【ポケモンチャンピオンズ】アローラキュウコン 考察 M-4 シーズン 使用率16位の壁展開型
アローラキュウコン
M-4シーズン、アローラキュウコンは使用率16位です。こおり/フェアリータイプで、オーロラベール採用率97.5%・ひかりのねんど採用率92.0%というデータが示すとおり、あられ状態でオーロラベールを展開し物理・特殊両方のダメージを軽減する壁役として起用されています。M-3では9位でしたが、M-4では16位まで順位を落としており、技構成自体は大きく変わっていません。
アローラキュウコンの基本スペック
種族値
とくぼう100・すばやさ109が高く、こうげき67・ぼうぎょ75は物理方面の耐久・打点ともに低水準です。HP73と合わせて全体の耐久力は高くなく、壁を自分自身に張って生存率を補う運用が前提になります。
タイプ・弱点
| 弱点(×4) | 弱点(×2) | 耐性(×0.5) | 無効 |
|---|---|---|---|
はがね
|
どく
いわ
ほのお
|
むし
こおり
あく
|
ドラゴン
|
はがね×4が最大の弱点。M-4使用率4位のメタグロスはバレットパンチ(はがね・採用率92.4%)を持ち、6位のブリジュラスもラスターカノン(はがね・採用率76.4%)を主力にしています。ほのお×2・いわ×2・どく×2も等倍以上の技を持つ相手が環境上位に複数おり、ドラゴン無効は1位のガブリアスのドラゴン技を完全に無効化できる数少ない耐性です。
特性
M-4シーズンの特性クロールデータは未取得ですが、アローラキュウコンは実装済みの特性がゆきふらし(場に出た時から5ターンあられ状態にする)とゆきがくれ(あられ中に回避率1.25倍)の2種のみで、直近のM-3データでは**ゆきふらし99.6%**とほぼ固定です。
ゆきふらしはふぶきの命中率を70%→100%に引き上げ、オーロラベールの発動条件(あられ状態)を自力で満たします。ゆきがくれの採用は0.4%にとどまり、実戦では想定しなくてよい水準です。
主要な技と採用率
| 技名 | タイプ | 威力 | 採用率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| オーロラベール | ![]() |
— | 97.5% | ゆき状態限定の変化技。5ターン(ひかりのねんどで8ターン)味方の物理・特殊ダメージを軽減する壁の主軸 |
| フリーズドライ | ![]() |
70 | 84.4% | 命中100の一致技。みずタイプにも効果バツグン扱いで、ガブリアス等のドラゴンにも通る主力打点 |
| ふぶき | ![]() |
110 | 71.5% | 通常命中70だがゆき状態下は必中。一致補正込みの高火力アタッカー技 |
| アンコール | ![]() |
— | 62.1% | 相手を直前の技に固定する変化技。ドドゲザン・サーフゴー等の積み技を封じる |
| ムーンフォース | ![]() |
95 | 47.4% | 一致フェアリー技。ガブリアス等のドラゴン、格闘・悪タイプへの打点 |
| いたみわけ | ![]() |
— | 11.6% | 自分と相手の残りHPを折半。被弾後の立て直しに使う耐久サポート型の選択技 |
| ミストフィールド | ![]() |
— | 6.3% | 5ターン味方の状態異常・急所を防ぐフィールド。オーロラベールとの併用は選択技 |
| わるだくみ | ![]() |
— | 3.8% | 自身の特攻を2段階上げる積み技。壁展開後にアタッカーとして立ち回る少数派の選択 |
オーロラベール・フリーズドライ・ふぶきの3枠はほぼ固定で、4枠目をアンコール(62.1%)かムーンフォース(47.4%)で選ぶ構成が主流です。壁展開の役割自体はオーロラベール1本に集約されており、いたみわけ・ミストフィールド・わるだくみは特定の型でのみ採用される選択技です。
M-4の採用型
型1:壁展開アタッカー型(おくびょう 86.9%)
性格採用率: おくびょう 86.9%
壁展開アタッカー型
性格: おくびょう(S↑ A↓)
EV: H2-C32-S32(M-4最多分布・21.7%)
持ち物: ひかりのねんど(92.0%)
・オーロラベール
・フリーズドライ
