ヘラクロス考察 M-2 使用率65位 メガ進化スキルリンクの連続技型
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ヘラクロス考察 M-2 使用率65位 メガ進化スキルリンクの連続技型


ヘラクロス(M-2)

メガヘラクロス

むし かくとう
使用率: 65位 特性: スキルリンク(メガ後)

⚠️ 本記事のデータはM-2シーズン(2026/05/24)時点の集計です

シーズンM-2(2026/5/13〜6/17)のシングルバトルで、ヘラクロスは使用率65位を記録。ヘラクロスナイトの採用率は**96.7%**で、ほぼ全てがメガ進化前提の運用です。本記事はメガヘラクロスを基準に解説します。

メガ前の特性はじしんかじょう(採用率58.1%)こんじょう(40.7%)に二分されますが、メガ進化すると特性はスキルリンクに固定されます。スキルリンクは「2〜5回連続技を最高回数(5回)で固定」する特性で、ロックブラスト(採用率89.9%)・タネマシンガン(81.9%)・ミサイルばり(43.3%)といった連続技が常に5発命中します。**A260(いじっぱり)**の高火力に加え、連続技の安定したフルヒットで相手のきあいのタスキやマルチスケイルを貫通できるのが最大の武器です。


なぜメガヘラクロスが使われるのか

1. スキルリンクで連続技が常に5発フルヒットする

メガ後特性のスキルリンクは、ロックブラスト・タネマシンガン・ミサイルばりなど「2〜5回ヒット」の連続技を常に最高回数の5発で撃てます。1発あたりの威力は25ですが、5発で実質威力125相当となり、むし一致のミサイルばりはさらにタイプ一致補正も乗ります。

連続技の利点はヒット数が固定される点だけではありません。1発ごとに判定が入るため、きあいのタスキを連続技で貫通でき、カイリューのマルチスケイル(HP満タン時の被ダメ半減)も1発目で剥がして残り4発は半減なしで通せます。みがわりも1発で割って残りを本体に通せるため、耐久調整や保険アイテムを連続技だけで崩しにかかれます。

2. メガ後A185の高火力をインファイトで叩き込む

メガヘラクロスのこうげき種族値は185。いじっぱりAS振りでA260に達し、環境屈指の物理火力です。最も採用率が高い技は**インファイト(94.8%)**で、威力120のかくとう一致技として、あく・はがね・ノーマル・いわ・こおりの広範囲に等倍以上の高打点を出します。ドドゲザン(あく/はがね)には×4、マスカーニャ(くさ/あく)・ブリジュラス(はがね/ドラゴン)には×2で刺さります。

3. ロックブラスト・タネマシンガンでかくとうの不利を補う

かくとう技は飛行・エスパー・むし・フェアリーに半減〜無効で受けられます。メガヘラクロスはこの穴をスキルリンクの連続技で補完します。**ロックブラスト(89.9%)**はメガリザードンY(ほのお/ひこう・×4)・ウルガモス(むし/ほのお・×4)・カイリュー(×2)といった、インファイトが半減される飛行・むし複合に刺さります。**タネマシンガン(81.9%)**はカバルドン(じめん・×2)やアシレーヌ(みず/フェアリー・×2)など、かくとう・いわを軽減するみず・じめん勢への打点です。連続技は威力25でもスキルリンクで5発入るため、サブウェポンながら一致技に匹敵する火力を出せます。


基本スペック

種族値(メガ後)

HP
80
こうげき
185
ぼうぎょ
115
とくこう
40
とくぼう
105
すばやさ
75
合計
600

こうげき185が突出し、ぼうぎょ115・とくぼう105と耐久も中程度まで上がります。一方、すばやさ75は環境の中では遅く、いじっぱりAS振りでもS127止まりです。先手で殴る役割は厳しく、ぼうぎょ・とくぼうの数値を活かして1発耐えてから高火力で殴り返すのが基本になります。

メガ進化(ヘラクロスナイト採用率96.7%)

ヘラクロスナイトの採用率は96.7%で、ほぼ全てがメガ進化前提です。メガ進化でこうげきが+60の185まで跳ね上がり、ぼうぎょ+40・とくぼう+10と耐久も底上げされます。特性はメガ前のじしんかじょう/こんじょうからスキルリンクに変わります。

ステータス 通常 メガ後 変化
HP 80 80 変化なし
こうげき 125 185 +60
ぼうぎょ 75 115 +40
とくこう 40 40 変化なし
とくぼう 95 105 +10
すばやさ 85 75 -10

