エルフーン考察 M-2 使用率43位 いたずらごころ補助型の採用率と立ち回り
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エルフーン考察 M-2 使用率43位 いたずらごころ補助型の採用率と立ち回り


エルフーン

エルフーン

くさ フェアリー
使用率: 43位 特性: いたずらごころ 98.7%

⚠️ 本記事はM-2シーズンのデータです。M-3版はエルフーン考察 M-3をご覧ください。

シーズンM-2(2026/5/13〜6/17)のシングルバトルで、エルフーンは使用率43位。攻撃種族値こうげき67・とくこう77と火力は控えめながら、特性いたずらごころでアンコール・おいかぜ・おきみやげといった変化技を優先度+1で動かす、サポート役としての採用が大半を占めます。

いたずらごころは変化技の優先度を+1する特性で、相手のすばやさに関係なく補助技を先に通せます。アンコールでの行動固定、おいかぜでの味方加速、おきみやげでの後続サポートを、相手より速く仕掛けられるのがエルフーンの本質です。


なぜエルフーンが補助役として機能するのか

1. いたずらごころで変化技を相手より先に通す

エルフーンの軸は特性いたずらごころ。アンコール・おいかぜ・ちょうはつ・やどりぎのタネといった変化技が優先度+1で動くため、相手の攻撃より先に補助を差し込めます。すばやさ種族値116と元から速いうえに、変化技は優先度で先制するため、こちらより速い相手にもアンコールや行動妨害を先に決められるのが最大の利点です。

特にアンコール(採用率77.9%)は、相手が積み技や変化技を使った直後に縛ると、その技を3ターン連打させられます。つるぎのまい・りゅうのまいなどを積んできた相手をアンコールで固定し、その隙に引いて起点回避や後続の積み技につなげる動きが基本です。

2. おいかぜで味方全体を加速する

おいかぜ(採用率55.9%)は4ターンの間、味方のすばやさを2倍にする変化技です。いたずらごころで相手より先に展開できるため、相手の上を取りたいアタッカーを後ろに控えさせておき、エルフーンでおいかぜを張ってから繋ぐ展開補助が組めます。S116から優先度+1で先んじて張れるので、相手の妨害を受ける前に加速態勢を整えやすいのが強みです。

3. きあいのタスキ+おきみやげ・がむしゃらでの起点作り

持ち物は**きあいのタスキが採用率61.7%**と最多。HP60・ぼうぎょ85・とくぼう75と耐久は高くないため、タスキで一度行動を保証し、その1ターンで仕事をする設計です。おきみやげ(採用率26.4%)は相手のこうげき・とくこうを2段階下げて自身が退場する技で、いたずらごころで先に決めれば後続アタッカーの安全な着地点を作れます。がむしゃら(採用率43.3%)はタスキで耐えた直後に相手のHPを自分と同値(=1)まで削る詰めの一手として機能します。


基本スペック

種族値

HP
60
こうげき
67
ぼうぎょ
85
とくこう
77
とくぼう
75
すばやさ
116
合計
480

すばやさ116は環境でも上位の速さで、攻撃技を撃つだけでも無振りの中速勢を上から動かせます。ただし攻撃種族値は両方70台と低く、攻撃技は補完程度。価値はあくまで変化技をいたずらごころで通すサポート性能にあり、耐久も並のため、タスキやたべのこしで行動回数を確保しながら仕事をこなす運用になります。

タイプ・弱点

タイプ: くさ フェアリー
弱点 耐性 無効
どくどく(×4) ほのおほのお こおりこおり ひこうひこう はがねはがね
みずみず でんきでんき くさくさ じめんじめん かくとうかくとう あくあく
ドラゴンドラゴン

くさ/フェアリーはドラゴンを無効化し、みず・でんき・くさ・じめん・かくとう・あくを半減(いずれも×0.5)と、地面・水・格闘・悪の物理アタッカーに比較的強い受け面を持ちます。一方でどくが×4(くさ×2・フェアリー×2)と最大の弱点で、キラフロルのヘドロウェーブ(採用率69.4%)やゲッコウガのヘドロウェーブ(64.5%)が致命傷になります。ほのお・こおり・ひこう・はがねも×2で通る点に注意が必要です。


