【ポケモンチャンピオンズ】イダイトウ 考察 M-4 シーズン てきおうりょく×おはかまいり
イダイトウ(オス)
M-4シーズン、イダイトウ(オス)は使用率20位につけています。特性てきおうりょく(一致技の威力が1.5倍ではなく2倍になる)を持ち、みず/ゴーストの一致技であるウェーブタックル・おはかまいりを高火力で撃ち込むこだわりスカーフの物理アタッカーが主流です。オスとメスで種族値配分が異なり、オスはこうげき112・とくこう80というA寄りのステータスを持ちます。
イダイトウの基本スペック
種族値
HP120・A112という高い攻撃面と種族値合計530が特徴です。ぼうぎょ65・とくぼう75と両耐久面は控えめで、素早さ78も環境上位の中では平均的な水準にとどまるため、耐久や素早さで受け出す運用よりも、こだわりスカーフで補って先手を取る運用が主流になっています。
タイプ・弱点
| 弱点(×2) | 耐性(×0.5) | 無効 |
|---|---|---|
でんき
くさ
ゴースト
あく
|
ほのお
みず
こおり
どく
むし
はがね
|
ノーマル
かくとう
|
弱点はでんき・くさ・ゴースト・あくの4タイプ(いずれも×2)。ノーマル・かくとうを無効化し、ほのお・みず・こおり・どく・むし・はがねの6タイプを半減する耐性の広さが特徴です。ただし環境上位にはでんき・あく技の採用率が高いポケモンが多く(詳細は後述の「苦手なポケモン」参照)、弱点タイプを突かれると耐久65/75という数値から一撃で崩されやすい点には注意が必要です。
特性
M-4で95.7%が採用するてきおうりょくは「自分と同じタイプの技の威力が1.5倍ではなく2倍になる」特性です。みず/ゴーストタイプの本種にとって、一致技であるウェーブタックル(みず・威力120)とおはかまいり(ゴースト・威力50〜)が通常の一致補正1.5倍ではなく2倍の威力で発動し、こだわりスカーフの物理アタッカーとしての打点を底上げしています。3.1%が採用するすいすい(あめ状態で素早さ2倍)はあめパーティ限定の選択肢、1.2%のかたやぶり(相手の特性を無視して攻撃できる)はきよめのしお・ふゆう等の免疫特性を貫通する選択技です。
主要な技と採用率
| 技名 | タイプ | 威力 | 採用率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| おはかまいり | ![]() |
50〜 | 99.9% | 手持ちが1匹瀕死になるたび威力+50。ゴースト一致でてきおうりょく2倍補正 |
| ウェーブタックル | ![]() |
120 | 96.1% | 与ダメージの1/3を自分も受ける反動技。みず一致でてきおうりょく2倍補正の主力打点 |
| アクアジェット | ![]() |
40 | 89.7% | 優先度+1で必ず先制。こだわりスカーフの技固定下でも確実に先手を取れる打点 |
| クイックターン | ![]() |
60 | 76.7% | 攻撃後に交代。こだわりスカーフの技固定を緩和し後続へ繋げる |
| こうそくいどう | ![]() |
— | 5.6% | 自分の素早さを2段階上昇。こだわりスカーフ以外の型向けの選択技 |
| サイコファング | ![]() |
85 | 5.3% | 相手の壁(リフレクター等)を解除して攻撃。かくとうタイプへのエスパー打点 |
| みがわり | ![]() |
— | 4.4% | 自分のHP1/4を消費して身代わりを出す。状態異常・追加効果技への保険 |
| こおりのキバ | ![]() |
65 | 4.2% | 10%で相手を氷状態・10%でひるみ。ガブリアス等のドラゴン/じめんへの打点 |
M-4の採用型
型1:こだわりスカーフ 物理アタッカー型(ようき 65.1%)
性格採用率: ようき 65.1% / いじっぱり 31.8%
こだわりスカーフ 物理アタッカー型
性格: ようき(S↑ C↓)
EV: H2-A32-S32(最多EV分布52.4%)
持ち物: こだわりスカーフ(70.3%)
・おはかまいり
・ウェーブタックル
・アクアジェット
・クイックターン
