アーマーガア考察 M-3 型別採用率と立ち回り
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アーマーガア考察 M-3 型別採用率と立ち回り


アーマーガア(M-3)

アーマーガア

ひこう はがね
使用率: 11位(M-2は6位) 特性: プレッシャー 60.1%

⚠️ 本記事のデータはM-3シーズン時点の集計です

M-3シングルバトルでアーマーガアは使用率11位。M-2の6位からやや後退しましたが、ひこう/はがねの複合タイプが持つ優れた耐性を活かした耐久型サイクル役として環境に定着しています。M-3での大きな変化は**てっぺき採用率の急伸(63.5% → 81.6%)とボディプレス採用率の上昇(70.9% → 86.7%)**で、「てっぺきを積んでボディプレスで崩す」セットが対戦の主流となっています。


なぜアーマーガアが採用されるのか

1. 弱点2つ・無効2つ・半減多数の優秀なタイプ

アーマーガアの強みは何よりはがね/ひこうの受けの広さです。弱点はほのお(×2)・でんき(×2)のみで、環境で多い攻撃タイプを軒並み軽減します。

  • じめん(×0)・どく(×0)を無効化
  • くさ(×0.25)・むし(×0.25)を大幅軽減
  • ドラゴン・フェアリー・ノーマル・エスパー(各×0.5)を半減

使用率1位ガブリアスのじしん(採用率99.5%)を無効化できる点が象徴的で、環境最多の物理地面アタッカーへの受け出し性能が11位という使用率を支えています。M-3ではブリジュラス(5位)のでんき技(10まんボルト49.6%・エレクトロビーム36.2%)は×2弱点になりますが、ガブリアスへの受け出しからサイクルを回す価値は変わっていません。

2. はねやすめ+ぼうぎょ105で居座って回復

ぼうぎょ種族値105・HP98に**はねやすめ(採用率98.2%)**を合わせ、物理アタッカーの攻撃を耐えながら最大HPの50%を回復します。たべのこし(採用率68.4%)と併用すれば、半減・等倍の打点では削り切られにくく、相手の攻撃回数を消費させながら盤面を維持できます。

3. ボディプレスでぼうぎょを攻撃に転用できる

攻撃技の主力はボディプレス(採用率86.7%)。こうげきではなくぼうぎょの数値でダメージを計算するため、耐久に振った高いぼうぎょがそのまま打点になります。さらに**てっぺき(採用率81.6%)**でぼうぎょを2段階上げれば、防御を固めると同時にボディプレスの威力も上昇する噛み合わせがあります。こうげき種族値87と低いアーマーガアが、受けながら反撃できる仕組みです。


M-3アーマーガアの技構成

M-3採用率 M-2採用率 変化
はねやすめ 98.2% 98.1% +0.1pt
ボディプレス 86.7% 70.9% +15.8pt
てっぺき 81.6% 63.5% +18.1pt
とんぼがえり 65.7% 62.1% +3.6pt
アイアンヘッド 24.9% 31.1% -6.2pt
ブレイブバード 13.1% 19.0% -5.9pt
きりばらい 7.4% 新規
ちょうはつ 6.8% 14.9% -8.1pt
ビルドアップ 5.7% 14.6% -8.9pt

はねやすめ・ボディプレス・てっぺき・とんぼがえりの4技が実質的な主力構成です。アイアンヘッド・ブレイブバードなどの火力技はいずれも採用率が減少し、ボディプレス+てっぺきのセット採用が主流の型として確立しました。


各技の役割と効果

技名 タイプ 威力 採用率 備考
はねやすめ ひこう 98.2% 最大HPの50%回復。使用ターンのみひこうタイプが消え、じめん技が×2で通る点に注意
ボディプレス かくとう 80 86.7% ぼうぎょの数値でダメージ計算。てっぺきと噛み合う主力打点
てっぺき はがね 81.6% ぼうぎょ2段階アップ。物理受け強化とボディプレス火力増を兼ねる
とんぼがえり むし 70 65.7% 攻撃しながら交代。受け出し後に有利な味方へ繋ぐ対面操作技
アイアンヘッド はがね 80 24.9% フェアリー・いわ・こおりに刺さるはがね打点
ブレイブバード ひこう 120 13.1% タイプ一致の高威力ひこう技。反動1/3
きりばらい ひこう 7.4% 自分側のステルスロック等を除去。交代コストを下げて受け出しを継続しやすくする(M-3新規)
ちょうはつ あく 6.8% 相手の変化技を封じる。受け合い・積み合いを崩す