主要な技と採用率

技名 タイプ 分類 採用率 備考
ムーンフォース フェアリー 特殊 91.4% 一致フェアリー打点。ちょうはつ・アンコールが効かない相手への有効打
アンコール ノーマル 変化 77.9% いたずらごころで先制。積み技・変化技を3ターン固定し起点回避
おいかぜ ひこう 変化 55.9% 味方のSを4ターン2倍。いたずらごころで先制展開できる
がむしゃら ノーマル 物理 43.3% 相手HPを自分と同値まで削る。タスキで耐えた後の詰め
やどりぎのタネ くさ 変化 33.2% 毎ターンHP吸収。たべのこしと合わせ消耗戦に強い
おきみやげ あく 変化 26.4% 相手のA・Cを2段階下げ自身は退場。後続の着地点作り
みがわり ノーマル 変化 21.0% やどりぎ・たべのこしと組み、状態異常や弱攻撃を受け流す
ちょうはつ あく 変化 13.6% いたずらごころで先制し、受け・積み・展開役の変化技を封じる
コットンガード くさ 変化 9.9% Bを3段階上げる。やどりぎ・みがわりと組む物理耐久型に
ギガドレイン くさ 特殊 5.7% 一致くさ打点+HP吸収。みず・じめんへの打点と回復を兼ねる

ムーンフォースを除く採用上位はほぼ変化技で、エルフーンが攻撃ではなくサポートで採用されていることが採用率から明確に読み取れます。アンコール77.9%・おいかぜ55.9%・おきみやげ26.4%という分布は、相手の行動を縛り味方を通す「起点作り・展開補助」が主用途であることを示しています。


主要型の解説

型①・型②の指標には性格分布(とくこう補正のひかえめ/おくびょう vs ぼうぎょ補正のずぶとい)を用いています。

型1: きあいのタスキ 起点作り型(最多採用)

EV採用率: CS+h 47.6%(すばやさ最大+とくこう寄せの指標。EV分布で最多)

エルフーン きあいのタスキ起点作り型
特性: いたずらごころ(98.7%)
性格: ひかえめ(C↑ A↓)/おくびょう(S↑ A↓)
EV: C32 S32(余りをHに)
持ち物: きあいのタスキ(61.7%)
技構成:
・ムーンフォース
・アンコール
・おいかぜ / おきみやげ
・がむしゃら / やどりぎのタネ

強み:

きあいのタスキで初手の行動を確実に保証し、その1ターンでアンコール固定・おいかぜ展開・おきみやげでの後続サポートのいずれかを通します。いたずらごころで変化技が優先度+1になるため、すばやさ116を上回る相手にも補助を先に決められるのがこの型の核です。

がむしゃらはタスキで耐えた直後に相手をHP1付近まで削れるため、後続や先制技での詰めにつなげやすい一手です。ひかえめ/おくびょうはムーンフォースのダメージを確保する補正で、CS+h(採用率47.6%)はすばやさを最大に保ったまま火力と耐久を少し上乗せする配分です。

弱み:

タスキは一度きりで、ステルスロックや砂嵐・あられといった定数・天候ダメージを受けるとタスキが潰れて起点作りが空振りします。またあくタイプには変化技が無効(後述)で、アンコール・おきみやげ・ちょうはつが一切通らないため、初手に出てきた悪タイプには仕事を半分以上失います。


型2: たべのこし やどりぎ耐久型

EV採用率: HB+d 8.1%(HB耐久寄せの指標。CS型に次ぐ配分群)

エルフーン たべのこし やどりぎ耐久型
特性: いたずらごころ(98.7%)
性格: ずぶとい(B↑ A↓)/おだやか(D↑ A↓)
EV: H32 B32(HB耐久)
持ち物: たべのこし(23.5%)
技構成:
・やどりぎのタネ
・みがわり
・アンコール / ちょうはつ
・ムーンフォース / コットンガード

強み:

タスキ型が「1ターンの仕事人」なのに対し、こちらはやどりぎのタネ+たべのこし+みがわりで複数ターン居座る消耗戦型です。HB配分でぼうぎょを底上げし、コットンガードを絡めれば物理アタッカーの攻撃を流しながらやどりぎで削り続けられます。ちょうはつ採用なら、受け・積み・展開役の変化技をいたずらごころで先に封じて機能停止させられます。

弱み:

タスキ型と違い初手の被弾を耐える保証がないため、どく×4のヘドロウェーブやほのお・こおり・ひこう・はがねの一致弱点技には居座る前に落とされます。やどりぎ・みがわりという変化技中心の構成のため、あくタイプ相手には削り手段がムーンフォース頼みになり、消耗戦の主軸を失います。


環境ポケモンへの相性分析

相性がはっきり出るポケモン

エルフーンは攻撃で制圧するのではなく「変化技を通せるか」で相性が決まります。下表は使用率上位から、いたずらごころの補助が機能しやすい相手(有利)と、変化技が無効・もしくは弱点で先に落とされる相手(不利)を両面から挙げます。