おはかまいり(ゴースト・威力50、手持ちのポケモンが1匹瀕死になるたび威力が50上昇)とウェーブタックル(みず・威力120、与ダメージの1/3を反動として受ける)が主力の一致技で、てきおうりょくにより通常の1.5倍補正が2倍補正になります。アクアジェット(みず・威力40・優先度+1)は先制技として機能し、クイックターン(みず・威力60、攻撃後に交代)はこだわりアイテムの選択制約下でも後続への負担軽減に使えます。
強み:
こだわりスカーフでS実数値214(ようき・EV32)まで到達し、環境上位のガブリアス(スカーフ非採用時S169)より上から動けます。ウェーブタックルはほのお/ひこう複合のメガリザードンY(HP実数値155・EV2、Def実数値100)に対して304〜356ダメージとなり、乱数を問わず1発で戦闘不能にできる威力です。なお、でんじほう・シャドーボールでイダイトウの弱点(でんき・ゴースト)を一致技で突けるメガライチュウY・メガゲンガー(ともにS200)は、ようき型のS214であれば上から動けますが、1発で仕留めきれない場合は弱点技で返り討ちに遭うリスクが残ります(詳細は後述の「苦手なポケモン」参照)。
弱み:
こだわりスカーフは技を固定されるため、おはかまいりの読み合いに負けると後続の交代読みを外して不利対面を作りやすくなります。ウェーブタックルは自分も被ダメージの1/3を受ける反動技のため、連続で撃つと高いHPを消耗させてしまいます。
型2:いじっぱり型(いじっぱり 31.8%)
性格採用率: いじっぱり 31.8%
こだわりスカーフ いじっぱり型
性格: いじっぱり(A↑ C↓)
EV: H2-A32-S32
持ち物: こだわりスカーフ(70.3%)
・おはかまいり
・ウェーブタックル
・アクアジェット
・クイックターン
技構成はようき型と同一で、性格による攻撃面と素早さの違いが型を分けます。
強み:
A実数値180(いじっぱり)はようき型のA164より約10%高く、被弾前提のウェーブタックル1発で削り切りたい耐久寄りの相手に対して確定数を稼ぎやすくなります。
弱み:
こだわりスカーフ込みのS実数値は195にとどまり、ようき型のS214では上から取れるメガライチュウY・メガゲンガー(ともにS200)に先手を許します。弱点(でんき・ゴースト)を突かれるこの2体との対面では、いじっぱり型は先制を取れず、相手の一致弱点技を受けてから行動することになります。
データ分析①:M-3→M-4 技・持ち物の変化
| 項目 | M-3 | M-4 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 使用率 | 17位 | 20位 | 3順位ダウン |
| アクアジェット採用率 | 86.7% | 89.7% | +3.0pp |
| クイックターン採用率 | 83.1% | 76.7% | -6.4pp |
| こだわりスカーフ採用率 | 83.2% | 70.3% | -12.9pp |
| しんぴのしずく採用率 | 4.6% | 9.6% | +5.0pp |
| いのちのたま採用率 | 圏外 | 8.6% | 新規台頭 |
| いじっぱり採用率 | 27.0% | 31.8% | +4.8pp |
| ようき採用率 | 71.3% | 65.1% | -6.2pp |
技構成(おはかまいり・ウェーブタックル・アクアジェット・クイックターン)自体はM-3から変わっていません。M-4最大の変化は**こだわりスカーフ採用率の-12.9pp(83.2%→70.3%)**で、代わりにしんぴのしずく(+5.0pp)といのちのたま(新規8.6%)という非スカーフの持ち物が伸びています。技固定のリスクを負うスカーフ一択から、火力アイテムを積んで技を選べる型へ一定数がシフトした形です。性格もようき(-6.2pp)からいじっぱり(+4.8pp)へやや寄っており、こだわりスカーフ以外の型では素早さより打点を優先する選択が増えています。使用率は17位から20位に後退しており、環境内での相対的なポジションはやや低下しています。
苦手なポケモン
| ポケモン | 使用率 | 苦手な理由 |
|---|---|---|
サザンドラ
|
13位 | あくのはどう(あく・採用率99.3%)が×2弱点。持ち物こだわりスカーフ84.2%でS実数値も高く、耐久65/75の本種は先手を取られると大ダメージを受けます |
ライチュウ
|