基本スペック

種族値

HP
98
こうげき
87
ぼうぎょ
105
とくこう
53
とくぼう
85
すばやさ
67
合計
495

ぼうぎょ105とHP98を持ち、物理耐久に優れています。とくぼう85も並以上で、はがね/ひこうの複合による耐性の多さと合わせて場持ちが良好です。すばやさ67は低く、耐久型として使うポジションです。

タイプ・耐性(ひこう/はがね)

タイプ: ひこう はがね
弱点(×2) 耐性(×½/×¼) 無効(×0)
ほのお でんき ノーマル ひこう はがね エスパー ドラゴン フェアリー むし くさ どく じめん

弱点はほのおとでんきの2タイプのみで、M-3環境上位のじめん技(ガブリアスのじしん等)を完全に無効化できます。むしとくさへの×¼の耐性も持ち、物理技を中心に受け出せる範囲が広い点が特徴です。なお、かくとう(×1)・いわ(×1)は等倍で通る点に注意が必要です。


M-3採用型:てっぺき+ボディプレス耐久型

アーマーガア てっぺき+ボディプレス型(M-3主流)
特性: プレッシャー(60.1%)/ ミラーアーマー(38.0%)
性格: わんぱく(48.1%)
EV: H32 B32 D2(53.3%)
持ち物: たべのこし(68.4%)/ オボンのみ(27.3%)
技構成:
・はねやすめ(98.2%)
・ボディプレス(86.7%)
・てっぺき(81.6%)
・とんぼがえり(65.7%)

H32 B32 D2 わんぱく(B↑/C↓)の実数値: H189 A107 B155 C73 D95 S87

H189でたべのこしの毎ターン回復量は11。B155からてっぺき1積みでB310(2.0倍)となり、ボディプレスの実質威力も2.0倍に伸びます。わんぱくでBを上昇させてボディプレスの打点を底上げしつつ、はねやすめで持久力を確保する構成です。D2の余り振りはD実数値が95となり、わんぱくによるとくぼうの低下(D0振り時94→D2振りで95)を若干補います。

のんきの場合(採用率22.1%)はS実数値が78まで下がるため、相手のS調整次第で有意差が出ることがあります。とんぼがえりでサイクルを回すため、基本的な動き自体は性格で変わりません。

てっぺき+ボディプレスの狙い

ボディプレス(かくとう、威力80)はこうげき種族値ではなくぼうぎょ種族値を攻撃力として参照します。アーマーガアのぼうぎょ105(わんぱくB32でB155)に加え、てっぺき1積みで防御段階+2(実質B155×2.0=310相当)になると、ボディプレスの実質威力は非積み時の2.0倍に上昇します。てっぺき2積みなら3.0倍相当。火力と耐久を同時に上げる動きとして、M-3で急速に普及しました。

ボディプレスがかくとうタイプ技であるため、ブリジュラス(はがね/ドラゴン)に×2で通ります。M-3使用率5位のブリジュラスに対して有効打を持てる点が、M-2からの採用率上昇(70.9% → 86.7%)の背景の一つと考えられます。


受けやすいポケモン

受け出し・居座りで対処しやすい相手の選定基準は「アーマーガアにほのお・でんき技が刺さらず、こちらが回復で居座れる相手」です。

ポケモン(環境順位) 相性 理由
ガブリアスガブリアス(1位) ◎ 有利 じしん(採用率99.5%)を無効化。げきりんはドラゴン×0.5で半減。ボディプレスが等倍で通り、はねやすめで居座れる
ドドゲザンドドゲザン(28位) ○ 有利 ふいうち(99.1%)・アイアンヘッド(90.9%)はあく/はがねの複合に対してアーマーガアへの弱点を突かない。ボディプレス(かくとう)があく/はがね複合に×4で刺さる
ルカリオルカリオ(46位) ○ 有利 コメットパンチ(38.2%)・バレットパンチ(48.3%)ははがね×0.25で大幅軽減。インファイト(62.8%)はかくとう×1等倍。ほのお・でんき技を主力としない
ブリジュラスブリジュラス(5位) △ 条件付き ボディプレスがはがね/ドラゴン複合に×2で通る。ただし10まんボルト(49.6%)・エレクトロビーム(36.2%)がでんき×2弱点のため受け出しは不可。てっぺきを積んだ後に対面で押し切る使い方が前提

