メガラグラージ 考察・対策【チャンピオンズM-3】すいすい天候パ 採用率と立ち回り
メガラグラージ
⚠️ 本記事のデータはM-3シーズン(2026/06/20)時点の集計です
シーズンM-3のシングルバトルで、メガラグラージは使用率7位を記録。みず/じめん複合により弱点がくさのみに絞られる耐性と、メガ後こうげき150の高い物理火力を兼ね備えます。さらにメガ進化後の特性すいすいで、あめ下ではS実数値が最大268(ようき・S32振り換算で268)に倍増し、環境最速クラスの先手を取りながら物理技を押し付けられるのが上位定着の理由です。ただしくさは**×4**の大弱点で、くさ技は等倍受けすら許されないため、くさ枠への立ち回りには注意が必要です。
特性は**げきりゅう75.5%**が主流(しめりけ24.5%が続く)。メガ前はHP1/3以下でみず技の威力が1.5倍になるげきりゅうを採用し、メガ進化後はすいすいに切り替わる構成が標準です。
なぜ今メガラグラージが使用率7位なのか
1. 弱点がくさ1タイプに絞られる耐性(ただしくさ×4)
みず/じめんの複合は、でんきを完全無効(×0)にしながら、ほのお・どく・いわ・はがねを半減(×0.5)で受けられます。みず技・こおり技はいずれも等倍止まりで、環境上位の物理アタッカーがよく採用するじめん・かくとう・ドラゴン・ほのお等の技をいずれも等倍以下に抑えられます。弱点タイプはくさのみに絞られる一方、そのくさは**×4**と倍率が極端に高く、くさ技は受け出しが効かない点に注意が必要です。
2. メガ後こうげき150で物理範囲が広い
メガ進化後のこうげきは150。じしん(採用率92.1%)・ウェーブタックル(73.7%)のタイプ一致物理2技で、じめんとみずの広い範囲をカバーします。れいとうパンチ(71.3%)でくさ・ドラゴンへの補完打点も確保でき、3技合わせてほぼ全タイプに等倍以上で打点を通せます。
3. あめ下すいすいで対応できる速度帯が一変する
メガ後特性すいすいはあめ状態でSが2倍になります。いじっぱり・S32振りでS実数値122、ようき・S32振りで134。あめ下ではそれぞれ244・268に倍増し、ようき・S32振りのS268は環境トップクラスの速度帯です。あめふらしで自動的にあめを展開できるペリッパー(同居率1位)と組み合わせた天候パとして採用されるケースが多く、あめ展開下では高速物理アタッカーとして全抜きを狙えます。
基本スペック
種族値(メガ後)
こうげき150・ぼうぎょ110・とくぼう110と物理攻守が高水準。すばやさ70はあめなし環境では控えめで、ようき・S32振りでもS134と高速勢には及びません。あめ下すいすいが前提の構成であれば速度問題は解消されますが、あめのない状態では上から殴られる展開が多い点は意識が必要です。
タイプ・弱点
| 弱点(×4) | 耐性(×0.5) | 無効(×0) |
|---|---|---|
くさ
|
どく
いわ
はがね
ほのお
|
でんき
|
じめんがでんきを完全無効にし、こおり技・みず技はいずれも等倍止まりです。環境上位の物理アタッカーが使うノーマル・かくとう・ほのお・じめん・ドラゴン等の技をすべて等倍以下で受けられます。弱点タイプはくさのみに絞られますが、そのくさは**×4**の大弱点で、くさ技は等倍受けもできないため受け出しは厳禁です。
主要な技と採用率
| 順位 | 技名 | タイプ | 威力 | 採用率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | じしん | ![]() |
100 | 92.1% |
| 2 | ウェーブタックル | ![]() |
120 | 73.7% |
| 3 | れいとうパンチ | ![]() |
75 | 71.3% |
| 4 | クイックターン | ![]() |
60 | 66.3% |
| 5 | ステルスロック | ![]() |
— | 23.2% |
| 6 | あくび | ![]() |
— | 22.1% |
| 7 | ビルドアップ | ![]() |
— | 7.4% |
| 8 | はたきおとす | ![]() |
65 | 7.0% |
| 9 | みがわり | ![]() |
— | 5.1% |
| 10 | どくづき | ![]() |
80 | 3.6% |
EV採用率ランキング
| 順位 | EV(32スケール) | 採用率 | 実数値(H/A/B/D/S) |
|---|---|---|---|
| 1 | H2 A32 S32 | 39.9% | 177 / 222 / 130 / 130 / 100(あめ下200) |
| 2 | H32 B32 D2 | 8.1% | 207 / 187 / 162 / 132 / 72(あめ下144) |
主要型の解説
性格分布はいじっぱり56.8%が最多で、A特化が主流です。
いじっぱり物理アタッカー型
性格採用率: いじっぱり 56.8%
ASいじっぱり物理型
性格: いじっぱり(A↑ C↓)
EV: H2 A32 S32(採用率39.9%)
持ち物: ラグラージナイト(74.7%)
・じしん
・ウェーブタックル
・れいとうパンチ
・クイックターン / ステルスロック
強み:
いじっぱりA32振りのA実数値は222。じしんはほのお・どく・はがね・でんきへ、ウェーブタックルはいわ・ひこう・ほのおへと広い範囲を高火力でカバーします。れいとうパンチでくさタイプとドラゴンの弱点を補完でき、3技合わせて環境上位のほとんどに等倍以上の打点が通ります。あめ下すいすいでS244と高速帯に入ります。
