メガカメックス考察 M-2 使用率30位 からをやぶる×メガランチャーの型解説
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メガカメックス考察 M-2 使用率30位 からをやぶる×メガランチャーの型解説


メガカメックス

メガカメックス

みず
使用率: 30位 メガ石採用率: カメックスナイト 91.5%

⚠️ 本記事のデータはM-2シーズン(2026/05/30)時点の集計です

シーズンM-2(2026/5/13〜6/17)のシングルバトルで、カメックスは使用率30位を記録。そのうち91.5%がカメックスナイトを採用しており、ほとんどの個体がメガ進化前提の構成です。

メガカメックスの軸は特性メガランチャー。「波動」の名を持つ技の威力が1.5倍になるため、はどうだん(採用率90.0%)・みずのはどう(78.2%)・あくのはどう(79.1%)の3種を主軸に据えた特殊アタッカーとして機能します。さらに採用率67.7%のからをやぶるで素早さ・こうげき・とくこうを一気に2段階上げ、低めの素早さを補いつつ全抜きを狙う積み型が主流です。


なぜメガカメックスが機能するのか

1. メガランチャーで波動技を1.5倍に強化

メガカメックスの中核は特性メガランチャーによる波動技の威力1.5倍です。みず単タイプなのでみずのはどう(基礎威力60)はタイプ一致補正×1.5にメガランチャー×1.5が重なり、実質威力135相当になります。さらに以下の波動技を1枠で広い範囲に振り分けられます。

  • はどうだん(採用率90.0%): かくとう技。一致補正は乗らないが基礎威力80×メガランチャー1.5で実質120。あく・はがね・いわ・こおり・ノーマルに刺さる
  • あくのはどう(採用率79.1%): あく技。基礎威力80×1.5で実質120。ゴースト・エスパーへの打点
  • みずのはどう(採用率78.2%): 一致みず技。実質威力135相当のメインウェポン

はどうだん・あくのはどう・みずのはどうの3種採用で、みず・かくとう・あくという相互に補完しあう範囲を確保できるのが、メガランチャーを持つこのポケモンならではの構築です。

2. からをやぶるで素早さの低さを補い全抜きを狙う

メガ後の素早さ種族値は78で、無補正では環境上位の多くに先手を取られます。これを補うのが採用率67.7%のからをやぶるで、こうげき・とくこうが2段階、すばやさが2段階上がります(ぼうぎょ・とくぼうは1段階ダウン)。

ひかえめ+すばやさ最大振りのからをやぶる1積み後はすばやさが約2倍になり、ガブリアス(S102)・ゲッコウガ(S122)・マスカーニャ(S123)といった環境最速級も上から叩ける圏内に入ります。とくこうも2段階上がるため、メガランチャー補正済みの波動技がさらに伸び、積みが通れば1体処理してそのまま居座る展開を作れます。

3. しろいハーブ・アクアジェットで積みの隙を補う

からをやぶるはぼうぎょ・とくぼうが1段階下がるため、積んだ直後に殴られると崩れやすいのが弱点です。これを補う採用が見られます。

  • しろいハーブ(持ち物採用率4.8%): からをやぶるで下がったぼうぎょ・とくぼうを一度だけ元に戻す。積みターンの被弾リスクを軽減する
  • アクアジェット(技採用率22.8%): みず先制技。優先度+1で動くため相手のすばやさに関わらず先制でき、積む前にきあいのタスキで耐えた相手や、上から弱点を突いてくる素早い相手を削り切る保険になる

ただし持ち物はカメックスナイトが91.5%を占めるため、しろいハーブを積めるのはメガ石を切った少数の個体に限られます。


基本スペック

種族値(メガ後)

HP
79
こうげき
103
ぼうぎょ
120
とくこう
135
とくぼう
115
すばやさ
78
合計
630

とくこう135を軸に、ぼうぎょ120・とくぼう115という両受けの硬さも兼ね備えます。一方ですばやさ78は環境上位アタッカーに先手を取られる水準で、ここをからをやぶるで補う設計です。積む前は耐久を活かして1発受けてから動く立ち回りになります。

メガ前→メガ後ステータス変化

ステータス メガ前 メガ後 変化
HP 79 79 変化なし
こうげき 83 103 +20
ぼうぎょ 100 120 +20
とくこう 85 135 +50
とくぼう 105 115 +10
すばやさ 78 78 変化なし

