ジュペッタ考察 M-2 使用率59位 みちづれ&いたずらごころの先制まとわり
ジュペッタ
⚠️ 本記事のデータはM-2シーズン(2026/05/24)時点の集計です
シーズンM-2(2026/5/13〜6/17)のシングルバトルで、ジュペッタは使用率59位を記録。ジュペッタナイトの採用率は**99.4%**で、ほぼ全ての個体がメガ進化前提です。本記事はメガジュペッタを基準に解説します。
メガジュペッタの軸は、メガ後特性いたずらごころとこうげき種族値165の組み合わせです。いたずらごころは変化技の優先度を+1にする特性で、最大採用の**みちづれ(97.7%)**を相手より先に撃てます。素早さは伸びない(メガ後S75)ため上から殴る性能はありませんが、「先制で道連れを置いて相手1体と確実に刺し違える」「アンコール(66.3%)で相手の積み技・補助技を縛る」といった、変化技を先手で押し付ける役割で機能します。
なぜジュペッタが使われるのか
1. いたずらごころでみちづれを先制で通す
メガ後特性いたずらごころは、自分が使う変化技の優先度を+1にする特性です。最も採用率の高い**みちづれ(97.7%)**が優先度+1で動くため、素早さで負けていても相手の攻撃より先にみちづれを置けます。みちづれは「使ったターンに相手の攻撃で倒されると、相手も道連れにする」技で、メガジュペッタはS75と遅い分、被弾して倒される展開でも相手のアタッカー1体を確実に巻き込めます。低耐久・低速というステータスを、先制変化技で「相打ちを取る」役割に転換できるのが最大の採用理由です。
ただしいたずらごころの変化技はあくタイプに無効化されます。みちづれ・アンコール・おにび・ちょうはつはマスカーニャ(くさ/あく・3位)・サザンドラ(あく/ドラゴン・21位)・ドドゲザン(あく/はがね・24位)には通らず、これらの相手には先制の利点が消えます。
2. A165とポルターガイストで等倍以上を一撃圏に入れる
メガ後はこうげき種族値165まで上がり、いじっぱり(採用率77.8%)でAは238に達します。タイプ一致の**ポルターガイスト(採用率96.4・威力110)**は相手の持ち物を利用する高火力のゴースト物理技で、ゴースト・エスパー複合のスターミー(みず/エスパー)・マフォクシー(ほのお/エスパー)・ギルガルド(はがね/ゴースト)・ゲンガー(ゴースト/どく)には×2で通ります。みちづれを置く前に、先に殴って削り切る選択肢も持てます。
3. かげうちで削り残しとタスキを先制で処理する
**かげうち(採用率68.7%)**は優先度+1のゴースト物理技です。いたずらごころは変化技にしか乗りませんが、かげうちは技自体が持つ優先度で先制します。A238の高火力一致先制技として、体力を削った相手やきあいのタスキで耐えた相手を上から処理できます。みちづれで刺し違えるか、かげうちで削り切るかを盤面に応じて選べる二択が、低速のメガジュペッタに行動回数の価値を持たせています。
基本スペック
種族値
通常時の種族値は合計455と低く、A115以外に光るものがありません。HP64・B65・D63の低耐久で、メガ進化を前提に運用するポケモンです。
メガ進化(ジュペッタナイト採用率99.4%)
ジュペッタナイトの採用率は99.4%で、メガ進化はほぼ確定の運用です。メガ進化するとこうげき165・ぼうぎょ75・とくこう93・とくぼう83まで上がり、特性がいたずらごころ(変化技の優先度+1・あくタイプに無効)に変わります。すばやさは65→75と微増にとどまり、環境上位を上から叩く速度には届きません。
| ステータス | 通常 | メガ後 | 変化 |
|---|---|---|---|
| HP | 64 | 64 | 変化なし |
| こうげき | 115 | 165 | +50 |
| ぼうぎょ | 65 | 75 | +10 |
| とくこう | 83 | 93 | +10 |
| とくぼう | 63 | 83 | +20 |
| すばやさ | 65 | 75 | +10 |
メガ後のAは、いじっぱり(採用率77.8%)で238に達します。一方すばやさはいじっぱり(S補正なし)でS127、ゆうかん(採用率17.0%・S↓)なら114で、ガブリアス(S169)・マスカーニャ(S192)等の環境上位には軒並み先手を取られます。耐久もHP171・B127・D135と低めで、メガジュペッタは「速さと耐久で勝つ」のではなく「いたずらごころの先制変化技とかげうち(優先度+1)で、素早さを介さずに動く」ポケモンです。