弱み:
あめなし状態ではS122と低速で、上から殴られる場面が多くなります。くさ技は×4で致命傷になるため、くさ枠には絶対に受け出しできません。
環境ポケモンへの相性分析
有利・不利がはっきり出る主要ポケモン
みず/じめん複合は弱点がくさのみに絞られ、環境上位の物理アタッカーの主力技を等倍以下に受けられます。一方、くさを×4で受けるためくさ技を持つ相手は致命的で、素早さで上回る高速特殊アタッカーも苦手です。
| ポケモン(環境順位) | 相性 | 理由 |
|---|---|---|
ブリジュラス(2位)
|
○ 有利 | じしんがはがねを突いて×2で刺さる。相手のりゅうせいぐん(74.9%)・ラスターカノン(72.5%)はこちらに等倍、でんき技(10まんボルト46.4%)はじめんで無効化できる |
カバルドン(11位)
|
△ 五分 | 相手のじしんはこちらに等倍で通る。こちらのウェーブタックルは×2で弱点を突ける。ただし高HPでウェーブタックルの反動も考慮すると削り合いになる |
苦手なポケモンと対策
| ポケモン | 苦手理由 | 対策 |
|---|---|---|
マスカーニャ(4位)
|
くさ技(×4弱点)を上から通され一撃で沈む。S123と高速でこちらの素早さを大きく上回るため、あめなし状態では先手を取れない | れいとうパンチがくさ側を突いて×2で刺さるが、先手を取られるため後続から対処するのが基本。あめ下すいすいならS268でマスカーニャを抜けるため、あめ展開前提で上から潰す選択肢もある |
ウルガモス(32位)
|
S100でこちら(S70)より速く、ちょうのまいで特攻・素早さを積まれると特殊技での削りが蓄積する。ほのおはこちらに半減で軽減されるが、積んだ後の特殊打点が重い | じしんで×2の弱点を突ける。ただし先にちょうのまいを積まれると特殊耐久が追いつかないため、積む前にじしんで削るか、いわ技(×4)持ちの後続で処理する |
カイリュー(19位)
|
S100でこちらより速く、でんきの弱点はじめんタイプで無効化されているためウェーブタックル(みず技)も半減で軽減される。れいとうパンチで対処したいが先手を取られる | れいとうパンチが×4で弱点を突ける。あめ下すいすいならS268でカイリューを抜ける。あめなしではひこう・こおり技持ちの後続に引いて対処する |
パーティ構成
相性の良いポケモン
パーティ構成の基本方針:
メガラグラージはくさ以外の弱点がなく、多くの物理攻撃を等倍以下で受けられるため、受け出し役として柔軟に動けます。残り5体で以下を補います。
- あめ展開役: ペリッパー(あめふらし、同居率1位)で登場時に自動であめを展開し、メガラグラージのすいすいを発動して高速物理アタッカーとして機能させる
- くさ対策: ブリジュラス(くさ半減)など、×4弱点のくさ技を受けられる枠を1体以上用意する
- 攻撃の軸補完: あめに依存しないガブリアス等の高速アタッカーを併せ持ち、あめが切れた局面でも攻め手を維持する
- サイクル補完: クイックターンで対面操作しながら有利対面を作り、後続の高速アタッカーに繋ぐ運用が基本
データ分析①:技採用率が示す「単純破壊」と「サイクル運用」の二軸
メガラグラージの技採用率を並べると、火力技とサイクル系技が混在した特徴的な分布が見えます。
| 技 | 分類 | 採用率 | 役割 |
|---|---|---|---|
| じしん | 攻撃(タイプ一致) | 92.1% | 主力打点 |
| ウェーブタックル | 攻撃(タイプ一致) | 73.7% | 高火力打点 |
| れいとうパンチ | 攻撃(補完) | 71.3% | くさ・ドラゴン対策 |
| クイックターン | 攻撃+交代 | 66.3% | 対面操作 |
| ステルスロック | 設置 | 23.2% | 後続の削りを蓄積 |
注目点はクイックターンが66.3%と4位に入ることです。じしん・ウェーブタックルの2タイプ一致高火力攻撃と並ぶ採用率で、「ダメージを出しながら交代できる」点が重視されています。メガラグラージが高い物理耐性を持つため、相手の弱い打点を受け出してからクイックターンで有利対面を作り、後続のエースに繋ぐサイクル役としての運用が約2/3の個体で共通していると言えます。
一方、ステルスロック23.2%は少数派ですが、設置技を持つ個体はクイックターンと組み合わせて「ステルスロック設置→クイックターンで有利対面を作る」2段階の展開を狙います。オボンのみ14.7%・たべのこし5.1%はメガ進化を使わない非メガ構成での採用です。
総評:
メガラグラージはみず/じめん複合により弱点がくさのみに絞られる耐性と、こうげき150の高い物理火力を兼ね備えた汎用性の高い物理アタッカーです。じしん・ウェーブタックル・れいとうパンチの3技で広範囲をカバーし、クイックターンでサイクルも回せるため、単なる火力枠にとどまらない対面操作役も担えます。
最大の特徴はペリッパー(同居率1位)との天候パで、あめ下すいすいによりS実数値が最大268に倍増して環境最速クラスに変貌します。ただしくさは×4の大弱点で、くさ技を持つマスカーニャ(4位)等には受け出しが効きません。くさ対策はパーティ単位で前提とし、ブリジュラスなどくさを半減できる枠をセットで採用するのが基本戦術です。
くさ
どく
いわ
はがね
ほのお
でんき




カバルドン(11位)
マスカーニャ(4位)
ウルガモス(32位)
カイリュー(19位)