ポケモン(環境順位) 相性 理由
ガブリアス(1位) ◎ 有利 じしん(じめん)を半減、げきりん(ドラゴン)は無効。アンコールはいたずらごころで先制し、つるぎのまいの起点化を防げる。ただしどくづき(どく・採用率19.4%)を持つ個体には×4で落とされる点に注意
カバルドン(7位) ◎ 有利 じしん(じめん)を半減し弱点技を持たない。ちょうはつでステルスロック・あくび・なまけるを封じ、やどりぎのタネで一方的に削れる典型的な起点
ハラバリー(32位) ○ 有利 でんき技を半減。いたずらごころのアンコール・ちょうはつで展開役を機能停止させられる
スターミー(20位) ▲ 不利 みず技は半減できるが、アイススピナー(こおり・採用率64.9%)が×2で致命傷。アンコールはいたずらごころで先制できるものの、被弾を凌ぐにはタスキ前提
リザードン(5位) ▲ 不利 かえんほうしゃ(採用率42.4%)・フレアドライブ(33.3%)がほのお×2で致命傷。アンコール等は通るがタスキ前提でしか動けない
キラフロル(15位) ▲ 不利 ヘドロウェーブ(どく・採用率69.4%)が×4で一撃。変化技は通るがタスキでも2発目で落ちる
ゲンガー(10位) ▲ 不利 ヘドロウェーブ(どく・採用率81.7%)が×4で一撃。Sはこちらが上回り変化技も通るが、ムーンフォースはどく半減で有効打にならず、タスキで耐えても返しのヘドロウェーブで落とされる
アーマーガア(6位) ▲ 不利 アイアンヘッド(はがね・採用率31.1%)が×2。ムーンフォースもはがねで半減され有効打が乏しい。アンコールは通るが押し切れない
マスカーニャ(3位) × 苦手 あくタイプにいたずらごころの変化技が無効。S123で上を取られ、はたきおとす・トリプルアクセルで処理される

エルフーンの「有利」はムーンフォースの火力ではなく、いたずらごころの変化技をどれだけ仕事に変えられるかで決まります。じめん・みず・でんきを半減し弱点技を持たない相手には、アンコールやちょうはつを先制で通して起点を奪える一方、弱点を突かれる相手やあくタイプには補助そのものが通らない、というのが相性の本質です。

苦手なポケモンと対策

ポケモン 苦手理由 対策
マスカーニャ(3位) あくタイプにいたずらごころの変化技が無効。アンコール・おきみやげ・ちょうはつが一切通らず、S123で上から処理される エルフーンで対処せず、はたきおとす・トリプルアクセルを物理高耐久で受けられるアーマーガア等のはがね枠に引く。エルフーンの仕事は悪以外の相手に温存する
サザンドラ(21位) あくタイプで変化技が無効になり、アンコール・ちょうはつといったサポートの仕事が消える。あくのはどう(採用率98.5%)・りゅうせいぐん(90.2%)で削られる(ムーンフォースはあく/ドラゴンに×4で通るため、攻撃技を持つ個体なら一矢報いられる) フェアリー打点を持つアシレーヌ等で受け出し、ムーンフォースで弱点(×4)を突いて処理する
ゲッコウガ(28位) あくタイプで変化技が無効。ヘドロウェーブ(どく・採用率64.5%)が×4、S122で上を取られ一撃 みずを半減できるウォッシュロトム等で受け、でんき技で弱点を突く。エルフーンは後出ししない
ウルガモス(18位) ほのおのまい(採用率79.7%)がほのお×2で致命傷。ちょうのまいで積まれると突破不能。アンコールは通るが積み後の引き先が必要 積み始めにアンコールでちょうのまいを固定し、その隙にいわ・みず技を持つ後続に引いて弱点で落とす
キラフロル(15位) ヘドロウェーブ(どく・採用率69.4%)が×4で一撃。ステルスロック(36.5%)でこちらのタスキも潰される じめん技(だいちのちから等)で弱点を突けるガブリアス等を同伴し、後出しして処理する

苦手筋の中心はあくタイプです。いたずらごころで優先度が上がった変化技はあくタイプの相手に無効化される(技そのものが失敗する)ため、アンコール・おきみやげ・ちょうはつといった主力の仕事が丸ごと消えます。マスカーニャ・サザンドラ・ゲッコウガ・ドドゲザンが初手に来た場合は、エルフーンで無理に仕事をせず引くのが鉄則です。


