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【ポケモンチャンピオンズ】ウォッシュロトム 考察 M-4 シーズン 耐久型が純化した理由


【ポケモンチャンピオンズ】ウォッシュロトム 考察 M-4 シーズン 耐久型が純化した理由
この記事の要点 M-4シーズン使用率17位のウォッシュロトムを考察。M-3から確立していたハイドロポンプ主体の構成の中で、性格がひかえめからずぶといへ、持ち物がオボンのみからたべのこしへとシフトし耐久型が純化。耐久型とスカーフ型の実数値・カバレッジをデータで分析します。
ウォッシュロトム

ウォッシュロトム

でんき みず
使用率: 17位(M-3: 20位) 特性: ふゆう(100%)

M-4シーズン、ウォッシュロトムは使用率17位でM-3の20位から順位を上げました。でんき/みずの複合タイプに特性ふゆうを持ち、じめん技を無効化しながらはがね・ほのお・みず・こおり・ひこうに耐性を持つ耐久寄りのポケモンです。M-4で実際に起きた変化は性格・持ち物の耐久寄りへのシフトで、ひかえめ(44.1%→20.7%)からずぶとい(30.7%→48.3%)へ性格の中心が移り、持ち物もオボンのみ(43.5%→32.1%)からたべのこし(14.2%→32.9%)へと継続回復志向が強まっています。


ウォッシュロトムの基本スペック

種族値

HP
50
こうげき
65
ぼうぎょ
107
とくこう
105
とくぼう
107
すばやさ
86
合計
520

HP50は低めですが、ぼうぎょ107・とくぼう107とバランス良く高く、両刀のとくこう105も合わせ持つ数値です。すばやさ86は環境上位より遅めで、性格・EV次第で「積極的に前に出る攻撃型」と「相手の攻撃を受けて機を伺う耐久型」のどちらにも寄せられます。

タイプ・弱点

タイプ: でんき みず
弱点(×2) 耐性(×0.5) 耐性(×0.25) 無効
くさくさ
ひこうひこう ほのおほのお みずみず こおりこおり
はがねはがね じめんじめん

弱点はくさタイプのみ(×2)。本来はじめんタイプにも×2で弱いはずですが、特性ふゆうにより無効化されます。ひこう・ほのお・みず・こおりに耐性、はがねには×0.25の高耐性を持ち、単一弱点タイプという明確な強みがあります。ただしM-4使用率5位のマスカーニャがトリックフラワー(くさ・採用率97.3%)を高い採用率で持っており、唯一の弱点を突かれる機会は少なくありません。

特性

**ふゆう(100%)**は「地面にいないことになり、じめん技・まきびし・どくびし・ねばねばネットが効かない」効果です。でんき/みずタイプ単体でもじめん技(じしん・じならし等)を無効化でき、ガブリアス・カバルドンなど環境上位のじめんタイプが持つ主力技を受け出しの起点にできます。全個体がこの特性のため、型による特性の使い分けはありません。


主要な技と採用率

技名 タイプ 威力 採用率 備考
ハイドロポンプ みず 110 99.0% みず一致の最大打点。じめんタイプへの反撃手段としてM-3から定着済みのコア技
ボルトチェンジ でんき 70 90.6% 攻撃後に交代。でんき一致で対面操作しつつ後続へ繋げる
おにび ほのお 75.5% 相手をやけど状態にし物理アタッカーの攻撃を弱体化。耐久型の主力
10まんボルト でんき 90 55.3% 10%の確率でまひ付与。スカーフ型のでんき一致メインウェポン
トリック エスパー 25.3% 相手と持ち物を入れ替える。こだわりスカーフを耐久型に押し付けて弱体化
いたみわけ ノーマル 20.9% 自分と相手のHPを折半。耐久型の立て直し・対面継続用
ひかりのかべ エスパー 10.7% 5ターン味方の特殊ダメージを軽減。耐久型のいたみわけ枠と選択
ほうでん でんき 80 5.1% 30%の確率でまひ付与。10まんボルトより低威力で採用は少数
でんじは でんき 3.1% 相手をまひ状態にする。じめんタイプには無効
イカサマ あく 95 2.6% 相手のこうげき種族値でダメージ計算。物理アタッカー相手の奇襲用