注意したいのは、メガ進化ですばやさが85→75に下がる点です。メガ前は素早さがやや高めですが、メガ後はS127(いじっぱりAS振り)まで落ち、環境の中速以上のアタッカーには先手を許します。火力と耐久を取る代わりに速度を捨てる種族値配分のため、立ち回りは「耐えて殴り返す」方向に寄せる必要があります。

タイプ・弱点

タイプ: むし かくとう
弱点(×2/×4) 耐性(½) 無効
ひこうひこう(×4) ほのおほのお エスパーエスパー フェアリーフェアリー
くさくさ かくとうかくとう じめんじめん むしむし あくあく
なし

ひこうが×4(むし×2・かくとう×2)と非常に重く、メガリザードンY・ウルガモス・カイリューといった環境上位のひこう技に致命傷を負います。ほのお・エスパー・フェアリーも×2で、メガヘラクロスは耐久が中程度まで上がるものの弱点を突かれると一撃で落ちやすい点に注意が必要です。一方、くさ・じめん・あく・むし・かくとうを半減できるため、ガブリアスのじしん(½)やマスカーニャのはたきおとす(½)を1発受けてから殴り返せます。


主要な技と採用率

技名 タイプ 威力 採用率 備考
インファイト かくとう 120 94.8% かくとう一致の主力。撃つとB・Dが1段階下がる
ロックブラスト いわ 25×5 89.9% スキルリンクで5発固定。飛行(リザードンY・ウルガモス・カイリュー)への打点
タネマシンガン くさ 25×5 81.9% 5発固定。みず・じめん(カバルドン・アシレーヌ・スターミー)への打点
じしん じめん 100 51.8% どく・はがね・ゲンガー等への一貫打点。ブリジュラス・ドドゲザンに×2
ミサイルばり むし 25×5 43.3% むし一致の5発固定。マスカーニャ(×4)・スターミーへの打点
くさわけ くさ 50 14.2% 撃つと自分のSが1段階上がる。低速を補う選択肢
フェイント ノーマル 30 7.6% 優先度+2。まもる・みきりを解除して攻撃する
つるぎのまい ノーマル 3.8% Aを2段階上げる積み技。採用は少数

インファイトを主力に、ロックブラスト・タネマシンガンの2種の連続技でかくとうが半減される飛行・みず・じめんを補い、4枠目をじしん(はがね・どく・あくへの一貫打点)かミサイルばり(むし一致)で選ぶのが標準的な技構成です。


主要型の解説

持ち物はヘラクロスナイト96.7%でほぼ固定のため、型の差は性格(いじっぱり70.0%/ようき22.9%)と技構成・EV配分で生まれます。AS振りが主流(AS+h 25.5%)ですが、低速を補正でカバーするか、火力を最大化するかで方針が分かれます。

型1: いじっぱりAS連続技型(最多)

指標: いじっぱり 70.0%/AS+h 25.5%

メガヘラクロス いじっぱりAS型
特性: じしんかじょう(58.1%)/こんじょう(40.7%)※メガ後スキルリンク
性格: いじっぱり(A↑ C↓)
EV: A32 S32(余りH)
持ち物: ヘラクロスナイト
技構成:
・インファイト
・ロックブラスト
・タネマシンガン
・じしん / ミサイルばり

強み:

ようき型と比べてAが約10%高い260に達し、ようき型では乱数で耐えられる相手を確定で押し込めます。タネマシンガン5発・ロックブラスト5発の総火力もこのA値に乗るため、きあいのタスキ持ちやマルチスケイルカイリューを連続技で確実に削り切れます。S127はようき型の139より遅いものの、メガ後はもともと環境上位に先手を取れる速度ではないため、火力に全振りする方が役割に合います。

弱み:

S127はようき型の139より遅く、ようき型なら同速以下に持ち込めるブリジュラス(137)にも後手に回ります。メガミミロップ(S205)・メガルカリオ(180)・マスカーニャ(192)といった弱点を突ける高速アタッカーへの遅さは両型共通ですが、ようき型で先手を取れる中速帯すら抜けない点がいじっぱり型固有の弱みです。


型2: ようきAS連続技型

指標: ようき 22.9%

メガヘラクロス ようきAS型
特性: じしんかじょう(58.1%)/こんじょう(40.7%)※メガ後スキルリンク
性格: ようき(S↑ C↓)
EV: A32 S32(余りH)
持ち物: ヘラクロスナイト
技構成:
・インファイト
・ロックブラスト
・タネマシンガン
・じしん / ミサイルばり