パーティ構成

相性の良いポケモン

ペリッパー
ペリッパー
同居率1位
あめ展開役。おいかぜと合わせ天候+加速で味方アタッカーを通す
エアームド
エアームド
同居率2位
はがね/ひこうでエルフーンの弱点どく・はがねを半減・無効。ステロ展開も担う
キラフロル
キラフロル
同居率3位
いわ/どくでエルフーンの苦手な悪・炎に打点。ステロ+おいかぜの並行展開
アーマーガア
アーマーガア
同居率4位
どく無効・はがね半減で高耐久。悪は等倍だが物理を受けエルフーンの引き先になる
ガブリアス
ガブリアス
同居率8位
おいかぜで加速する高速地面枠。エルフーンの苦手な悪・はがねに地面打点

パーティ構成の基本方針:

エルフーンはあくタイプに仕事が通らず、どく×4をはじめ弱点も多いため、残り5体で以下を補います。

  1. 悪タイプ対応: フェアリーが等倍以上で通るはがね・どく・地面枠(アーマーガア・キラフロル・ガブリアス)で受け、エルフーンの引き先にする
  2. どく・ほのお対策: はがね/ひこうのエアームドやアーマーガアでヘドロウェーブ・ほのお技を受ける枠
  3. おいかぜの受け手: 素早さで一歩届かない高火力アタッカー(ガブリアス等)を後ろに控えさせ、加速して上から制圧する展開
  4. 天候・設置展開: ペリッパーのあめ、キラフロル・エアームドのステルスロックで定数ダメージを蓄積

データ分析①:採用技の9割が変化技という「補助特化」の偏り

エルフーンの採用技TOP10のうち、ムーンフォース(91.4%)・がむしゃら(43.3%)・ギガドレイン(5.7%)以外はすべて変化技です。攻撃技の比率がいかに低いかを、採用率で並べて確認します。

分類採用率役割
ムーンフォース特殊91.4%ほぼ必須の主打点
アンコール変化77.9%行動固定
おいかぜ変化55.9%味方加速
がむしゃら物理43.3%タスキ後の削り
やどりぎのタネ変化33.2%継続削り
おきみやげ変化26.4%後続サポート

ムーンフォース91.4%は「ほぼ外せない攻撃技」であり、これは裏を返せば残り3枠を変化技中心で固める前提だということです(がむしゃら43.3%も攻撃技ですが、これはタスキ後の削り専用で打点としては機能しません)。アンコール+おいかぜを両採用すると攻撃枠はムーンフォース1つに絞られ、エルフーンが「自分で削るポケモン」ではなく「相手を縛り味方を通すポケモン」として運用されていることが、採用率の偏りからはっきり読み取れます。火力で評価して採用すると役割を誤るため、起点作り・展開補助の枠として組み込むのが正しい使い方です。

加えて、これらの変化技はいたずらごころで優先度+1になって初めて価値が出るものです。特性採用率98.7%がいたずらごころに集中している事実は、変化技偏重の技構成と完全に噛み合っており、エルフーンというポケモンが「特性ありきの補助役」であることをデータが裏付けています。


まとめ:型別比較

指標 持ち物 主な技 強み 弱み
きあいのタスキ起点作り型 CS+h 47.6% きあいのタスキ ムーンフォース・アンコール・おいかぜ・がむしゃら タスキで1ターンの仕事を確実化。先制でアンコール・展開 ステロ・天候でタスキが潰れる。悪に変化技無効
たべのこし やどりぎ耐久型 HB+d 8.1% たべのこし やどりぎ・みがわり・アンコール・ムーンフォース 複数ターン居座り消耗戦に強い。物理を流せる どく×4・弱点技で居座る前に落ちる。悪に削り手段が乏しい

総評:

エルフーンは火力ではなく、いたずらごころで変化技を相手より先に通す補助特化のポケモンです。きあいのタスキ採用率61.7%・アンコール77.9%・おいかぜ55.9%という分布が示す通り、相手を行動固定し味方を加速・着地させる起点作りが主用途で、ムーンフォースは数少ない自前の打点として外せない1枠になっています。

明確な弱点はあくタイプに変化技が無効な点で、マスカーニャ・サザンドラ・ゲッコウガといった上位の悪に対しては仕事が通りません。加えてどく×4・ほのお・こおり・ひこう・はがねの弱点も多いため、これらに弱点を持たない受け先と並べて運用するのが前提です。火力枠ではなく展開役として割り切り、おいかぜで加速したい高速アタッカーやアンコールで起点化したい積み構築と組ませると真価を発揮します。


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構築例

M-3 シーズン
持ち物たべのこし
特性いたずらごころ
性格おくびょう (S↑A↓)
ノーマルアンコールひこうおいかぜくさやどりぎのタネフェアリームーンフォース
EVH2C32S32
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