苦手なポケモンと対策

選定基準は「アーマーガアの弱点ほのお・でんきを突くか、等倍の高火力で受け回しを崩す相手」です。

ポケモン 苦手理由 対策
ライチュウライチュウ(6位) 96.2%がメガライチュウYに進化。ボルトチェンジ(29.2%)がでんき×2弱点で通る。きあいだま(95.0%)はかくとう×1等倍で削られる ガブリアス等じめんタイプで後出しし、じしんで弱点を突く。アーマーガアへの交代は基本的に避ける
リザードンリザードン(7位) 75.9%がメガリザードンY(ほのお/ひこう)。かえんほうしゃ(46.3%)がほのお×2弱点。ソーラービーム(79.0%)はくさ技でアーマーガアに×0.25と大幅軽減。特殊攻撃をとくぼう85で受け切るのは厳しい みずタイプ(アシレーヌ等)でほのおを半減して受け、弱点を突き返す。アーマーガアで受け出さない
バシャーモバシャーモ(10位) M-3ではメガストーン非採用(きあいのタスキ13.7%が最多)。フレアドライブ(85.0%)がほのお×2弱点。インファイト(64.4%)は等倍で通る みずタイプで対処。バシャーモはM-3では素の状態が多いため、すばやさ80で抜かれる点にも注意
ウルガモスウルガモス(36位) ほのおのまい(85.4%)がほのお×2弱点。ちょうのまい(96.4%)で特攻・特防・命中を上げられると、はねやすめの回復を上回る火力で押し切られる ちょうはつ採用なら変化技を封じてボディプレスで削れる。非採用ならいわ・みずタイプで対処
サザンドラサザンドラ(13位) だいもんじ(28.5%)がほのお×2弱点。ほのお技を採用していない個体はボディプレス(あく/ドラゴン複合に×2)で崩せるが、こだわりスカーフ採用率85.4%で上から動かれる ほのお技未採用と読める場面のみ居座る。スカーフ個体は上から来るため、交代を含めて対処する

データ分析①:M-2→M-3の技採用率変化が示す戦術シフト

M-2 M-3 増減
てっぺき 63.5% 81.6% +18.1pt
ボディプレス 70.9% 86.7% +15.8pt
とんぼがえり 62.1% 65.7% +3.6pt
アイアンヘッド 31.1% 24.9% -6.2pt
ちょうはつ 14.9% 6.8% -8.1pt
ビルドアップ 14.6% 5.7% -8.9pt
ブレイブバード 19.0% 13.1% -5.9pt

てっぺきとボディプレスがともに大きく増加し、単純な物理火力技(アイアンヘッド・ブレイブバード)と変化技(ちょうはつ・ビルドアップ)は減少しています。

M-2では採用率上位だったちょうはつ(14.9%)が6.8%に落ちた点が目立ちます。M-3環境ではブリジュラス(5位)がラスターカノン(74.6%)・りゅうせいぐん(71.1%)等の特殊技を主力とするため、ちょうはつで特殊積みを防ぐよりも、てっぺき+ボディプレスで物理・ぼうぎょ参照の両面から崩しにいく構成が選ばれた結果とみられます。

ビルドアップ(こうげきとぼうぎょを同時に+1)からてっぺき(ぼうぎょのみ+2)への移行も同じ文脈で、「ボディプレス参照のBを2段階効率よく上げる」目的でてっぺきが選ばれていると読めます。


データ分析②:同居率ネットワークとサイクル構築の実態

M-3でアーマーガアと同居率が高いポケモン(上位5体):

ガブリアス
ガブリアス
使用率1位
ライチュウ
ライチュウ
使用率6位
ドラミドロ
ドラミドロ
使用率30位
マスカーニャ
マスカーニャ
使用率3位
ミミッキュ
ミミッキュ
使用率2位