ハイドロポンプ99.0%・ボルトチェンジ90.6%・おにび75.5%の3技はほぼ全個体共通のコア技で、4枠目が耐久型のいたみわけ/ひかりのかべ、攻撃型の10まんボルト/トリックに分かれる構図です。10まんボルトの採用率55.3%は、耐久型・攻撃型の双方に一定数使われていることを示しています。


M-4の採用型

型1:耐久型(ずぶとい 48.3%)

性格採用率: ずぶとい 48.3%

ウォッシュロトム 耐久型
特性: ふゆう(100%)
性格: ずぶとい(B↑ A↓)
EV: H32-B32(代表例・採用率11.9%)
持ち物: たべのこし(32.9%)またはオボンのみ(32.1%)
技構成:
・ハイドロポンプ
・ボルトチェンジ
・おにび
・いたみわけ(ひかりのかべ)

ハイドロポンプ(みず・威力110)とボルトチェンジ(でんき・威力70・交代技)を主軸に、おにび(やけど付与)で相手の物理アタッカーの攻撃を弱体化させます。たべのこしは毎ターン最大HPの1/16回復、オボンのみはHPが半分以下になった時点で1度だけ最大HPの1/4回復と役割が異なり、長期戦志向ならたべのこし、被弾からの立て直しを重視するならオボンのみが選ばれています。いたみわけは自分と相手のHPを折半する技で、耐久型の対面を継続させる択として採用されています。

強み:

H157 / A76 / B174 / C125 / D127 / S106(ずぶとい・H32-B32)。ぼうぎょ174はガブリアスのげきりん(ドラゴン・威力120・採用率34.8%)を受けても乱数急所を除けば1発で沈まない厚さです。おにびでやけどを付与した相手には物理受けとして長く場に残れます。

弱み:

すばやさは無振りの106止まりで、こだわりスカーフを持つ相手には後手に回ります。攻撃面もハイドロポンプ・ボルトチェンジのタイプ一致技のみで、はがね・くさタイプの相手に決定打を欠きます。


型2:スカーフ攻撃型(おくびょう 18.9% / ひかえめ 20.7%)

性格採用率: ひかえめ 20.7% / おくびょう 18.9%

ウォッシュロトム スカーフ攻撃型
特性: ふゆう(100%)
性格: ひかえめ(C↑ A↓)またはおくびょう(S↑ A↓)
EV: H2-C32-S32(採用率14.5%・全EV中最多)
持ち物: こだわりスカーフ(26.5%)
技構成:
・ハイドロポンプ
・ボルトチェンジ
・10まんボルト
・トリック

こだわりスカーフで素早さを1.5倍にする代わりに技が固定される型です。ハイドロポンプ(威力110)・10まんボルト(威力90・まひ10%)・ボルトチェンジ(威力70・交代技)でタイプ一致打点をまかない、トリックで持ち物を耐久型ポケモンに押し付けて弱体化させる択も持ちます。

強み:

ひかえめはH127 / A76 / B127 / C172 / D127 / S138。すばやさ実数値138はこだわりスカーフ込みで207相当まで伸び、耐久型(S106)より先制範囲が大きく広がります。C172のハイドロポンプは、耐久型のC125相当と比べ一段高い打点を出せます。

弱み:

おくびょうはH127 / A76 / B127 / C157 / D127 / S151(スカーフ込み約226相当)。C172のひかえめ型と比べCが低い分、ハイドロポンプの威力は落ちます。技が1つに固定されるため、はがね・くさタイプへの打点がなく交代されるだけで機能停止します。


データ分析①:M-3→M-4 性格・持ち物の耐久寄りシフト

項目 M-3 M-4 変化
ずぶとい(性格) 30.7% 48.3% +17.6pp
ひかえめ(性格) 44.1% 20.7% -23.4pp
おくびょう(性格) 16.5% 18.9% +2.4pp
たべのこし(持ち物) 14.2% 32.9% +18.7pp
オボンのみ(持ち物) 43.5% 32.1% -11.4pp
こだわりスカーフ(持ち物) 28.9% 26.5% -2.4pp
いたみわけ(技) 圏外 20.9% 新規台頭

