)
指標: サーナイトナイト 84.9%/ひかえめ 75.3%
ひかえめメガCS型
性格: ひかえめ(C↑ A↓)
EV: C32 S32(最多はCS+H2)
持ち物: サーナイトナイト
・ハイパーボイス
・しんくうは
・マジカルフレイム / 10まんボルト
・サイコショック / めいそう
強み:
ひかえめでC238に達し、おくびょう型(C217)より火力が高く、ハイパーボイスやムーンフォースで等倍の相手をより少ない手数で削れます。メガ後はすばやさ100(S152)で、ガブリアス(S169)等の素早い相手には先手を許す一方、しんくうはの先制で素早さの不足を補う設計です。
弱み:
スターミー(S183)・メガマフォクシー(メガ後S204)など環境上位の高速勢には届かず、これらには先手を取られます(おくびょう型のS167でも抜けません)。火力重視のためS投資ではしんくうはの先制に頼る場面が増えます。
型2: おくびょうCS型(19.7%)
指標: サーナイトナイト 84.9%/おくびょう 19.7%
おくびょうメガCS型
性格: おくびょう(S↑ A↓)
EV: C32 S32
持ち物: サーナイトナイト
・ハイパーボイス
・しんくうは
・マジカルフレイム / 10まんボルト
・サイコショック / ムーンフォース
強み:
S167まで伸び、ひかえめ型(S152)では先手を取られる最速サザンドラ(S165)等のS160台までの相手を上から叩けます(メガマフォクシーのメガ後S204・スターミーのS183には届きません)。しんくうはに頼らずハイパーボイスで先制できる対面が増え、削り合いで優位を取りやすくなります。
弱み:
ひかえめ型に対しCが約20下がるため(238→217)、ハイパーボイスやムーンフォースの確定数が伸び、等倍の相手を1発で落とせず2発かかる場面が出ます。火力を捨ててでも上を取る相手が構築に必要なときの選択です。
環境ポケモンへの相性分析
主要ポケモンとの相性
使用率上位のうち、メガサーナイトと相性がはっきり出るポケモンを有利・不利の両面から挙げます。ドラゴン無効・かくとう¼でドラゴン・かくとう勢を透かせる一方、すばやさ100(S152〜167)は環境上位の高速勢に先手を許し、物理防御65の低耐久でゴースト・はがね・どくの弱点物理を受けると一発で崩れる点に注意してください。
| ポケモン(環境順位) | 相性 | 理由 |
|---|---|---|
サザンドラ(21位)
|
◎ 有利 | ハイパーボイス(フェアリー)が×4(あく2×ドラゴン2)。ドラゴン技は無効、あくのはどう(98.5%)も等倍止まりでこちらの弱点を突けない。C238で確定圏 |
ガブリアス(1位)
|
○ 有利 | ハイパーボイスが×2(フェアリー)で低耐久のガブリアスは2発圏。げきりん(47.9%)は無効、じしん(99.2%)も等倍だがB65では軽くないため、S169で先に動かれて削られる前に倒したい。いわなだれ(23.1%・等倍)やどくづき(19.4%・×2)を持つ個体には注意 |
カイリュー(16位)
|
○ 有利 | ハイパーボイスが×2(フェアリー)。げきりん等ドラゴン技は無効。ただししんそく(先制)でマルチスケイル下から削り返され、こちらの低耐久では2発目を耐えにくい |
マスカーニャ(3位)
|
△ 速度で不利 | ハイパーボイスが×2(あく弱点)だがS192で上を取られる。はたきおとす(57.6%)でサーナイトナイトは叩けないが、トリックフラワー(必中・くさ等倍)で先制被弾。しんくうは(あく×2)で削れた個体を先制処理する形になる |
ギルガルド(11位)
|
× 不利 | かげうち(96.2%)・ポルターガイスト(67.6%)のゴースト技が×2弱点。はがね/ゴーストでハイパーボイス(フェアリー)は半減、エスパー技も半減で打点が乏しい。マジカルフレイム(×2)が主打点だが受けられて返される |
ハッサム(14位)
|
× 不利 | バレットパンチ(99.7%・はがね×2先制)で先手を取られ、低耐久では一撃級。マジカルフレイム(×4)があれば本来1発だが、優先度+1のバレットパンチが先に飛ぶため撃つ前に落ちる。ハイパーボイス(フェアリー)も半減される |
ゲンガー(10位)
|
× 不利 | ゲンガナイト82.4%でメガ後S200と上を取られ、シャドーボール(ゴースト×2弱点)で先に落とされる。エスパー技は×2で通るが、低耐久ゆえ先に動かれて殴り合いに勝てない |
苦手なポケモンと対策
| ポケモン | 苦手理由 | 対策 |
|---|---|---|
ギルガルド(11位)
|
ゴースト技が×2弱点。フェアリー・エスパー打点をはがね/ゴーストで半減され、撃ち合いで押し負ける | じめん・ほのお枠(ガブリアス等)を後続に置いてはがね弱点を突く。マジカルフレイム(×2)を持つ個体で削ってから引く |
ハッサム(14位)
|
バレットパンチ(99.7%)の先制はがね技が×2弱点。物理防御65では先制一撃で落とされやすい | ほのお・じめん枠(リザードン・ガブリアス)に引いてはがね弱点を突く。先制を撃たせてから後続で処理する |
ゲンガー(10位)
|
メガ後S200で上を取られ、シャドーボール(ゴースト×2弱点)で先に落とされる。エスパー技は×2で通るが先に動かれて殴り負ける | あく・ゴースト枠(ドドゲザン・ソウブレイズ)を後続に置く。しんくうははゴースト無効で当たらないため、あくのふいうち等で先制処理する |
ドドゲザン(24位)
|