メガ進化で伸びるのはとくこう(+50)と両防御で、すばやさは78のまま据え置きです。火力と耐久は上がるものの素早さが補われないため、からをやぶるで素早さを引き上げる構成が主流になる理由がここにあります。

タイプ・弱点

タイプ: みず
弱点(2倍) 耐性(0.5倍)
くさくさ でんきでんき
ほのおほのお みずみず こおりこおり はがねはがね

みず単タイプは弱点がくさ・でんきの2つだけと少なく、ほのお・みず・こおり・はがねを半減できます。とくぼう115と合わさり、ほのお・こおり特殊技には特に固い受けを見せます。ただしくさ・でんきはいずれも×2で通り、環境にはマスカーニャ・フシギバナ・ウォッシュロトムなど両タイプの使い手が多い点には注意が必要です。


主要な技と採用率

技名 タイプ 威力 採用率 備考
はどうだん かくとう 80(実質120) 90.0% 必中の特殊かくとう波動技。メガランチャー1.5倍。あく・はがね・いわ・こおり・ノーマルへの打点
あくのはどう あく 80(実質120) 79.1% 特殊あく波動技。メガランチャー1.5倍。ゴースト・エスパーに刺さる。20%でひるみ
みずのはどう みず 60(実質135) 78.2% 一致みず波動技。タイプ一致補正×メガランチャーで実質威力135相当。20%でこんらん
からをやぶる ノーマル 67.7% A・C・Sを2段階アップ(B・Dは1段階ダウン)。素早さの低さを補う積み技
れいとうビーム こおり 90 24.2% 特殊こおり技。ドラゴン・ひこう・じめん・くさへの追加打点。10%でこおり
アクアジェット みず 40先制 22.8% 優先度+1のみず先制技。相手のSに関わらず先制。物理技だがこうげき103で削り役に。タスキ・低HP処理に
なみのり みず 90 6.8% 波動でない一致みず技。命中100で安定。メガランチャー補正は乗らない
りゅうのはどう ドラゴン 85(実質128) 6.6% ドラゴン波動技。メガランチャー1.5倍でカイリュー等のドラゴンに刺さる

技構成は「はどうだん・あくのはどう・みずのはどう・からをやぶる」の4枠で固まる傾向が強く、波動3種で攻撃範囲を確保しつつ積み技で全抜きを狙う形が基本です。れいとうビームやアクアジェットは波動3種のいずれかと入れ替える形で採用されます。


主要型の解説

性格はひかえめ76.2%・おくびょう18.6%で、いずれもとくこう軸の特殊型です。両者の違いは素早さの確保量にあります。

型1: からをやぶるひかえめ全抜き型(最多採用)

性格採用率: ひかえめ 76.2%(とくこう補正型。性格分布で最多)

メガカメックス からをやぶるCSひかえめ型
特性: げきりゅう(71.7%)
性格: ひかえめ(C↑ A↓)
EV: C32 S32(最多はCS+H2振り)
持ち物: カメックスナイト
技構成:
・からをやぶる
・みずのはどう
・はどうだん
・あくのはどう / れいとうビーム

強み:

ひかえめでとくこうを最大化し、からをやぶる1積み後にメガランチャー補正済みの波動技で全抜きを狙う型です。からをやぶるでとくこうが2段階上がるため、みずのはどうは実質威力135相当からさらに上振れし、半減されない相手はほぼ一撃で落とせる火力に達します。

すばやさはからをやぶる前は78止まりですが、1積みで2段階上がり、ガブリアス(S102)・ゲッコウガ(S122)・マスカーニャ(S123)も上から叩ける圏内に入ります。

弱み:

からをやぶるはぼうぎょ・とくぼうが1段階下がるため、積んだターンに弱点のくさ・でんき技を受けると崩れやすいのが弱点です。とくにマスカーニャ(S123)はからをやぶる前のメガカメックス(S78)に先手を取れるため、積むより先にトリックフラワーで弱点を突かれます。ひかえめは次に挙げるおくびょうより素早さが約10%低く、積み前にすばやさで競る場面で不利になります。


型2: からをやぶるおくびょう型(2番目に多い構成)

性格採用率: おくびょう 18.6%(すばやさ補正型。ひかえめに次ぐ2番手)

メガカメックス からをやぶるCSおくびょう型
特性: げきりゅう(71.7%)
性格: おくびょう(S↑ A↓)
EV: C32 S32(CS振り)
持ち物: カメックスナイト
技構成:
・からをやぶる
・みずのはどう
・はどうだん
・あくのはどう / アクアジェット

