キュウコン(アローラ)考察 M-2 使用率52位 ゆきふらしオーロラベールの型と立ち回り
キュウコン(アローラ)
⚠️ 本記事のデータはM-2シーズン(2026/05/24)時点の集計です
シーズンM-2(2026/5/13〜6/17)のシングルバトルで、キュウコン(アローラ)は使用率52位を記録。特性は**ゆきふらし(採用率99.7%)**でほぼ統一されており、ゆきがくれ(0.3%)は実質採用されていません。
キュウコン(アローラ)の軸は、ゆきふらしで自分から展開するゆき状態です。ゆき下でのみ使える**オーロラベール(採用率88.5%)で味方の物理・特殊両方の被ダメージを軽減し、命中100扱いになるふぶき(87.1%)と、みずタイプにも等倍以上で通るフリーズドライ(69.9%)**で削る、補助と特殊アタックを兼ねるポケモンです。
持ち物は**とけないこおり 46.7%・きあいのタスキ 23.5%・オボンのみ 9.6%**で、こおり技を伸ばすとけないこおりが最多です。本記事では補助軸のオーロラベール型を基準に、火力を伸ばすわるだくみ型の差分も併せて解説します。
なぜキュウコン(アローラ)が使われるのか
1. ゆきふらしから自前でオーロラベールを展開する
キュウコン(アローラ)の最大の役割は、ゆきふらしでゆき状態を自分で作り、その天候下でしか使えないオーロラベール(採用率88.5%)を起動することです。オーロラベールは5ターンの間、味方の物理・特殊両方の被ダメージを軽減します。リフレクター・ひかりのかべを2枚張る手間を1枚で済ませられ、ゆきふらしの天候設置とセットで盤面を整えられる点が採用理由の中心です。
2. ゆき下で必中になるふぶきを撃てる
ふぶき(採用率87.1%)は本来命中70の技ですが、ゆき状態では必中になります。ゆきふらしを自分で展開するキュウコン(アローラ)は、この必中ふぶきを威力110で安定して撃てます。とけないこおり(46.7%)を持てば威力が1.2倍になり、ドラゴン・ひこう・じめん・くさへの主力打点になります。
3. フリーズドライでみずタイプにも刺さる
フリーズドライ(採用率69.9%)は**みずタイプの相手にも効果バツグン(×2)**になるこおり技です。通常こおり技はみずに半減されますが、フリーズドライはこれを覆します。環境上位のアシレーヌ(みず/フェアリー・4位)やカメックス(30位)、ミロカロス(50位)といったみず勢に、こおり技でありながら等倍以上で打点を持てるのが特徴です。
基本スペック
種族値
すばやさ109・とくぼう100が目を引く配分で、とくこう81は特殊アタッカーとしては控えめです。おくびょう(採用率87.3%)でEVを最大振りするとすばやさは177になり、ガブリアス(最速S169)やカイリュー(S145)を上から叩けます。一方、とくこうはおくびょうC32振りでとくこう133にとどまり、火力で押し切るより、ゆき・オーロラベール・必中ふぶきという補助+削りの仕事で貢献するポケモンです。
タイプ・弱点
| 弱点(×2/×4) | 耐性(½) | 無効 |
|---|---|---|
はがね(×4)
ほのお
どく
いわ
|
こおり
むし
あく
|
ドラゴン
|
フェアリータイプによりドラゴン技を無効化できるのが対戦上重要で、ガブリアスのげきりん(採用率47.9%)やカイリューのドラゴン技を透かせます。一方ではがねは×4の4倍弱点(こおり×2×フェアリー×2)で、ハッサムのバレットパンチ(採用率99.7%)など先制のはがね技に極端に弱い点に注意してください。ほのお・どく・いわも×2弱点で、被弾耐性は高くありません。
主要な技と採用率
| 技名 | タイプ | 威力 | 採用率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| オーロラベール | ![]() |
— | 88.5% | ゆき下でのみ使用可。5ターン物理・特殊の被ダメを軽減 |
| ふぶき | ![]() |
110 | 87.1% | 一致こおり技。ゆき下で必中。10%こおり。主力打点 |
| フリーズドライ | ![]() |
70 | 69.9% | みずにも×2。アシレーヌ・カメックス等みず勢への打点 |
| ムーンフォース | ![]() |
95 | 52.8% | 一致フェアリー技。あく・ドラゴン・かくとうへの打点。10%C↓ |
| アンコール | ![]() |
— | 41.5% | 相手の技を固定。積み技・補助技を縛って後続を補助 |
| わるだくみ | ![]() |
— | 26.9% | とくこうを2段階上げる積み技。火力で押し切る型向け |
| こおりのつぶて | ![]() |
40 | 5.7% | 優先度+1の先制技。削り残しの処理に |
オーロラベール・ふぶき・フリーズドライの3枠が主軸で、4枠目をムーンフォース(一致フェアリー打点)かアンコール(補助)で選ぶのが標準的な技構成です。
主要型の解説
