メガピクシー考察 M-2 使用率35位 コスモパワー積みの全抜き性能と立ち回り
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メガピクシー考察 M-2 使用率35位 コスモパワー積みの全抜き性能と立ち回り


メガピクシー

メガピクシー

フェアリー ひこう
使用率: 35位 メガ石採用率: ピクシナイト 86.4%

⚠️ 本記事のデータはM-2シーズン(2026/05/30)時点の集計です

シーズンM-2(2026/5/13〜6/17)のシングルバトルで、ピクシーは使用率35位を記録。そのうち86.4%がピクシナイトを採用しており、メガ進化を前提とした構成が主流です。

メガ進化するとタイプがフェアリー単体からフェアリー/ひこうに変化し、とくこうが95→135、とくぼうが90→110へ大きく伸びます。特性はマジックミラーになり、でんじは・ステルスロックなどの変化技を撃った相手に跳ね返します。コスモパワー(採用率55.3%)でぼうぎょ・とくぼうを積み、アシストパワー(35.3%)で全抜きを狙う積みフェアリーが基本の役割です。


なぜメガピクシーが積みアタッカーとして機能するのか

1. メガ進化でじめん技を無効化し、積む隙を確保

メガ前のフェアリー単体ではじめん技を等倍で受けますが、メガ進化で**ひこうが加わりじめん技が無効(×0)**になります。これにより、使用率1位ガブリアスのじしん(採用率99.2%)を無効化して受け出しできます。じしんを主軸にする物理アタッカーに受け出し、コスモパワーを安全に積み始められます。

加えて、フェアリーはドラゴン技を無効(×0)、かくとう・むしを×0.25、あくを×0.5で受けます。ガブリアスのげきりん(47.9%)、サザンドラのりゅうせいぐん(90.2%)・あくのはどう(98.5%)などが軒並み通らず、ドラゴン・あく主体のアタッカーに対する受け出し範囲が広いです。

2. マジックミラーで変化技による妨害を封じる

メガ後の特性マジックミラーは、相手が撃ったでんじは・ちょうはつ・ステルスロック・ほえる等の変化技を跳ね返します。コスモパワーを積む耐久型にとって、麻痺による行動阻害・ちょうはつによる積み封じ・ほえるによる流しといった「積みを崩す手段」を無効化できるのは大きく、積み展開の安定性を底上げします。ブリジュラスのほえる(23.4%)やアシレーヌのアンコール(40.8%)といった、積みエースを流す技が効かない点が他の積みフェアリーとの差別化点です。

3. コスモパワー+アシストパワーで両受けから全抜きへ

コスモパワー(55.3%)はぼうぎょ・とくぼうを同時に1段階上げる積み技で、つきのひかり(82.1%・回復技)と合わせて場持ちさせながら要塞化します。アシストパワー(35.3%)は能力ランクが上がるほど威力が増す技で、コスモパワー+めいそう(28.8%)で積み上げたとくこう・ぼうぎょ・とくぼうのランク合計に応じて高威力化します。受けながら積み、最後はアシストパワーで全抜きに転じる「要塞→アタッカー」の動きが主軸です。


基本スペック

種族値(メガ後)

HP
95
こうげき
80
ぼうぎょ
93
とくこう
135
とくぼう
110
すばやさ
70
合計
583

HP95・ぼうぎょ93・とくぼう110とバランスの取れた耐久に、とくこう135の高い特殊火力を併せ持ちます。一方すばやさは70と低く、ずぶとい(HB)が主流のためすばやさは無振りに近く、環境のアタッカーには軒並み先手を取られます。受けてから積む耐久型として運用するのが前提です。

メガ前→メガ後ステータス変化

ステータス メガ前 メガ後 変化
HP 95 95 変化なし
こうげき 70 80 +10
ぼうぎょ 73 93 +20
とくこう 95 135 +40
とくぼう 90 110 +20
すばやさ 60 70 +10

メガ前の特性はてんねん(採用率83.9%)が主流で、相手の能力ランク変化を無視して受けられます。ただしメガ進化すると特性はマジックミラーに固定されるため、てんねんが機能するのはメガ進化を切る選択をした場合のみです。メガ前提の構成では、メガ後のマジックミラーが実戦上の特性になります。

タイプ・弱点(メガ後)

タイプ: フェアリー ひこう
弱点(2倍) 耐性(0.5倍以下) 無効
はがねはがね どくどく でんきでんき こおりこおり いわいわ
かくとうかくとう(×0.25) むしむし(×0.25) あくあく くさくさ
じめんじめん ドラゴンドラゴン