強み:

おくびょうですばやさを上げる型です。ひかえめ型がからをやぶる後でないと抜けない相手の一部を、積み前から上から叩ける、あるいは積み後の素早さに余裕が生まれます。からをやぶるを通せなかった場合でも、素の素早さでより多くの相手に先手を取れるため、積みに失敗したときの保険として機能します。

弱み:

ひかえめと比べてとくこうが約10%低く、確定数が変わる相手(みずのはどうで2発になる耐久ライン)が増えます。からをやぶるで火力を稼ぐコンセプト上、攻撃補正を切る分だけ全抜き性能はひかえめに劣ります。


環境ポケモンへの相性分析

主要ポケモンとの相性

使用率上位(TOP30目安)から、メガカメックスと相性がはっきり出るポケモンを有利・不利の両面で挙げます。みず単タイプで弱点はくさ・でんきのみと少なく、ほのお・こおり・はがねを半減できる一方、すばやさ78のため素早い相手にはからをやぶる前に弱点を突かれる点に注意してください。

ポケモン(環境順位) 相性 理由
マフォクシー(25位) ○ 有利 みずのはどうが×2(ほのお2×エスパー1)。主力かえんほうしゃ(採用率65.5%)はみず単に半減、サイコショック・サイコキネシスも等倍止まり。S104でからをやぶる前は先手を取られるが、1積みで上から叩ける
キラフロル(15位) ○ 有利 みずのはどうが×2(いわ2×どく1)。S86でからをやぶる前は先手を取られるが、1積みで上から叩ける。だいちのちから(採用率66.8%)がみず単に×2で刺さるため、積みターンに後出しはしない
ドドゲザン(24位) ◎ 有利 はどうだんが×4(あく2×はがね2)。S50でからをやぶる前から先手。あくのはどうは半減されるためはどうだんを選ぶ
ラウドボーン(29位) ○ 有利 みずのはどうが×2(ほのお2×ゴースト1)。S66でからをやぶる前から先手。主力フレアソング(ほのお)はみず単に半減
リザードン(5位) △ 技構成次第 みずのはどうが×2(ほのお2×ひこう1)で本来有利だが、ソーラービーム(採用率61.0%)がみず単に×2で刺さる。S100でからをやぶる前は先手を取られる。1積み後に上から叩くか、ソーラービーム個体には受け出ししない
ゲンガー(10位) ○ 有利 あくのはどうがゴースト/どくに×2(ゴースト2×どく1)。S110だが、ゲンガーのどく・ゴースト技はみず単に等倍で、とくぼう115なら耐えやすい。からをやぶる後に上から処理

苦手なポケモンと対策

選定基準は「メガカメックスの弱点くさ・でんきを一致技で突ける、またはからをやぶる前のS78を上回って先に弱点技を通してくる使用率上位」です。

ポケモン 苦手理由 対策
マスカーニャ(3位) S123でからをやぶる前のS78を大きく上回り、一致トリックフラワー(くさ・採用率92.9%)が必中×2で刺さる。積むより先に弱点を突かれる くさを半減するほのお・どく・はがねタイプ(ソウブレイズ・ハッサム等)を同伴し、トリックフラワーを受けてから処理する。先発で対面したらからをやぶるを切ってアクアジェットで削るか即引きする
フシギバナ(27位) だいちのちから(採用率88.4%)がみず単に×2、ギガドレイン(56.9%)もくさ×2。やどりぎのタネ(58.5%)・こうごうせい(72.7%)で自己回復しつつ削られ、こちらの波動技(みず半減・はどうだん等倍)では押し切れず受けループに持ち込まれる ほのお・ひこう・どく・エスパー・むしタイプ(リザードン・ハッサム等)でくさを半減しつつ弱点を突いて処理する。やどりぎのタネを撒かれる前に交代で躱す
ウォッシュロトム(22位) 10まんボルト(採用率56.8%)がでんき×2で弱点を突く。みず/でんきでこちらのみずのはどう・はどうだんを等倍以下に抑え、おにび(80.6%)でアクアジェット型のこうげきも下げてくる でんきを無効化するじめんタイプ(ガブリアス・カバルドン等)を同伴して受け、じしんで弱点を突いて処理する。れいとうビーム採用個体ならボルトチェンジ後の交代先を狩る択も持てる

