マンムー考察 M-2 使用率45位 きあいのタスキ型の採用率と立ち回り
マンムー
⚠️ 本記事のデータはM-2シーズン(2026/05/30)時点の集計です
シーズンM-2(2026/5/13〜6/17)のシングルバトルで、マンムーは使用率45位。じしん(採用率99.3%)とこおりのつぶて(94.0%)を軸にした物理アタッカーで、**きあいのタスキ採用率78.3%**という尖った持ち物配分が示すとおり、「1発耐えて確実に1体持っていく」役割で採用されています。
こおり/じめんという複合タイプは、こおり技でドラゴン・ひこう・くさ・じめんを、じめん技ではがね・どく・でんき・いわ・ほのおを叩ける広い攻撃範囲が魅力です。一方で弱点が5タイプと多く耐久も低いため、先制技こおりのつぶてを持つ「対面処理役」として運用されます。
なぜマンムーが採用されるのか
1. こおりのつぶてで環境上位のドラゴン・ひこうを上から削れる
マンムー最大の持ち味は、先制技こおりのつぶて(採用率94.0%)です。先制技は優先度+1で動くため、相手のすばやさに関わらず先手を取れます。こおり技はドラゴン・ひこう・くさ・じめんに×2で通り、環境上位のガブリアス(ドラゴン/じめん・1位)・カイリュー(ドラゴン/ひこう・16位)に対しては、こおり×2×2=×4で刺さります。
すばやさ種族値80のマンムーはガブリアス(S102)やカイリュー(S80以上の個体)に素では先手を取れませんが、こおりのつぶてなら相手のりゅうのまい積みやスカーフの有無に関係なく先制で削れます。きあいのタスキで1発耐えてから先制技で削り返す動きが、低速・低耐久のマンムーの主軸です。
2. じしん採用率99.3%でほぼ全個体がじめん打点を持つ
メイン技のじしん(採用率99.3%)はこうげき種族値130から放たれ、いじっぱり補正が乗ります。じめん技ははがね・どく・でんき・いわ・ほのおに×2で通り、こおり技が半減・無効になるはがね(ブリジュラス・アーマーガア等)やどくタイプ(キラフロル)に対する補完打点になります。こおりのつぶて+じしんの2技で、環境のドラゴン・ひこう・はがね・でんきを幅広くカバーできるのが、複合タイプの強みです。
3. きあいのタスキで「1体は確実に持っていく」起点役
持ち物は**きあいのタスキ78.3%**が突出しています。HP110・ぼうぎょ80・とくぼう60と耐久は高くないため、弱点技はもちろん等倍の高火力でも一撃で落ちやすいですが、タスキで必ず1発耐え、こおりのつぶて+じしんで相手を1〜2体削ってから倒れる、という使い切りの運用が前提です。ステルスロック(採用率37.6%)を採用した個体は、タスキで耐えてから設置する起点役も兼ねられます。
基本スペック
種族値
こうげき130は環境でも高水準で、いじっぱり補正+A最大振りで重い一撃を出せます。一方でぼうぎょ80・とくぼう60・すばやさ80はいずれも控えめで、上から弱点を突かれると一撃で落ちやすい紙耐久です。この耐久とすばやさの低さを、きあいのタスキと先制技こおりのつぶてで補う構成になります。
タイプ・弱点
| 弱点(2倍) | 耐性(0.5倍) | 無効 |
|---|---|---|
くさ
ほのお
みず
かくとう
はがね
|
どく
|
でんき
|
じめんタイプがでんきを無効化する点は、ウォッシュロトムやブリジュラスの10まんボルトを透かせる利点になります。一方、弱点はくさ・ほのお・みず・かくとう・はがねの5タイプと多く、特に環境に厚いみず(アシレーヌ・ギャラドス等)が×2で通るため、低耐久と相まって受け出しはできません。特性あついしぼう(採用率71.3%)はほのお技・こおり技を半減するため、ほのお弱点を等倍まで緩和できる点が後述のとおり立ち回りに効きます。
主要な技と採用率
| 技名 | タイプ | 威力 | 採用率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| じしん | ![]() |