ハイドロポンプ(98.7%→99.0%)・ボルトチェンジ(90.4%→90.6%)はM-3から既に確立していた主力打点で、M-4で新規に浸透したものではありません。M-4で実際に起きた変化は、性格ではひかえめ(-23.4pp)からずぶとい(+17.6pp)へ、持ち物ではオボンのみ(-11.4pp)からたべのこし(+18.7pp)へという耐久寄りへの純化です。

注目すべきは、こだわりスカーフの採用率が28.9%→26.5%とほぼ横ばいであることです。つまり「攻撃型 vs 耐久型」という比率自体は大きく動いておらず、耐久型の中身がより耐久寄り(ずぶとい+たべのこし)に純化したというのが実態です。オボンのみの緊急回復(HPが半分以下になった時点で1度だけ最大HPの1/4回復)からたべのこしの継続回復(毎ターン最大HPの1/16回復)へのシフトは、短期決戦より持久戦を志向する構成が増えたことを示しています。加えて、M-3では圏外だったいたみわけがM-4で20.9%まで台頭しており、耐久型の対面継続志向をさらに補強しています。


データ分析②:でんき・みず打点のカバレッジ

M-4使用率上位15体に対し、ハイドロポンプ(みず)・10まんボルト/ボルトチェンジ(でんき)のうち最大打点を計算した結果です。

ポケモン(使用率) でんき みず 最大打点
ギャラドスギャラドス(8位)×4×0.5×4
アシレーヌアシレーヌ(7位)×2×0.5×2
アーマーガアアーマーガア(14位)×2×1×2
ゲッコウガゲッコウガ(15位)×2×0.5×2
リザードンリザードン(11位)×2×2×2
マフォクシーマフォクシー(9位)×1×2×2
バシャーモバシャーモ(10位)×1×2×2
カバルドンカバルドン(3位)無効×2×2
ガブリアスガブリアス(1位)無効×1×1
ミミッキュミミッキュ(2位)×1×1×1
メタグロスメタグロス(4位)×1×1×1
カイリューカイリュー(12位)×1×0.5×1
ブリジュラスブリジュラス(6位)×0.5×0.5×0.5
マスカーニャマスカーニャ(5位)×0.5×0.5×0.5
サザンドラサザンドラ(13位)×0.5×0.5×0.5

上位15体のうち7体(ギャラドス・アシレーヌ・アーマーガア・ゲッコウガ・リザードン・マフォクシー・バシャーモ)に×2以上の打点が通り、うちギャラドスには×4が刺さります。一方でブリジュラス・マスカーニャ・サザンドラの3体は両打点とも×0.5に抑えられ、ガブリアス・カイリューには等倍以下(ガブリアスはでんきが無効)にとどまります。ハイドロポンプはM-3から定着していた打点で、「でんき無効のじめんタイプに手も足も出ない」状態は既に解消済みでしたが、あく・ドラゴン複合の相手には依然として決定打を欠く構図です。


苦手なポケモン

ポケモン 使用率 苦手な理由
マスカーニャマスカーニャ 5位 トリックフラワー(くさ・採用率97.3%)が唯一の弱点である×2を突きます。マスカーニャ側はでんき・みずどちらも×0.5で耐えるため、打点のぶつけ合いで一方的に不利です
ガブリアスガブリアス 1位 でんき打点は無効、みずも等倍止まりで攻撃面の決定打がありません。げきりん(ドラゴン・威力120・採用率34.8%)は耐久型のぼうぎょ174でも乱数急所を除けば1発で沈まない程度に耐えますが、こちらから崩す手段が乏しい相手です
サザンドラサザンドラ 13位 でんき・みずとも×0.5で受けられる一方、りゅうせいぐん(ドラゴン・威力130・採用率93.3%)は等倍で通り、スカーフ型のとくぼう127に対して1発でH実数値の9割前後まで削れる高火力です
ブリジュラスブリジュラス 6位 でんき・みずとも×0.5で受けられます。主力のラスターカノン(はがね・採用率76.4%)はこちらの耐性で×0.25に軽減できますが、りゅうせいぐん(ドラゴン・採用率71.9%)は等倍で通り、耐久型でも確定2発(1発でH実数値の71〜84%)まで削られます