じめん・ドラゴンを無効化し、かくとう・むしを×0.25、あく・くさを×0.5で受ける優秀な耐性を持ちます。一方、メガ前のフェアリー単体では等倍だったでんきがメガ後は×2弱点になり、こおり・いわも×2で通る点に注意が必要です(ひこうが加わったことで増えた弱点)。メガ前から弱点のはがね・どくと合わせ、弱点は5タイプです。受け出しの際は相手の打点タイプを必ず確認してから繰り出します。


主要な技と採用率

技名 タイプ 威力 採用率 備考
ムーンフォース フェアリー 95 83.9% 一致特殊技。30%でC1段階ダウン。ドラゴン・あく・かくとうへの主打点
つきのひかり フェアリー 82.1% 最大HPの1/2回復。場持ちの要
コスモパワー エスパー 55.3% B・D1段階アップ。要塞化の足場
アシストパワー エスパー 20〜 35.3% 能力ランク1段階ごとに威力+20。積み後の全抜き打点
かえんほうしゃ ほのお 90 30.4% はがね・くさへの×2打点。ハッサム・ギルガルド等はがね受けへの切り返しに
めいそう エスパー 28.8% C・D1段階アップ。特殊耐久とアシストパワー威力を同時に底上げ
ステルスロック いわ 12.4% 起点作成。受け出し時の交代読みで設置
バトンタッチ ノーマル 12.2% コスモパワーの積みを後続に引き継ぐ
でんじは でんき 9.8% 高速アタッカーを麻痺させ、すばやさの低さを補う
アンコール ノーマル 9.8% 相手の積み技・補助技を縛り、積む隙を作る

主要型の解説

性格はずぶとい(B↑ C↓)が64.5%で、ぼうぎょに寄せた物理受け型が主流です。次いでおだやか(D↑ A↓)21.5%、ひかえめ(C↑ A↓)11.1%と続きます。

型1: コスモパワー積みアタッカー型(最多採用)

性格採用率: ずぶとい 64.5%(物理受け積み型の指標。性格分布で最多)

メガピクシー コスモパワーずぶとい型
特性: マジックミラー(メガ後)/ てんねん(83.9%)
性格: ずぶとい(B↑ C↓)
EV: H32 B32(HB振り。最多分布。余りはDかS)
持ち物: ピクシナイト
技構成:
・コスモパワー
・アシストパワー
・つきのひかり
・ムーンフォース / かえんほうしゃ

強み:

HBずぶといで物理方面を厚くし、ガブリアスのじしん無効を活かして受け出し、積み始めます。コスモパワーを積むほどぼうぎょ・とくぼうが上がり、つきのひかりの1/2回復と合わせて場持ちします。積みが乗ればアシストパワーの威力が2段階で60、3段階で80と急増し、最後は全抜きに転じます。マジックミラーででんじは・ほえる等の妨害を跳ね返せるため、積みの安定性が高いのが特徴です。

弱み:

コスモパワーはぼうぎょ・とくぼうを上げるものの、HBずぶとい配分は物理偏重のため、めいそう型と比べ初手の特殊耐久が低く、ブリジュラスの10まんボルト(66.9%)など特殊の弱点技で積む前に崩されやすいのが弱点です。火力源がアシストパワー依存で、積みターンを取れないと打点が威力20止まりになる点も型2(素のとくこう135+ムーンフォース)との差です。


型2: めいそう特殊型

性格採用率: おだやか 21.5% / ひかえめ 11.1%(特殊受け・特殊アタッカー型の指標)

メガピクシー めいそうおだやか型
特性: マジックミラー(メガ後)/ てんねん(83.9%)
性格: おだやか(D↑ A↓)
EV: H32 D32(HD振り。特殊受け型)
持ち物: ピクシナイト
技構成:
・めいそう
・ムーンフォース
・つきのひかり
・かえんほうしゃ / アシストパワー

強み:

めいそうはとくこう・とくぼうを同時に上げるため、コスモパワー型がぼうぎょ偏重なのに対し、特殊アタッカーへの後出し性能と火力を同時に伸ばせます。とくこう135の素火力が高く、積みなしでもムーンフォースでドラゴン・あくに大きく入ります。アシレーヌのうたかたのアリア(79.2%)など特殊水技を受けながらめいそうを積み、ムーンフォースで切り返す動きが取りやすいです。

弱み:

めいそうではぼうぎょが上がらないため、ガルーラの物理技など物理アタッカーを受けて積む能力は型1(コスモパワーでぼうぎょも上げる)に劣ります。物理方面で受け出して積む動きは取りづらいのが型1との差です。