パーティ構成

相性の良いポケモン

ラウドボーン
ラウドボーン
同居率1位
ほのお/ゴースト。カメックスが苦手なくさを半減し、おにび・あくびで起点を作る
ブラッキー
ブラッキー
同居率2位
高耐久あく枠。受け回しでカメックスの積みターンを作る起点役
ガブリアス
ガブリアス
同居率4位
じめんでウォッシュロトムのでんきを無効化し、苦手なでんき枠を受ける
ハッサム
ハッサム
同居率5位
むし/はがねでくさを半減。マスカーニャ・フシギバナのくさ技を受ける
リザードン
リザードン
同居率10位
ほのお/ひこうでくさを半減し、ソーラービームでカメックス自身の弱点くさ枠に打点

パーティ構成の基本方針:

メガカメックスは弱点が少なく耐久も高い反面、からをやぶる前は素早さが足りず、くさ・でんきの素早いアタッカーに積みを通させてもらえません。残り5体で以下を補います。

  1. くさ対策: ほのお・はがね・どくタイプ(ラウドボーン・ハッサム等)でマスカーニャ・フシギバナのくさ技を受ける枠
  2. でんき対策: じめんタイプ(ガブリアス・カバルドン等)でウォッシュロトムのでんき技を無効化する枠
  3. 積みの起点づくり: ブラッキー等の高耐久枠で相手を流し、からをやぶるを安全に積めるターンを作る

データ分析①:波動3種は「広さ」ではなく「半減を踏まない」ための選択

メガカメックスの技採用率を見ると、はどうだん90.0%・あくのはどう79.1%・みずのはどう78.2%と、波動3種がいずれも高採用です。これらをメガランチャー補正込みのタイプ相性で、使用率上位の主要タイプに対し整理します。

相手タイプ例(環境順位)みずのはどうはどうだんあくのはどう
ガブリアス(ドラゴン/じめん・1位)×1×1×1
マスカーニャ(くさ/あく・3位)×0.5×2×0.5
アシレーヌ(みず/フェアリー・4位)×0.5×0.5×0.5
ゲンガー(ゴースト/どく・10位)×1×0(無効)×2
ドドゲザン(あく/はがね・24位)×1×4×0.5

この表から見えるのは、波動3種は「広く×2を取る」組み合わせではなく、1つの技が半減される相手を別の技が等倍以上で補う設計だという点です。みずのはどうがマスカーニャに半減されてもはどうだんが×2で刺さり、はどうだんがゲンガーに無効化される一方であくのはどうが×2で通ります。からをやぶるで攻撃を切る都合上、半減を踏んで火力が落ちる事態を避けることが全抜きの前提になるため、×2の数より「全相手に等倍以上を1枠は確保する」ことが優先されているわけです。

逆に、3種すべてが半減になるのが**みず/フェアリー(アシレーヌ等)**です。みずはみずに、かくとう・あくはフェアリーに半減されるため、メガランチャー波動型は同じみず受けに打点を欠きます。れいとうビーム(24.2%)もみず半減でこの穴を埋めにくく、対みず/フェアリーは波動型単体では押し切れない構造的な弱みとして残ります。


まとめ:型別比較

採用率(指標) 性格 主な技 強み 弱み
からをやぶるCSひかえめ型 ひかえめ 76.2% ひかえめ からをやぶる・みずのはどう・はどうだん・あくのはどう 積み後の火力が最大。半減されない相手は一撃圏 積み前のSが低く、おくびょうより素早さで競り負ける
からをやぶるCSおくびょう型 おくびょう 18.6% おくびょう からをやぶる・みずのはどう・はどうだん・アクアジェット 積み前後とも素早さに余裕。積み失敗時の保険が利く とくこうが約10%低く、確定数を取りこぼす相手が増える

総評:

メガカメックスはメガランチャーで波動技を1.5倍に強化し、からをやぶるで素早さの低さを補って全抜きを狙う特殊アタッカーです。みず単タイプで弱点はくさ・でんきのみと少なく、とくぼう115・ぼうぎょ120の高耐久から1発受けて積む立ち回りが取れます。

M-2環境では、波動3種がガブリアス・キラフロル・ドドゲザンなど使用率上位の複数タイプに等倍以上を確保できる範囲の広さが武器です。一方ですばやさ78はからをやぶる前に環境最速級のマスカーニャ(くさ・3位)に先手を許し、ウォッシュロトムのでんき・フシギバナのくさといった弱点技持ちも環境に多く、積みを通すお膳立てが勝敗を分けます。使用率30位という位置は、この「積みを通せれば強いが、通すまでが難しい」性質を反映したものといえます。


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