同居率上位の分析

M-4でウォッシュロトムと同じパーティに入る頻度が高いポケモン(同居率上位、7位ルカリオ・8位ハッサムを除く主要8体)は以下のとおりです。

ガブリアス
ガブリアス
1位
ミミッキュ
ミミッキュ
2位
カバルドン
カバルドン
3位
メタグロス
メタグロス
4位
マフォクシー
マフォクシー
5位
マスカーニャ
マスカーニャ
6位
カイリュー
カイリュー
9位
バシャーモ
バシャーモ
10位

ガブリアス(1位)はドラゴン/じめんで、じめん技を無効化するふゆうの恩恵はガブリアス自身のじしんには及びませんが、他パーティのじめんタイプの技全般をロトムが受け止める役割分担ができます。ガブリアスのドラゴン打点はロトムが苦手とするマスカーニャ・サザンドラには等倍以上で通り、ロトムの手が届かない相手をガブリアスが処理する組み合わせです。

ミミッキュ(2位)はゴースト/フェアリーで、ロトムのおにびによるやけど付与が相手の物理アタッカーを弱体化させ、ミミッキュのばけのかわを消費させにくい対面作りに寄与します。ミミッキュのかげうちがマスカーニャ・サザンドラなどロトムの手が届かない相手に打点を持つ点で役割が分かれます。

カバルドン(3位)はじめん単で、ロトムのふゆうがじめん技を無効化する一方、カバルドンのあくびで相手の交代を促してロトムの安全な対面を作れます。カバルドンはステルスロック設置でパーティ全体の削り役も担います。

メタグロス(4位)ははがね/エスパーで、メタグロスのバレットパンチ・サイコファングがロトムの苦手なマスカーニャ(あく複合ゆえサイコファング無効)以外の相手をカバーします。

マフォクシー(5位)はほのお/エスパーで、ロトムのほのお耐性(×0.5)がパーティ内の弱点分散に寄与します。マフォクシーの特殊打点とロトムの両刀打点で、物理受け・特殊受けの双方に対応できる構成になります。


まとめ

M-4のウォッシュロトムは使用率17位(M-3: 20位)に上昇し、耐久型が純化したシーズンでした。

  • 性格はひかえめ(44.1%→20.7%)からずぶとい(30.7%→48.3%)へ中心が移動:ハイドロポンプ・ボルトチェンジの主力打点自体はM-3から変わっておらず、耐久寄りの調整が進みました
  • 持ち物もオボンのみ(43.5%→32.1%)からたべのこし(14.2%→32.9%)へシフト:一方でこだわりスカーフ(28.9%→26.5%)はほぼ横ばいで、攻撃型・耐久型の比率自体は大きく動いていません
  • 弱点はくさタイプのみ(ふゆうでじめん無効)だが、マスカーニャ(5位・トリックフラワー97.3%)には打点のぶつけ合いで一方的に不利

はがね×0.25を筆頭に広い耐性を持ちながら、ふゆうでじめんタイプの主力技を無効化できる点が基本的な強みです。耐久型・スカーフ型のどちらを選ぶかは、パーティ内でロトムに求める役割(受けて立て直すか、先制打点で崩すか)で判断する形になります。


関連記事:メガメタグロス考察 M-4


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構築例

M-4 シーズン
持ち物たべのこし
特性ふゆう
性格ずぶとい (B↑A↓)
みずハイドロポンプでんきボルトチェンジノーマルいたみわけほのおおにび
EVH32B3D31
M-4 シーズン
持ち物オボンのみ
特性ふゆう
性格ずぶとい (B↑A↓)
みずハイドロポンプほのおおにびでんきボルトチェンジでんきでんじは
EVH32B32D2
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