ふいうち(99.0%)・アイアンヘッド(86.9%)の先制・はがね技が脅威。フェアリーは等倍で通るがエスパー打点はあくで無効化される | ほのお・かくとう枠(リザードン・ルカリオ)ではがね弱点を突く。攻撃技を撃つとふいうちで先制されるため、後続で受けてから処理する |
マフォクシー(25位)
|
メガ後S204でおくびょう型(S167)より速く、かえんほうしゃ(65.5%)でこちらを削る。フェアリー・エスパー打点はほのお/エスパーにいずれも半減で通りにくい | あく枠(ドドゲザン)のふいうち(エスパーに×2)で先制処理する。しんくうは(かくとう半減)では削りきれないため後続に任せる |
苦手な相手は「ゴースト・はがね・どくの弱点を先制技や高速で突く相手」に集中します。いずれも単体での切り返しは難しく、ほのお・じめん・あく枠の後続でタイプ補完して受ける構築が前提になります。
データ分析①:ハイパーボイスとムーンフォースの採用率逆転
メガサーナイトのフェアリー打点は、単体高威力のムーンフォース(95)ではなく全体技のハイパーボイス(90)が79.8%対18.5%で大きく上回る点に特徴があります。
| 技 | タイプ | 威力 | 採用率 | 性質 |
|---|---|---|---|---|
| ハイパーボイス | フェアリー | 90 | 79.8% | 命中100・フェアリースキンで一致化 |
| ムーンフォース | フェアリー | 95 | 18.5% | 単体・命中100・30%とくこうダウン |
通常、威力5の差ならムーンフォースが選ばれそうですが、ハイパーボイスにはフェアリースキンの威力1.2倍補正が乗るため、実威力は90×1.2=108相当となりムーンフォース(95)を上回ります。さらにハイパーボイスは音技で、まもる以外の回避手段(みがわり等)を貫通し、命中100で安定します。
結果、フェアリー打点はハイパーボイスに一本化され、ムーンフォースは「単体への30%とくこうダウン」を狙う少数派の選択として残ります。これはフェアリースキンという特性が、技選択の常識(高威力技優先)を覆している典型例です。
データ分析②:しんくうは75.2%が示す「中速アタッカーの宿命」
メガサーナイトのもう1つの特徴は、攻撃技でありながらしんくうは(先制技)が75.2%と高採用な点です。
| 技 | 採用率 | 役割 |
|---|---|---|
| ハイパーボイス | 79.8% | 主力火力 |
| しんくうは | 75.2% | 先制での詰め・高速勢への返し |
| マジカルフレイム | 48.4% | はがね打点 |
すばやさ100(S152〜167)は中速で、環境上位の高速アタッカー——マスカーニャ(S192)・ゲンガー(メガ後S200)・スターミー(S183)・ガブリアス(S169)——には軒並み先手を取られます。C238の火力があっても、先に動かれて低耐久を突かれれば撃つ前に落ちます。
しんくうは75.2%という高採用率は、この「火力は高いが上から殴られる」中速アタッカーの弱点を、優先度+1の先制で補う設計の表れです。削れた相手や低耐久のあく・はがね・ノーマルを確実に取り、対面性能を底上げしています。
パーティ構成
相性の良いポケモン
パーティ構成の基本方針:
メガサーナイトは物理耐久が低く弱点が先制技と噛み合うため、残り5体で以下の役割を補います。
- はがね対策: じめん・ほのお(ガブリアス)でギルガルド・ハッサムのはがね弱点を突く枠
- ゴースト対策: あく(マスカーニャ)でゲンガー・ギルガルドのゴースト技に強い枠
- 弱点物理の受け: はがね・みず複合(エンペルト・ブリジュラス)でゴースト・はがね物理を半減して受ける枠
- 高速勢のケア: しんくうはで取りきれないマスカーニャ・スターミー等を、後続の高速・高耐久で処理する
まとめ:型別比較
| 型 | 指標 | 性格 | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|---|
| ひかえめCS型 | ひかえめ 75.3% | ひかえめ | C238の最大火力。確定数を縮める | S152でS150台の相手に先手を許す |
| おくびょうCS型 | おくびょう 19.7% | おくびょう | S167でS150台の相手を上から叩く | Cが217と約20低く確定数が伸びる |
総評:
メガサーナイトは、フェアリースキンでハイパーボイス(採用率79.8%)をフェアリー一致打点に変え、C238の火力でドラゴン・あく・かくとう勢を上から叩く特殊アタッカーです。ドラゴン無効・かくとう¼の優秀な耐性でガブリアス・サザンドラ等のドラゴン技を透かせるのが強みです。
性格はひかえめ75.3%が主流で火力を最大化し、しんくうは75.2%の先制で中速(S152〜167)ゆえの上を取られる弱点を補います。一方、物理防御65の低耐久と、ゴースト・はがね・どくの弱点が先制技(バレットパンチ・ふいうち・かげうち)と噛み合うため、ギルガルド・ハッサム・ドドゲザン・ゲンガーには単体で勝ちにくく、ほのお・じめん・あく枠の後続でタイプ補完して立ち回る構築が前提になります。
関連記事
構築例
ハイパーボイス
サイコショック
マジカルフレイム
しんくうは
ハイパーボイス
サイコショック
マジカルフレイム
しんくうは
ゴースト
はがね
どく
ドラゴン

サザンドラ(21位)
カイリュー(16位)
ギルガルド(11位)
ハッサム(14位)
ゲンガー(10位)
ドドゲザン(24位)
マフォクシー(25位)