・ふぶき
・アンコール(ムーンフォース)
H150 / A78 / B95 / C133 / D120 / S177(おくびょうS32・C32)。ひかりのねんどでオーロラベールの効果を5ターンから8ターンに延長し、後続の積みアタッカーに長い壁ターンを渡します。フリーズドライ(威力70・命中100・みずタイプにも×2で通る特殊なこおり技)とふぶき(威力110・あられ中は命中100%)で最低限の攻撃参加をこなし、4枠目はアンコールで相手の変化技・積み技を封じるか、ムーンフォースであく・かくとうタイプへのフェアリー打点を確保するかの選択になります。
強み:
S177はガブリアス最速個体(ようきS32で実数値169)を上から取れる速度域です。ガブリアスのこだわりスカーフ採用率は19.8%にとどまり、残る80.2%(きあいのタスキ39.2%・オボンのみ23.2%など)の最速個体に対しては先手を取れます。C32振りによりフリーズドライ・ふぶきの実打点も確保され、壁展開だけでなく後続にダメージレースの前借りを残せます。
弱み:
C32に振る分、ぼうぎょ・とくぼうへのEV投資がなく、耐久面はほぼ種族値素点のままです。特にこうげき技(物理)への耐久が薄く、オーロラベールを展開する前に高火力の一致技で処理される場面があります。また、こだわりスカーフを持つガブリアス(採用率19.8%)に対してはS177でも後手に回ります。
型2:耐久サポート型(すぶとい 5.0%)
性格採用率: すぶとい 5.0%
耐久サポート型
性格: すぶとい(B↑ S↓)
EV: H31-B9-S26(M-4採用率5.4%)
持ち物: ひかりのねんど
・オーロラベール
・アンコール
・いたみわけ
・フリーズドライ
H179 / A87 / B114 / C101 / D120 / S139(すぶといB9・S26)。こうげき方面へのEV投資を持たず、Bへ振ることで物理技に対する被弾を抑え、オーロラベール展開を確実に通すことに寄与を絞った構成です。
強み:
B114は型1(B95)より19高く、メタグロス・ブリジュラスなど物理はがね技を持つ相手からのオーロラベール展開前の一撃を耐えやすくなります。いたみわけを採用する場合、被弾したHPを相手と折半して立て直す選択肢も持てます。
弱み:
S139はS177の型1より38低く、S177なら上から取れるガブリアス最速個体(S169)にも後手に回ります。攻撃面のC投資がないため、フリーズドライ・ふぶきの打点は型1より大きく落ちます。
データ分析①:M-3→M-4 技・持ち物採用率の変化
| 技名 | タイプ | M-3 | M-4 | 変化 |
|---|---|---|---|---|
| オーロラベール | ![]() |
98.0% | 97.5% | -0.5pp |
| フリーズドライ | ![]() |
84.6% | 84.4% | -0.2pp |
| ふぶき | ![]() |
74.8% | 71.5% | -3.3pp |
| アンコール | ![]() |
54.9% | 62.1% | +7.2pp |
| ムーンフォース | ![]() |
49.6% | 47.4% | -2.2pp |
| いたみわけ | ![]() |
9.6% | 11.6% | +2.0pp |
| ひかりのねんど(持ち物) | — | 90.5% | 92.0% | +1.5pp |
技構成の骨格(オーロラベール・フリーズドライ・ふぶき)はM-3からほぼ変わらず、ひかりのねんども92.0%と依然として実質固定です。最大の変化は**アンコール(+7.2pp)**で、M-4の使用率TOP30にはドドゲザン(30位・つるぎのまい採用率77.4%)、サーフゴー(29位・わるだくみ採用率53.7%)、ギルガルド(27位・つるぎのまい採用率31.6%)といった積み技を持つポケモンが新たに顔を出しています。壁展開だけでなく、これらの積み技を先手のアンコールで止める役割の比重が増したことが、採用率上昇の背景として考えられます。
一方で使用率順位はM-3の9位からM-4の16位へ後退しました。技・持ち物の構成自体はほぼ変わっていないため、順位変動は環境全体のポケモン数・構築トレンドの変化によるもので、アローラキュウコン自体の型が崩れたわけではありません。