強み:

ようきでS139まで上がり、いじっぱり型(S127)では同速以下になるブリジュラス(S137)やカイリュー(132)を上から叩けます。メガ後の遅さを少しでも補い、中速帯に先手を取って一撃目を通したい場合に選択されます。

弱み:

いじっぱり型に対しAが237と約10%低く、確定数が1つ落ちる相手が出ます。S139でも上記のメガミミロップ・マスカーニャ等の高速アタッカーには届かないため、素早さを伸ばしても抜ける弱点持ちの上位は限られます。


環境ポケモンへの相性分析

主要ポケモンとの相性

使用率上位のうち、メガヘラクロスと相性がはっきり出るポケモンを有利・不利の両面から挙げます。メガ後A260の高火力で弱点を突けば上位もまとめて落とせますが、S127(いじっぱり)と低速で、ひこう×4・ほのお・エスパー・フェアリーの弱点を突く相手には先手で崩される点に注意してください。比較対象がメガ運用主流の場合はメガ後のSで記載しています。

ポケモン(環境順位) 相性 理由
ドドゲザン(24位) ◎ 有利 インファイトが×4(あく2×はがね2)。じしんも×2で通る。S127>ドドゲザンS102で先手。確定1発圏
マスカーニャ(3位) ○ 有利(先手は許す) ミサイルばりが×4(くさ2×あく2)、インファイトも×2。ただしS192で先手を取られ、はたきおとす(あく½)を先に受ける。連続技でタスキは貫通
ブリジュラス(2位) ○ 有利 インファイト×2(はがね2×ドラゴン1)、じしんも×2。ようき型ならS139>137で先手。高耐久だがA260で押し込める
ガブリアス(1位) △ 火力勝負 インファイト・じしんともに等倍止まりで決定打に欠ける。スカーフげきりん個体(こだわりスカーフ33.0%)には先手を許し、げきりん(ドラゴン等倍)で削られる。じめん技はこちらが半減で受けられる点が救い
カイリュー(16位) × 不利 ロックブラストが×2で連続技がマルチスケイルを剥がして通るが、S127で先手を許す。エアスラッシュ(採用率55.6%)等のひこう技は×4で致命傷、しんそく(45.6%・ノーマル等倍)でも先制で削られる
リザードン(5位) × 不利 ロックブラストが×4で刺さるが、メガリザードンY(S152、おくびょうなら167)に先手を許し、ほのお技(×2)・ひこう技(×4)で先に焼かれる。撃ち合いで間に合わない
ウルガモス(18位) × 不利 ロックブラストが×4だがSで先手を取られ、ほのお技(×2)・むしのさざめき等で先に落とされる。ひこう×4と合わせ弱点を突き合う撃ち合いで速度負け

苦手なポケモンと対策

ポケモン 苦手理由 対策
リザードン(5位) メガリザードンY(S152、おくびょうなら167)にS127で先手を許し、ほのお×2・ひこう×4の技で先に落とされる。ロックブラスト×4で抜けるが間に合わない ロックブラストを持つ高速のいわ・でんき枠を後続に置く。じめん枠(ガブリアス)でメガリザードンXのじしん圏に置き、Yには高耐久のいわ・みず半減枠で受ける
カイリュー(16位) エアスラッシュ等のひこう技が×4で致命傷。S127で先手を許し、先に落とされやすい。ロックブラストはマルチスケイル下でも連続技で通るが一撃には届かない こおり・でんき・いわ技を持つ高速枠(スターミー・でんきロトム等)でひこう技圏外から落とす。はがね・いわタイプでひこう技を半減して受ける
ミミッキュ(19位) ばけのかわで連続技以外の一撃を防がれ、じゃれつく(採用率91.9%・フェアリー×2)で弱点を突かれる。インファイトはゴーストに×0で無効 ロックブラスト・タネマシンガン等の連続技でばけのかわを剥がしてから殴る。はがね・どくタイプを後続に置きフェアリー技を半減して受ける
ギルガルド(11位) インファイトがゴーストに×0で無効。ロックブラスト・ミサイルばりも半減〜¼で打点が薄く、ポルターガイスト(67.6%)等で削られる じしん(はがね/ゴーストに×2)を必ず採用して弱点を突く。シールドフォルムのうちはあくタイプを合わせてゴースト技を半減して受ける