各型は持ち物分布(とけないこおり46.7%/きあいのタスキ23.5%/オボンのみ9.6%)を指標としています。性格はおくびょう87.3%が支配的で、ひかえめ(8.4%)は少数です。EVはCS振り(C32 S32)に余りをHへ回す「CS+h」が最多(20.1%)です。
型1: オーロラベール補助型(最多級)
指標: とけないこおり 46.7%/おくびょう 87.3%
オーロラベールCS型
性格: おくびょう(S↑ A↓)
EV: C32 S32(CS振り。余りH)
持ち物: とけないこおり
・オーロラベール
・ふぶき
・フリーズドライ
・ムーンフォース / アンコール
強み:
ゆきふらしでゆきを展開し、初手からオーロラベールを張って後続のエースが積む・殴る隙を作れます。とけないこおりでふぶき・フリーズドライの威力が1.2倍になるため、補助を張りながらこおり技の削りも両立できます。S177で環境上位のアタッカーより先に動けるため、ベール展開を被弾前に通しやすい点も補助役として有利です。
弱み:
きあいのタスキ型と異なり、弱点技を1回耐える保険がありません。はがね×4・ほのお×2の弱点を突かれると、ベールを張る前に落とされる場面が増えます。火力もとくこう133止まりで、わるだくみ型のように単体で押し切る力はありません。
型2: きあいのタスキ展開型
指標: きあいのタスキ 23.5%
タスキCS型
性格: おくびょう(S↑ A↓)
EV: C32 S32(CS振り)
持ち物: きあいのタスキ
・オーロラベール
・ふぶき
・フリーズドライ
・アンコール / ムーンフォース
強み:
とけないこおり型と違い、弱点技を1回耐えてオーロラベール展開を確定で通せます。はがね×4の先制技(バレットパンチ)に対しても、タスキで1発耐えてからベールを張るか、こおり技で1手返せます。ベール展開を「相手の弱点技に依存せず通したい」構築では、火力1.2倍より耐えの保険を優先する選択です。
弱み:
とけないこおり型と比べてこおり技の威力1.2倍が乗らず、削り性能が落ちます。また、こおり技を撃つと同時にあられ・すなあらしなどの天候ダメージや先制技でタスキが潰れやすく、2回目以降の行動保証はありません。
補足: わるだくみ積み型(26.9%)
わるだくみでとくこうを2段階上げ、補助役ではなく特殊アタッカーとして押し切る型です。アンコールで相手の積み技・補助技を縛ってから積むと隙を作りやすく、ふぶき・フリーズドライ・ムーンフォースの範囲で上から削れます。ただしとくこう133が素の値のため、無補正では1回積んでようやく中火力という水準で、ベールを張らないぶん補助役としての貢献は失われます。
環境ポケモンへの相性分析
主要ポケモンとの相性
使用率上位のうち、キュウコン(アローラ)と相性がはっきり出るポケモンを有利・不利の両面から挙げます。S177(おくびょう)で環境上位を上から叩ける一方、HP149・ぼうぎょ95と低く、はがね×4・ほのお×2の弱点技には極端に脆い点に注意してください。
| ポケモン(環境順位) | 相性 | 理由 |
|---|---|---|
ガブリアス(1位)
|
◎ 有利 | ふぶきが×4(ドラゴン2×じめん2)。S177>169で先手。げきりん(47.9%)はフェアリーで無効化できる。ただしいわ・ほのお技を持つ個体には×2弱点を突かれる |
カイリュー(16位)
|
◎ 有利 | ふぶきが×4(ドラゴン2×ひこう2)。S177>145で先手。ドラゴン技はフェアリーで無効。ただしかえんほうしゃ(47.8%)は×2弱点(ほのお)を突き、しんそくの先制も合わせると、これらを持つ個体やマルチスケイル下では確定で落としきれない |
アシレーヌ(4位)
|
◎ 有利 | フリーズドライが×2(みず特効)。S177>112で先手。ムーンフォース(97.0%)・アクアジェット(66.6%)はいずれも等倍で通る点には注意が必要。ただし低耐久ゆえ一撃で落としきれないと反撃で削られる |
マスカーニャ(3位)
|
△ 速度逆転で先手を許す | ふぶきが×2(くさ弱点)。だがS192>177で上を取られ、はたきおとす(57.6%)でとけないこおりを叩き落とされる。トリプルアクセル(72.2%)はこおりで×0.5に軽減できる |
ハッサム(14位)
|
× 不利 | バレットパンチ(99.7%)が×4弱点(はがね)。優先度+1の先制でこちらのSと無関係に上から落とされる。ふぶきは半減され打点が乏しい |
リザードン(5位)
|
× 不利 | かえんほうしゃ(42.4%)が×2弱点(ほのお)。ふぶきはほのお/ひこうに等倍止まりで一撃に届かず、被弾で崩れる。S177>167で先手は取れるが押し切れない |
苦手なポケモンと対策
| ポケモン | 苦手理由 | 対策 |
|---|---|---|
ハッサム(14位)
|
バレットパンチ(99.7%)が×4弱点を先制で突き、Sと無関係に上から落とされる。ふぶきは半減で抜けない | ほのお・じめん枠(リザードン等)を後続に置いてはがね弱点を突く。先発でぶつけず、ベール展開後に交代で受ける |