環境ポケモンへの相性分析

主要ポケモンとの相性

使用率上位(TOP30目安)から、メガピクシーと相性がはっきり出るポケモンを有利・不利の両面で挙げます。メガ後はフェアリー/ひこうとなりじめん・ドラゴンを無効化する一方、はがね・どく・でんき・こおり・いわが×2弱点で、すばやさ70と遅いため弱点技を持つ相手には積む前に押し切られる点に注意してください。

ポケモン(環境順位) 相性 理由
ガブリアス(1位) ◎ 有利 じしん(99.2%)がひこうで無効、げきりん(47.9%)もドラゴンで無効、ムーンフォースが×2で刺さり積み始めやすい。ただしがんせきふうじ(40.0%・いわ)・いわなだれ(23.1%・いわ)は×2弱点で、S102で先制されるため、いわ技持ち個体には初手の受け出しが安全とは限らない
ドドゲザン(24位) △ 五分〜やや不利 ふいうち(99.0%・あく)×0.5、けたぐり(17.6%・かくとう)×0.25は受けられるが、アイアンヘッド(86.9%・はがね)が×2弱点で高火力。ムーンフォースもあく/はがねには等倍止まりで、撃ち合いは分が悪い
サザンドラ(21位) ◎ 有利 ドラゴン技無効・あく技×0.5で受けやすく、ムーンフォース(あく/ドラゴンに×4)で容易に倒せる。かえんほうしゃ(67.0%)を受けても等倍止まり
アシレーヌ(4位) △ 五分〜やや有利 うたかたのアリア(79.2%・みず)等倍、アシレーヌのムーンフォース(97.0%)は等倍だが高耐久で受け、めいそう型なら撃ち合いで優位。ただしアンコール(40.8%)で積みを縛られると積み始められない
ギャラドス(12位) △ 五分 じしん(63.7%)無効、たきのぼり(85.9%)等倍。ただしこおりのキバ(45.5%・こおり)は×2弱点で、りゅうのまい後の物理は重い
ブリジュラス(2位) × 不利 10まんボルト(66.9%・でんき)・ラスターカノン(55.7%・はがね)がともに×2弱点。1体で弱点2タイプを撃てるため積む隙がない
ハッサム(14位) × 不利 バレットパンチ(99.7%・はがね先制)が×2弱点で、すばやさ70でも先制で削られる。つるぎのまい(86.6%)後は確定圏。かえんほうしゃ採用なら×4で切り返せる
ゲンガー(10位) × 不利 ヘドロウェーブ(81.7%・どく)が×2弱点。すばやさ110で先手を取られ、積む前に縛られる。ムーンフォースはどく/ゴーストに×0.5半減で有効打にならない

苦手なポケモンと対策

ポケモン 苦手理由 対策
ブリジュラス(2位) 10まんボルト(でんき)・ラスターカノン(はがね)がともに×2弱点。1体で2つの弱点タイプを撃ち分け、すばやさ85で先手も取る。積む前に崩される じめん技(だいちのちから等)で弱点を突くガブリアス・キラフロル等を同伴し、ブリジュラスの前に引いて上から処理する
キラフロル(15位) ヘドロウェーブ(69.4%・どく)・パワージェム(85.3%・いわ)がともに×2弱点。すばやさ86で先手を取り、フェアリーをどくで縛れる じめん技で×2を突くガブリアスを後出しして処理する。キラフロル対面ではメガピクシーを引く
ハッサム(14位) バレットパンチ(99.7%・はがね)が×2弱点かつ先制技で、すばやさを問わず削られる。つるぎのまい後は致命的 かえんほうしゃ(採用率30.4%)採用個体なら×4で切り返せる。非採用なら、ほのお技を持つラウドボーン等で後続から焼く
ギルガルド(11位) アイアンヘッド(30.7%・はがね)が×2弱点。かげうち(96.2%・先制)・ポルターガイスト(67.6%)も等倍で通り、キングシールドで積みターンを枯らされる かえんほうしゃ採用個体ならブレード時に×2で大きく削れる。じめん技で×2を突くガブリアス等で後続から処理する

パーティ構成

相性の良いポケモン

ガルーラ
ガルーラ
同居率1位
ねこだまし・物理高火力でメガピクシーが崩せないはがね受けを上から削る
クエスパトラ
クエスパトラ
同居率2位
バトンタッチでコスモパワーの積みを受け渡し合う積み軸の相方
ガブリアス
ガブリアス
同居率4位
じしんでブリジュラス・キラフロルの弱点でんき/どく枠を上から処理
キラフロル
キラフロル
同居率5位
ステルスロック設置とどく打点でフェアリー受けを削る
ラウドボーン
ラウドボーン
同居率8位
フレアソングでハッサム・ギルガルドなどはがね受けを上から焼く

パーティ構成の基本方針:

メガピクシーはすばやさが低く、はがね・でんき・どくのアタッカーに崩されるため、残り5体でその穴を埋めます。

  1. はがね対策: ラウドボーン等のほのお枠で、ハッサム・ギルガルドなどのはがねアタッカーを上から焼く
  2. でんき・どく対策: ガブリアスのじしんで、ブリジュラス・キラフロルを上から処理する
  3. 積みの受け渡し: クエスパトラ・バトンタッチ要員でコスモパワーの積みを引き継ぎ、積みエースを活かす
  4. 起点作成: ステルスロックを設置し、メガピクシーが受け出した相手の交換に負荷をかける

データ分析①:てんねん83.9%とマジックミラー固定のねじれ

特性の使用率はてんねん83.9%・マジックガード15.2%だが、ピクシナイト採用率は86.4%。つまりてんねんを選んだ個体の大半は、実戦ではメガ進化でマジックミラーに上書きされることになります。

項目採用率メガ後の実効
特性てんねん83.9%メガ進化で無効(マジックミラーに固定)
特性マジックガード15.2%メガ進化で無効(マジックミラーに固定)
ピクシナイト86.4%メガ後特性=マジックミラー

この数値が示すのは、「メガ前の特性選択は、メガ進化を切るプランや初手のメガ前1ターンでのみ意味を持つ」という構造です。てんねんは相手の能力上昇を無視して受けられる特性で、メガ進化を温存して受け出すターンには機能します。マジックミラーへ移行するとでんじは・ちょうはつ・ほえる等の変化技を跳ね返せるため、コスモパワー積みの安定性に寄与します。立ち回り上は「メガ進化前はてんねんで能力上昇相手を受け、メガ後はマジックミラーで補助技を封じて積む」という二段構えになり、いつメガ進化を切るかが運用の鍵になります。


データ分析②:アシストパワーの威力曲線と積み回数

アシストパワーは能力ランク1段階につき威力+20。コスモパワー(B・D)とめいそう(C・D)でランクを稼ぐほど火力が跳ね上がります。

積み状況能力ランク合計アシストパワー威力タイプ一致補正後(×1.5)
積みなし02030
コスモパワー1積み2(B+D)6090
コスモパワー2積み4100150
コスモパワー+めいそう各14(B+C+D。Dは2段階)100150
コスモパワー2+めいそう17160240

積みなしの威力20は実用に耐えませんが、コスモパワー2積みで威力100(一致補正後150)に達し、とくこう135の素火力と合わせて等倍相手を高乱数で落とせる水準になります。重要なのは、コスモパワーがB・Dの2ランクを一度に稼ぐため1積みで威力が一気に60へ跳ねる点で、つきのひかりで場持ちしながら2回積めれば、フェアリーを半減するはがね・どく・ほのお以外の多くに通る全抜き打点に変わります。逆に言えば、はがね・どく・でんきの×2弱点アタッカーに積みターンを与えてもらえなければこの曲線に乗れず、積み始められる相手(ガブリアス・サザンドラ等のドラゴン/あく/じめんアタッカー)をいかに引き込むかが勝敗を分けます。


まとめ:型別比較

採用率(指標) 性格 主な技 強み 弱み
コスモパワー積み型 ずぶとい 64.5% ずぶとい コスモパワー・アシストパワー・つきのひかり・ムーンフォース 物理受けから要塞化し全抜き。マジックミラーで妨害無効 特殊耐久が上がらず、積み前にはがね/でんき/どくで崩される
めいそう特殊型 おだやか 21.5% おだやか めいそう・ムーンフォース・つきのひかり・かえんほうしゃ 特殊受けと火力を同時強化。対特殊アタッカーに強い ぼうぎょが上がらず物理アタッカーを受けて積む動きが弱い

総評:

メガピクシーはメガ進化でフェアリー/ひこうへ変化し、じめん・ドラゴンを無効化しながらコスモパワーで要塞化する積みフェアリーです。使用率1位ガブリアスのじしん・げきりんを両方無効化して受け出し、積み始められる点が差別化要素で、ドラゴン・じめん・あくアタッカーに対する受け出しから全抜きを狙えます。マジックミラーで変化技の妨害を跳ね返せるため、積みの安定性も高水準です。

一方、メガ後はメガ前から弱点のはがね・どくに加え、ひこう追加で増えたでんき・こおり・いわの×2弱点を抱え、すばやさ70と遅いため、ブリジュラス・キラフロル・ハッサムのように弱点タイプを高火力で撃てる相手には積む隙がありません。これらをパーティのほのお枠・じめん枠でケアし、積み始められる相手を引き込めるかが、使用率35位のこのポケモンを活かす鍵になります。


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