100 | 99.3% | 一致じめんメイン技。はがね・どく・でんき・いわ・ほのおへの打点 |
| こおりのつぶて | ![]() |
40 先制 | 94.0% | 優先度+1。相手のSに関わらず先制。ドラゴン・ひこうの上から削り |
| つららばり | ![]() |
25×2〜5 | 53.5% | 連続技でタスキ・みがわりを貫通する一致こおり主力技 |
| ステルスロック | ![]() |
— | 37.6% | 交代読みで設置。タスキで耐えてから撒ける起点役技 |
| つららおとし | ![]() |
85 | 35.4% | 一致こおり高火力技。ひるみ30%。つららばりと選択 |
| がんせきふうじ | ![]() |
60 | 30.4% | 相手のSを1段階下げる。ほのお・ひこうへのいわ打点 |
| がむしゃら | ![]() |
— | 15.4% | 相手のHPを自分と同値まで削る。タスキで耐えた後に大ダメージ |
じしん・こおりのつぶては事実上の確定枠で、残り2枠を「つららばり/つららおとし」「ステルスロック」「がんせきふうじ」「がむしゃら」から選ぶ形です。つららばり(53.5%)はタスキ・みがわりを連続ヒットで貫通でき、つららおとし(35.4%)は1発火力で勝るため、相手依存で使い分けます。
主要型の解説
型1: きあいのタスキ いじっぱりAS型(最多採用)
性格採用率: いじっぱり 76.9%(A↑ C↓。AS物理型の指標で最多)
きあいのタスキ いじっぱりAS型
性格: いじっぱり(A↑ C↓)
EV: A32 S32(AS振り。余り2はHに振る個体が最多48.0%)
持ち物: きあいのタスキ
・じしん
・こおりのつぶて
・つららばり / つららおとし
・ステルスロック / がんせきふうじ / がむしゃら
強み:
ようき型(19.5%)と比べ、いじっぱりはこうげきが約10%高く、じしん・つららばりの1発火力が伸びます。すばやさ種族値80のマンムーはAS振りでもガブリアス(S102)等の中速以上を抜けないため、すばやさを最速にしても抜ける相手が限られます。そのぶんこうげきに寄せ、こおりのつぶての先制+タスキで「速さの不足を補う」設計にしたのがいじっぱり型です。きあいのタスキで弱点技を1発耐え、こおりのつぶてでドラゴン・ひこうを削ってから、じしんやつららばりで本命を倒します。
弱み:
いじっぱり型はS補正がないぶん、ようき型なら先手を取れるS80前後(カイリュー無振り個体など)の同速ラインに後手を踏みます。こおり技が通るドラゴン・ひこうにはこおりのつぶての先制で削れるためこの差は出にくいものの、こおり技が通らない等倍相手との速度勝負を捨てた構成だという点は理解しておく必要があります。
型2: ようき型 / こだわりスカーフ型(少数)
性格採用率: ようき 19.5%(S↑ C↓。スカーフ採用率5.5%と対応)
ようき型は、つららばり等の通常技でもS80のラインで先手を取りたい個体です。こだわりスカーフ(採用率5.5%)と組み合わせると、すばやさが1.5倍になり、ガブリアス(S102)やマスカーニャ(S123)といった高速勢の上からこおり技・じしんを通せます。先制技に頼らず本体技で上を取れるため、こおりのつぶてが半減・無効のはがね複合に対しても先手でじしんを叩けるのが、タスキいじっぱり型にない利点です。
ただしスカーフ型はタスキを持てないため1発耐えの保険がなく、こだわりで技が固定される弱みがあります。採用率はタスキ型に大きく劣る少数構成です。
環境ポケモンへの相性分析
主要ポケモンとの相性
使用率上位のうち、マンムーと相性がはっきり出るポケモンを有利・不利の両面から挙げます。こおりのつぶて(先制)とじしんの2打点で上から削れる相手に強い一方、弱点5タイプ・耐久の低さから、みず・くさ・かくとう・はがね技で上から殴ってくる相手には脆い点に注意してください。
| ポケモン(環境順位) | 相性 | 理由 |
|---|---|---|
ガブリアス(1位)