タイプ・弱点
| 弱点(2倍) | 耐性(0.5倍) | 無効 |
|---|---|---|
ゴースト
あく
|
どく
むし
|
ノーマル
かくとう
|
ゴースト単タイプは、ノーマル・かくとうを無効化できるのが対戦上の強みです。ルカリオ(9位)・ハッサム(14位)のインファイト(かくとう)や、カビゴンのノーマル技を透かせます。一方、弱点はゴースト・あくの2タイプのみと少なく、特に「あく」はいたずらごころの変化技も無効化する天敵タイプです。低耐久のため、弱点であるゲンガー(ゴースト/どく)のシャドーボール(ゴースト×2)やマスカーニャのはたきおとす(あく×2)は一撃で崩されかねません。
主要な技と採用率
| 技名 | タイプ | 威力 | 採用率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| みちづれ | ![]() |
変化 | 97.7% | いたずらごころで優先度+1。倒されると相手も道連れ。あくには無効 |
| ポルターガイスト | ![]() |
110 | 96.4% | 一致技。A238の主力打点。相手が持ち物なしだと失敗 |
| かげうち | ![]() |
40 | 68.7% | 優先度+1の一致先制技。削り残し・タスキ処理に |
| アンコール | ![]() |
変化 | 66.3% | いたずらごころで先制。直前の技を3ターン固定。積み・補助を縛る。あくには無効 |
| ちょうはつ | ![]() |
変化 | 24.5% | いたずらごころで先制。変化技を3ターン封じる。あくには無効 |
| おにび | ![]() |
変化 | 16.3% | いたずらごころで先制。やけどで物理アタッカーの火力を半減。あくには無効 |
| ダストシュート | ![]() |
120 | 9.8% | アシレーヌ・フラエッテ等フェアリーへの打点。命中80 |
| ふいうち | ![]() |
70 | 5.7% | 優先度+1のあく先制技。相手が攻撃技選択時のみ成功 |
みちづれ・ポルターガイスト・かげうちの3枠がほぼ確定で、4枠目をアンコール(66.3%)かちょうはつ・おにび等から選ぶのが標準です。いたずらごころで先制できる変化技(みちづれ・アンコール・ちょうはつ・おにび)と、技自体が優先度+1のかげうちで、低速のメガジュペッタが「相手の素早さに関係なく先手で仕事をする」構成になっています。
主要型の解説
ジュペッタナイトの採用率は99.4%で、型の差は持ち物ではなく4枠目の変化技の選択に現れます。性格はいじっぱり77.8%が支配的で、ゆうかん(17.0%)はトリックルーム下での運用を見据えた少数派です。EVはHA(実数値で意味のある振りはHA特化)が主流で、余り2の振り先で型を分ける意味はないため、ここでは技構成で2型に整理します。
型1: みちづれ+アンコール型(最多)
指標: みちづれ 97.7%/アンコール 66.3%
アンコール搭載型
性格: いじっぱり(A↑ C↓)
EV: H32 A32(HA特化)
持ち物: ジュペッタナイト
・みちづれ
・ポルターガイスト
・かげうち
・アンコール
強み:
アンコール(66.3%)を搭載することで、相手の積み技(つるぎのまい・りゅうのまい等)や補助技をいたずらごころの先制で3ターン縛れます。みちづれと合わせ、「積もうとした相手をアンコールで固定し、次に攻撃が来たらみちづれで刺し違える」二段構えが取れます。おにび型がやけどで物理火力を削るのに対し、こちらは積みエースの起点化そのものを止める点が役割の違いです。
弱み:
アンコールは相手が変化技を撃った直後でないと縛る対象を作りにくく、初手から殴ってくる相手には腐りやすい技です。攻撃技を固定したアタッカーには、こちらが低耐久のまま殴られ続けます。
型2: おにび搭載型(おにび 16.3%)
指標: おにび 16.3%
おにび搭載型
性格: いじっぱり(A↑ C↓)
EV: H32 A32(HA特化)
持ち物: ジュペッタナイト
・みちづれ
・ポルターガイスト