苦手なポケモン
| ポケモン | 使用率 | 苦手な理由 |
|---|---|---|
リザードン
|
11位 | メガリザードナイトY(採用率65.3%)の特性ひでりでほのお技が威力1.5倍になり、かえんほうしゃ(採用率42.5%)がほのお×2で刺さります。こおり技はほのお/ひこう複合に等倍どまりで打点が伸びません |
キラフロル
|
19位 | いわ/どく複合で、パワージェム(いわ・採用率82.1%)といわ×2、ヘドロウェーブ(どく・採用率55.1%)とどく×2の二重の弱点技を高採用率で持ちます |
ハッサム
|
22位 | バレットパンチ(はがね・採用率99.8%)がはがね×4。特性テクニシャン(威力60以下の技を1.5倍)で威力40のバレットパンチが実質60相当となり、先制技での打点が大きくなります |
ラウドボーン
|
28位 | フレアソング(ほのお・採用率99.1%)がほのお×2。おにび(ほのお・採用率85.1%)で物理技の攻撃力を下げられると、こおり技での打点勝負も不利になります |
ドドゲザン
|
30位 | アイアンヘッド(はがね・威力80・採用率90.8%)がはがね×4。つるぎのまい(採用率77.4%)で積まれると1発で耐えるのが難しくなります |
同居率上位の分析
M-4でアローラキュウコンと同じパーティに入る頻度が高いポケモン(同居率1〜10位)は以下のとおりです。
ガブリアス(同居率1位)はオーロラベール展開後に積み技や設置技を絡めて動く後続エースの筆頭で、じしん(じめん一致)をメタグロス・ブリジュラスなどのはがねタイプに打点として持ち、アローラキュウコンのはがね×4弱点を突いてくる相手を処理する役割を分担します。
ギャラドス(同居率2位)・バシャーモ(同居率3位)はどちらもオーロラベールの壁ターン中に積み技(りゅうのまい・つるぎのまい)を展開して抜き役になるタイプです。アローラキュウコンが先手で壁を張ることで、これらの積みアタッカーが安全に行動回数を確保できます。
カバルドン(同居率4位)はあくびで相手の交代を強制し、アローラキュウコンがオーロラベールを安全に展開する対面を作るサポート役として機能します。
メタグロス(同居率5位)・ブリジュラス(同居率9位)はいずれもはがねタイプで、アローラキュウコンのはがね×4弱点自体を埋める組み合わせではありませんが、壁展開後にはがね一致技で相手を制圧する詰め役として同パーティに入る傾向があります。
マフォクシー(同居率6位)はほのお/エスパー複合で、わるだくみ・サイコキネシスによる特殊方面の打点を担当し、アローラキュウコンの物理耐久の低さを補う役割分担が成立します。
まとめ
M-4のアローラキュウコンは使用率16位で、M-3の9位から順位を落としましたが、技・持ち物の中身は大きく変わっていません。
- オーロラベール(97.5%)+ ひかりのねんど(92.0%)で壁展開の役割は継続:M-3からほぼ横ばいで、あられ+壁展開というコンセプトは固定
- アンコール採用率が54.9%→62.1%(+7.2pp)に上昇:M-4の使用率TOP30に積み技持ちのはがねタイプ(ドドゲザン・サーフゴー・ギルガルド)が新たに顔を出したことと符合
- S177(おくびょうS32・型1)はガブリアス最速個体(S169)を上から取れる:こだわりスカーフ採用率19.8%を除く多数派(きあいのタスキ・オボンのみなど)に対して先手が取れる速度域
- はがね×4が最大の弱点:メタグロス(4位)・ブリジュラス(6位)に加え、ハッサム(21位)・ドドゲザン(30位)もはがね一致技を高採用率で持つ
はがね/ほのお/いわ/どくへの明確な弱点を抱えつつ、こおり技によるみずタイプへの通りやすさ(フリーズドライ)とドラゴン無効を武器に、壁展開特化のサポートとして起用する型が変わらず主流です。
関連記事:ガブリアス考察 M-3
構築例
ふぶき
オーロラベール
アンコール
フリーズドライ
ふぶき
オーロラベール
アンコール
フリーズドライ
はがね
どく
いわ
ほのお
むし
あく
ドラゴン
リザードン
キラフロル
ハッサム
ラウドボーン
ドドゲザン