同居率1位のガブリアスとの組み合わせは、役割分担が明確です。ガブリアスのじめん技弱点(×2)をアーマーガアが完全無効化し、アーマーガアのほのお・でんき弱点をガブリアスの高速アタッカーとしての性能でカバーします。アーマーガアがとんぼがえりでガブリアスに後続を繋ぐサイクル回しが機能します。

ライチュウが同居2位に入っている点は注目に値します。ライチュウはM-3で6位と高い使用率を誇り、多くの構築に自然と含まれる存在ですが、アーマーガアとの役割補完も機能します。アーマーガアが無効化できるじめん技(ガブリアスのじしん等)はライチュウには刺さる弱点であり、逆にアーマーガアが苦手なほのお・でんき系にライチュウが上から打点を持てるため、受け担当(アーマーガア)と速攻担当(ライチュウ)の分業が成立します。


パーティ構成の基本方針

同居率上位(ガブリアス・ライチュウ・ドラミドロ・マスカーニャ・ミミッキュ)を踏まえた構成の考え方です。

1. ほのお対策枠(必須)

リザードン(7位・メガY75.9%)・バシャーモ(10位)・ウルガモス(36位)のほのお技はアーマーガアに×2弱点。みずタイプ(アシレーヌ等)でほのお技を半減して受け、弱点を突き返す枠をパーティに1体以上確保することが前提になります。

2. でんき対策枠(ガブリアスが兼任)

ライチュウ(6位・メガY96.2%)のでんき技に対し、じめんタイプが後出しして対処します。同居率1位のガブリアスはじめん/ドラゴン複合のため、ライチュウのでんき技を無効化して後出しできます。ガブリアスがライチュウを処理し、アーマーガアが安全に動ける盤面を作る役割分担です。

3. サイクル展開の役割分担

アーマーガアがとんぼがえりでガブリアスに繋ぐ動きが基本のサイクルです。ガブリアスのじしんを無効化できるアーマーガアが受け出し、有利な対面に切り替えながらてっぺきを積む隙を作ります。ライチュウやリザードンが見えたターンに引いてアーマーガアの体力を温存し、安全な対面でてっぺき+ボディプレスの崩しを通します。


立ち回りの基本

アーマーガアはとんぼがえりによる対面操作と、てっぺき+ボディプレスによる崩しの2軸で動きます。

とんぼがえりサイクルでは、アーマーガアを初手または受け出しで展開し、有利な相手への圧力をかけながらとんぼがえりで後続に繋ぎます。とんぼがえりはむしタイプ(威力70)ですが、ブリジュラス(はがね/ドラゴン)には×0.5の半減で通るため、ブリジュラスへの打点はボディプレスが主軸です。ガブリアスへの後出しからとんぼがえりでサイクルを回す使い方が基本です。

てっぺき積みでは、交代や相手の変化技などで隙が生まれたターンに使用します。てっぺき1積みでB310相当になり、その後のボディプレスでブリジュラスへの×2効果もあって相手を削れます。はねやすめを絡めてたべのこし(毎ターンH11回復)と合わせた長期戦を狙います。

ほのお・でんきへの対処は後続に任せるのが基本です。ライチュウやリザードンが見えたターンに引くことで、アーマーガアの体力を温存します。


まとめ

M-3のアーマーガアは、てっぺき+ボディプレスセットの普及によりM-2よりも崩し能力が上がっています。使用率11位と環境に定着しており、ガブリアス(1位)やミミッキュ(2位)との同居率が高いことから、上位構築のサイクル軸として機能しています。

ほのおとでんきの2タイプへの弱点は変わらず、メガライチュウY(6位)とメガリザードンY(7位)が上位に多いM-3環境では、これらへの選出調整がアーマーガア採用時の課題です。


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構築例

M-3 シーズン
持ち物オボンのみ
特性プレッシャー
性格しんちょう (D↑C↓)
ひこうドリルくちばしあくちょうはつむしとんぼがえりひこうはねやすめ
EVH32B27D5S2
M-3 シーズン
持ち物たべのこし
特性プレッシャー
性格しんちょう (D↑C↓)
ひこうブレイブバードかくとうビルドアップひこうはねやすめあくちょうはつ
EVH32D28S6
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