・かげうち
・おにび / ちょうはつ
強み:
おにび(16.3%)をいたずらごころの先制で当て、ガブリアス・ハッサム等の物理アタッカーの火力を半減できます。アンコール型が「行動を縛る」のに対し、こちらは「やけどを置いて後続も含めて物理を流しやすくする」継続的な補助に寄った型です。ちょうはつに替えれば、相手の起点作り(ステルスロック・あくび等)を先制で封じる役割も持てます。
弱み:
おにび・ちょうはつはどちらも相手を直接削らない変化技で、攻撃技がポルターガイストとかげうちのゴースト2枠に偏ります。ゴーストを半減・無効化する相手(後述のドドゲザン等)には打点が細り、アンコール型より「相手を縛って動きを止める」即効性に欠けます。
環境ポケモンへの相性分析
主要ポケモンとの相性
メガジュペッタはS127(ゆうかん114)と遅く、素の素早さで上を取れる環境上位はほとんどいません。相性は「素早さ」ではなく「ゴースト技が通るか」「いたずらごころの変化技をあくで無効化されないか」「みちづれで刺し違える価値があるか」で決まります。下表は使用率上位から、相性がはっきり出る相手を有利・不利の両面で挙げます。
| ポケモン(環境順位) | 相性 | 理由 |
|---|---|---|
ギルガルド(11位)
|
◎ 有利 | ポルターガイストが×2(はがね/ゴーストのゴースト弱点)。A238で高乱数。シールドフォルムの高耐久も一致弱点技で崩せる |
スターミー(20位)
|
◎ 有利 | ポルターガイストが×2(みず/エスパーのエスパー弱点)。先手は取られるが一致弱点技で一撃圏。エスパー技は無効で透かせる |
ガブリアス(1位)
|
△ みちづれで刺し違え | ポルターガイストは等倍。S169に先手を取られるが、いたずらごころのみちづれで先制し相打ちを狙える。おにびで火力半減も可。じしん99.2%は等倍で受かる |
ルカリオ(9位)
|
△ かくとう無効で刺し違え | インファイト71.5%・しんくうは(かくとう)を無効化。ただしバレットパンチ48.0%(はがね・等倍)の先制で削られる。みちづれで相打ちか、おにびで物理を流す |
ゲンガー(10位)
|
× 不利 | こちらのポルターガイストは×2だが、ゲンガーのシャドーボールもゴースト×2弱点。メガゲンガー(S200)に先手を取られ先に落とされる。みちづれで相打ちが精一杯 |
マスカーニャ(3位)
|
× 不利 | あくタイプでいたずらごころの変化技(みちづれ・アンコール)が全て無効。はたきおとす57.6%(あく×2)で上から殴られ、S192で先手も取られる |
ドドゲザン(24位)
|
× 不利 | あく/はがねでいたずらごころの変化技が無効。ポルターガイストはあくに×0.5。かげうちもあくで半減され打点が乏しく、みちづれの先制も通らない |
苦手なポケモンと対策
| ポケモン | 苦手理由 | 対策 |
|---|---|---|
マスカーニャ(3位)
|
あくタイプでみちづれ・アンコールが無効。S192で先手を取り、はたきおとす(57.6%)で上から殴る | かげうち(あくに×0.5だがA238で削れる)で先制してから後続に引く。ポルターガイストで対面の削りを入れ、高速のフェアリー・むし枠を後続に置いて受ける |
ドドゲザン(24位)
|
あく/はがねでみちづれ・アンコールが無効、ポルターガイスト・かげうちもあくで×0.5。打点も搦め手も通らない | かくとう・ほのお・じめん枠(ルカリオのインファイト等)を後続に合わせ、はがね/あくの弱点を突いて処理する |
サザンドラ(21位)
|
あく/ドラゴンでみちづれ・アンコール・ちょうはつが無効。ポルターガイストもあくに×0.5で削りきれない | フェアリー枠(アシレーヌのムーンフォース等)でドラゴン/あく弱点を突く。みちづれの相打ちは通らないため、純粋な打点で上から処理する |
ハッサム(14位)
|
バレットパンチ(99.7%・はがね先制)でかげうちと同速以上の先制を取られ、みちづれを置く前に削られる場面がある | おにびを先制で当ててA半減で受けやすくする。ほのお枠(リザードン等)を後続に置き、むし/はがねの弱点を突く |
ゲンガー(10位)
|