苦手な相手は「ひこう×4・ほのお・フェアリーでメガヘラクロスの弱点を突き、S127を上回って先手で崩す高速アタッカー」と「ゴースト・飛行でかくとう・連続技を半減し、撃ち合いで打点が通らない相手」に大別されます。低速ゆえ単体での切り返しは難しく、後続のタイプ補完と高速枠での詰めが前提になります。


パーティ構成

相性の良いポケモン

ローブシン
ローブシン
同居率1位
マッハパンチの先制でメガヘラクロスが苦手な高速アタッカーを削り、低速を補う
メタモン
メタモン
同居率2位
相手の高速アタッカーをコピーし、先手で崩される展開を切り返す
ガブリアス
ガブリアス
同居率3位
じめん・ドラゴンでメガヘラクロスが苦手なメガリザードンXに打点を持つ高速枠
ブリジュラス
ブリジュラス
同居率4位
はがね/ドラゴンでひこう技を半減し、苦手なカイリューを受ける
マスカーニャ
マスカーニャ
同居率5位
S123の高速枠でメガヘラクロスが先手を取れない相手を上から削る

パーティ構成の基本方針:

メガヘラクロスはS127と低速で、ひこう×4をはじめ弱点も4タイプあるため、残り5体で以下の役割を補います。

  1. ひこう対策: はがね/ドラゴンのブリジュラスでメガリザードンY・カイリューのひこう技を半減して受ける枠
  2. 高速アタッカーへの先手: S123以上の高速枠(マスカーニャ・ガブリアス)でメガヘラクロスが抜けない上位を上から削る枠
  3. 先制技での詰め: ローブシンのマッハパンチで、メガヘラクロスが削った高速アタッカーを優先度技で処理する枠
  4. 対面の切り返し: メタモンで相手の高速エースをコピーし、先手で崩される展開を返す枠

データ分析①:連続技採用率に見る「スキルリンク前提」の技選択

メガヘラクロスの技採用率は、一致技より連続技の採用率が高い点に特徴があります。

タイプ威力採用率主な役割
インファイトかくとう12094.8%あく・はがね・ノーマル・いわ
ロックブラストいわ25×589.9%飛行・むし・ほのお複合
タネマシンガンくさ25×581.9%みず・じめん・いわ
じしんじめん10051.8%はがね・どく・あく
ミサイルばりむし25×543.3%エスパー・あく・くさ

注目すべきは、むし一致のミサイルばり(43.3%)より、非一致のロックブラスト(89.9%)・タネマシンガン(81.9%)の採用率が高い点です。通常はタイプ一致補正が乗る一致技が優先されますが、メガヘラクロスはスキルリンクで連続技が5発固定になるため、「一致補正の有無」より「かくとう・むしが半減される相手を補えるタイプか」で連続技を選んでいます。

かくとう技は飛行・エスパー・むし・フェアリーに半減〜無効、むし技は飛行・はがね・ほのお等に半減されます。一致技だけでは飛行・みず・じめんに打点が通らないため、いわ(飛行に×2)・くさ(みず・じめんに×2)の連続技で半減されにくい打点を2方向に補っているのが採用率に表れています。むし一致のミサイルばりがこの2技より採用率が低いのは、むし技の通る相手(エスパー・あく・くさ)がインファイトのかくとう打点と範囲が重なりやすく、補完価値が小さいためと読み取れます。


まとめ:型別比較

指標 性格 強み 弱み
いじっぱりAS型 いじっぱり 70.0% いじっぱり A260。ようき型で乱数の相手を確定で押す S127でブリジュラス等の中速にも後手
ようきAS型 ようき 22.9% ようき S139でブリジュラス・カイリューに先手 A237で確定数が1つ落ちる相手が出る

総評:

メガヘラクロス(ヘラクロスナイト採用率96.7%)は、メガ後A260の高火力とスキルリンクによる連続技フルヒットを軸にした物理アタッカーです。インファイトを主力に、ロックブラスト・タネマシンガンでかくとうが半減される飛行・みず・じめんを補い、連続技でタスキ・みがわり・マルチスケイルを貫通できるのが最大の武器です。

一方、メガ後はS127(いじっぱり)まで落ち、ひこう×4・ほのお・エスパー・フェアリーの弱点を突く高速アタッカー(メガリザードンY・カイリュー・ウルガモス)には先手で崩されます。低速と弱点の多さは構築単位の補完が前提で、苦手なひこう・ほのお勢にはブリジュラス等のはがね枠での受けと、マスカーニャ・ローブシンによる高速・先制での詰めを組み合わせる必要があります。


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