リザードン(5位)
|
かえんほうしゃ(42.4%)が×2弱点。ふぶきはほのお/ひこうに等倍で一撃に届かず、撃ち合いで押し負ける | みず・いわ枠(カメックス・ミロカロス等)を後続に置いてほのお技を半減して受ける。ベール下なら後続が撃ち合いに耐えやすい |
ソウブレイズ(26位)
|
ほのお/ゴーストでふぶきを半減し、むねんのつるぎ(82.8%)が×2弱点(ほのお)を突く。一致こおり打点が通らない | みず・いわ枠でほのお技を半減して受ける。フリーズドライも半減されるため、後続のみず・じめん打点で崩す |
マスカーニャ(3位)
|
S192で上を取られ、はたきおとす(57.6%)でとけないこおりを落とされる。トリックフラワー(くさ・92.9%)は等倍で通る | ほのお・はがね枠(ハッサム・ソウブレイズ等)を後続に置いてくさ・あくを半減しつつ上から殴る |
苦手な相手は「キュウコン(アローラ)の弱点(はがね・ほのお・いわ)を等倍以上で突く相手」と「S177を上回る、または先制技で隙を突く相手」に大別されます。いずれも単体での切り返しは難しいため、ベール展開後に後続のタイプ補完で受ける構築が前提になります。
パーティ構成
相性の良いポケモン
パーティ構成の基本方針:
キュウコン(アローラ)はゆきふらし+オーロラベールで盤面を整える起点役のため、ベールが効いている5ターンの間に後続のエースが仕事をする構築が基本です。
- ほのお・はがね対策: みず(ミロカロス・カメックス)で苦手なほのお・はがね技を半減して受ける枠
- ベールを活かすエース: ベール下で積み技を通すアタッカー(ハッサムのつるぎのまい、ヤドキング(ガラル)の積み等)
- じめん打点: はがね・ほのおに強いじめん枠(ガブリアス)で苦手枠を上から崩す
データ分析①:こおり技に偏る技採用率が示す「天候軸の補助役」設計
キュウコン(アローラ)の技採用率は、一致のこおり技と補助技に偏り、一致フェアリー技のムーンフォースが半数程度にとどまる点に特徴があります。
| 技 | タイプ | 採用率 | 役割 |
|---|---|---|---|
| オーロラベール | こおり | 88.5% | 補助(被ダメ軽減) |
| ふぶき | こおり | 87.1% | こおり主力打点 |
| フリーズドライ | こおり | 69.9% | みず特効打点 |
| ムーンフォース | フェアリー | 52.8% | フェアリー打点 |
注目すべきは、こおり技3種(オーロラベール・ふぶき・フリーズドライ)がいずれも70%以上で、一致フェアリー技のムーンフォース(52.8%)を上回る点です。これは、キュウコン(アローラ)が「フェアリーの攻撃範囲」ではなく「ゆきふらしで作るゆき天候の軸」として採用されていることを示します。
ふぶきはゆき下で必中になり、オーロラベールはゆき下でしか撃てません。とけないこおり(46.7%)でこおり技の威力が1.2倍になることも合わせ、3枠をこおり技で固めるのは、ゆきという天候資源を最大限に使う合理的な構成です。火力で押し切るわるだくみ(26.9%)が少数派にとどまるのも、このポケモンの主役が攻撃ではなく天候・補助である裏付けといえます。
まとめ:型別比較
| 型 | 指標 | 持ち物 | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|---|
| オーロラベールCS型 | とけないこおり 46.7% | とけないこおり | こおり技1.2倍で補助と削りを両立 | 弱点技を耐える保険がない |
| タスキCS型 | きあいのタスキ 23.5% | きあいのタスキ | 弱点技を1回耐えてベールを確定で通す | こおり技1.2倍が乗らず削りが落ちる |
| わるだくみ積み型 | わるだくみ 26.9% | オボンのみ等 | C2段階上昇で特殊アタッカーとして押す | ベールを張らず補助の貢献を失う |
総評:
キュウコン(アローラ)はゆきふらしとオーロラベールを軸に、ゆき天候を自前で作って後続を補助する起点役です。ゆき下で必中になるふぶき・みずに刺さるフリーズドライで削りも兼ね、S177で環境上位のアタッカーより先に動ける点が補助役として有利に働きます。
持ち物はとけないこおり46.7%・きあいのタスキ23.5%が中心で、「こおり技の威力を伸ばす」か「弱点技を1回耐えてベールを確定で通す」かで役割が変わります。一方、はがね×4・ほのお×2の弱点と低耐久から単体性能は高くなく、ハッサムのバレットパンチやリザードンのかえんほうしゃには後続のタイプ補完で対応する前提のポケモンです。
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構築例
こだわりスカーフ
ソーラービーム
かえんほうしゃ
オーバーヒート
ウェザーボール
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ソウブレイズ(26位)