メガゲンガー(S200)に先手を取られ、ゴースト×2弱点のシャドーボールで先に落とされる | かげうち(一致先制・ゴースト×2)で先制して削る。落とせない個体にはあく・ゴーストを半減するノーマル枠(カビゴン等)を後続に置く |
苦手な相手は「あくタイプでいたずらごころの変化技を無効化し、かつあく耐性でゴースト打点も軽減する相手」と「ゴースト弱点を突かれつつ先手を取る高速ゴースト」に大別されます。いずれも単体での切り返しは難しく、あく・ゴーストの弱点を突ける後続のタイプ補完が前提です。
パーティ構成
相性の良いポケモン
パーティ構成の基本方針:
メガジュペッタは耐久が低く、あくタイプにいたずらごころを無効化されるため、残り5体で以下を補います。
- あく対策: フェアリー(アシレーヌ)・かくとう・じめん(ガブリアス)でマスカーニャ・サザンドラ・ドドゲザンを処理する枠
- ゴースト対策: あく・ノーマル耐性を持つ枠(カビゴン等)でゲンガーのゴースト打点を受ける枠
- 積みエースの始動: アンコール・みちづれで相手の動きを止めた隙に、ポットデス等の積みアタッカーを通す
- 継戦役: みちづれで1体と刺し違えた後、盤面を引き継いで攻める高耐久・高速アタッカー
データ分析①:技採用率に見る「素早さを介さない先制」設計
メガジュペッタの技採用率は、攻撃技より先制で動く技に偏る点に特徴があります。
| 技 | タイプ | 採用率 | 先制手段 |
|---|---|---|---|
| みちづれ | ゴースト | 97.7% | いたずらごころ(優先度+1) |
| ポルターガイスト | ゴースト | 96.4% | 通常 |
| かげうち | ゴースト | 68.7% | 技固有(優先度+1) |
| アンコール | ノーマル | 66.3% | いたずらごころ(優先度+1) |
採用率上位4技のうち、ポルターガイスト以外の3技(みちづれ・かげうち・アンコール)が優先度+1で先制します。メガ後S127は環境上位に軒並み先手を取られる速度ですが、いたずらごころ(変化技+1)とかげうち(技固有+1)で「素早さ勝負を回避して仕事をする」設計です。
この技構成は、メガジュペッタの役割が「上から殴るアタッカー」ではなく「遅さを逆手に取り、みちづれで相手の主力と刺し違える/アンコールで動きを縛る」道連れ・撹乱役であることを示しています。みちづれ97.7%・ポルターガイスト96.4%という極端に高い2技の採用率は、「相手を1体確実に持っていく(みちづれ)」「持ち物利用で等倍以上を一撃圏に入れる(ポルターガイスト)」の2軸がメガジュペッタの設計の中心であることの表れです。
まとめ:型別比較
| 型 | 指標 | 4枠目 | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|---|
| アンコール搭載型 | アンコール 66.3% | アンコール | 積み・補助を先制で3ターン縛る | 攻撃技固定の相手には腐りやすい |
| おにび搭載型 | おにび 16.3% | おにび / ちょうはつ | 物理火力を先制で半減し後続も流す | 攻撃技がゴースト2枠に偏り即効性に欠ける |
総評:
メガジュペッタはメガ後A165+いたずらごころを軸に、みちづれ(97.7%)を先制で通して相手1体と確実に刺し違える道連れ役です。ポルターガイスト(96.4%)でゴースト・エスパー複合に等倍以上の打点を持ち、かげうち(68.7%)で削り残しを先制処理、アンコール(66.3%)で積み・補助を縛ると、低速・低耐久を「素早さを介さない先制」で補う構成が標準化しています。
一方、いたずらごころの変化技はあくタイプに無効化され、マスカーニャ・サザンドラ・ドドゲザンには搦め手も打点も通りません。ゴースト弱点を突く高速のメガゲンガーも天敵です。HP171・B127・D135の低耐久と合わせ、苦手な相手は後続のあく・ゴースト弱点を突くタイプ補完で対応する構築が前提になります。
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構築例
ポルターガイスト
かげうち
ダストシュート
つるぎのまい
あく
むし
かくとう
ギルガルド(11位)
スターミー(20位)
ルカリオ(9位)
ゲンガー(10位)
マスカーニャ(3位)
ドドゲザン(24位)
サザンドラ(21位)
ハッサム(14位)