22位 | でんじほう(でんき・採用率96.6%)が×2弱点。メガライチュウY採用率96.9%でC160の高火力を持ち、でんき無効特性を持たない本種は等倍以上の被弾を強いられます |
ゲッコウガ
|
15位 | あくのはどう(あく・採用率86.6%)が×2弱点。れいとうビーム(こおり・採用率87.2%)は本種には半減ですが、あくのはどうと合わせて2択にされると受けが困難です |
ゲンガー
|
18位 | シャドーボール(ゴースト・採用率86.8%)が×2弱点。メガゲンガーはS130(実数値200)で本種のいじっぱり型(S195)より速く、みちづれ63.9%を絡めた対面も想定されます |
ダイケンキ
|
24位 | ひけん・ちえなみ(あく・採用率99.2%)が×2弱点。くろいメガネ採用率51.9%で更に打点が上がり、あく打点をほぼ確実に持たれた前提での対策が必要です |
一方で、こだわりスカーフ型のS実数値214(ようき)はガブリアス(1位、スカーフ非採用時S169)・メタグロス(4位、メガ後S110・最速実数値178)・カバルドン(3位、S68)など多くの環境上位を上から動けます。特にメガリザードンY(11位、S100・実数値167)に対してはS・威力の両面で優位に立ち、ウェーブタックルで確定1発を取れる数値です。
同居率上位の分析
M-4でイダイトウと同じパーティに入る頻度が高いポケモン(同居率1〜10位)は以下のとおりです。
ガブリアス(1位)はドラゴン/じめんで、じしんによるでんき技持ちへの牽制と、イダイトウのでんき弱点を分担する組み合わせです。ガブリアスのフェアリー・こおり弱点をイダイトウがそれぞれ等倍・半減で受けられる場面があり、弱点方向の違いがパーティ全体の受け先を分散させます。
ブリジュラス(2位)ははがね/ドラゴンで、ドラゴン技を等倍で受けつつ物理受けとして機能する特徴です。あく・ドラゴン技はブリジュラスに等倍で通るため、イダイトウのあく弱点を肩代わりする関係にはなりませんが、イダイトウが半減できるほのお技をブリジュラスは等倍で受けるなど、互いに得意な範囲が異なるパーティ構成になっています。
ミミッキュ(3位)はゴースト/フェアリーで、ばけのかわによる安全な先制打点役です。イダイトウのでんき・くさ弱点をミミッキュのじゃれつく・かげうちで直接カバーすることはできませんが、ミミッキュがでんき等倍・くさ等倍で受けやすいため、弱点の重なりを避けた選出が組みやすくなっています。
カバルドン(4位)はあくびとステルスロックのサポート役です。カバルドンのあくびで相手の交代を誘発し、イダイトウのこだわりスカーフによる先制攻撃を通しやすい対面を作れます。
メタグロス(7位)ははがね/エスパーで、あく技は×2の弱点でありイダイトウとあく弱点を共有しています。一方でメタグロスのほのお弱点(×2)はイダイトウがほのお技を半減で受けられるため、この一方向についてはカバーが成立しています。
まとめ
M-4のイダイトウ(オス)は使用率17位から20位へ順位を落としつつも、こだわりスカーフ・てきおうりょくを軸にした型自体は継続しています。
- こだわりスカーフ採用率が-12.9pp(83.2%→70.3%)と大きく減少:代わりにしんぴのしずく(+5.0pp)・いのちのたま(新規8.6%)という非スカーフの火力アイテムが伸びた
- いじっぱり性格が31.8%(+4.8pp)に増加:S実数値を落としてでもA実数値180で確定数を詰める選択肢が広がった
- てきおうりょく(95.7%)による一致技の2倍補正が、おはかまいり・ウェーブタックルの高い打点の土台になっている
弱点タイプはでんき・くさ・ゴースト・あくの4タイプで、これらの技を持つサザンドラ・ライチュウ・ゲッコウガ・ゲンガー・ダイケンキが環境上位に多く存在する点は運用上の制約です。こだわりスカーフによるS実数値214(ようき)は多くの環境上位を上から取れる数値であり、弱点管理と交代のタイミングを踏まえた選出が求められます。
構築例
おはかまいり
ウェーブタックル
クイックターン
アクアジェット
ウェーブタックル
おはかまいり
クイックターン
アクアジェット
でんき
くさ
あく
ほのお
こおり
どく
むし
はがね
ノーマル
かくとう
サザンドラ
ライチュウ
ゲッコウガ
ゲンガー
ダイケンキ