|
◎ 有利 | ドラゴン/じめんにこおり×4。S102でこちらより速いが、こおりのつぶてが先制で通り、タスキで耐えてから確定圏。相手のじしんは等倍止まりです |
カイリュー(16位)
|
◎ 有利 | ドラゴン/ひこうにこおり×4。こおりのつぶてが先制で通り、りゅうのまい後でも上から削れる。マルチスケイル健在だとつぶて1発では落ちないため、つららばりで重ねたい |
ブリジュラス(2位)
|
△ 五分 | じしんが×2(はがね2×ドラゴン1)で刺さる。S85でこちらより速いが、相手の主力10まんボルト(67%)はじめんで無効化できるのが大きい。りゅうせいぐん(65%)はこちら等倍で、つららばり等で削り合えば五分。ただしはどうだん(27%)を持つ個体には×2弱点を突かれる |
サザンドラ(21位)
|
○ 有利 | あく/ドラゴンにこおりのつぶて×2が先制で通る。ただしかえんほうしゃ採用個体には×2弱点を突かれるため、あついしぼうで等倍に抑えてもタスキ前提で動く |
マスカーニャ(3位)
|
× 不利 | くさ/あくのくさ技がこちらに×2弱点。S123で上から殴られ、こおりのつぶては×2で通るがタスキ込みでも撃ち合いは不利 |
アシレーヌ(4位)
|
× 不利 | うたかたのアリア(みず)がこちらに×2。先制アクアジェット(採用率67%)もタスキ後の詰めを許さず、こちらの打点はじしん等倍止まり |
ガブリアス・カイリューなどドラゴン・ひこうの高速勢に対し、こおりのつぶての先制×4が刺さるのがマンムーの存在意義です。逆に弱点を突くみず・くさタイプ(アシレーヌ・マスカーニャ等)には先に殴られて崩されます。
苦手なポケモンと対策
選定基準は「マンムーの弱点(くさ・ほのお・みず・かくとう・はがね)を主力技で突き、こちらの2打点では先に倒しきれない使用率上位(TOP30目安)」です。
| ポケモン | 苦手理由 | 対策 |
|---|---|---|
マスカーニャ(3位)
|
S123で上から、くさ技がこちらに×2弱点。タスキで1発耐えてもこおりのつぶては×2止まりで落としきれないことが多い | くさを半減するほのお・はがね・どくタイプ(ソウブレイズ・ブリジュラス等)を同伴し、後出しでくさ技を受けて処理する |
アシレーヌ(4位)
|
みず技×2弱点。アクアジェット(67%)の先制でタスキ後も詰められ、こちらのじしんはみず/フェアリーに等倍止まり | みずを半減するくさ・みず・ドラゴンタイプを後出しし、でんき技(アシレーヌに×2)を持つウォッシュロトム等を合わせて処理する |
リザードン(5位)
|
ソーラービーム(くさ・61%)がこちらに×2弱点。S100で上から殴られ、ひこうタイプのためじしんが無効。こおりのつぶては×1等倍止まりで落としきれない | いわ技(リザードンに×4)を持つポケモンや、でんき技を持つウォッシュロトム等を合わせ、上から処理する |
ギャラドス(12位)
|
たきのぼり(みず)×2弱点。いかくでこちらのAを下げられ、りゅうのまい1積みで上から殴られる。じしんはひこう複合で無効、こおりのつぶてもみず/ひこうに等倍止まり | でんき技を持つポケモン(ウォッシュロトム等、ギャラドスに×4)を合わせて受け、積む前に処理する |
カメックス(30位)
|
はどうだん(かくとう・90%)が×2弱点。じしんは等倍止まりで、ぼうぎょ・とくぼう100超の高耐久相手にはさらに落としにくく、こおりのつぶても半減。からをやぶる(67.7%)で積まれると殴り負ける | くさ・でんきタイプ(ウォッシュロトム等)を同伴し、弱点を突いて処理する |
いずれもマンムーの弱点(特にみず・くさ)を主力技で突き、低耐久のマンムーをタスキ込みでも処理しきれない相手です。あついしぼうでほのお・こおりは緩和できますが、みず・くさは緩和できないため、これらの弱点を半減・無効化できる枠をパーティに用意して受け回します。
パーティ構成
相性の良いポケモン
パーティ構成の基本方針:
マンムーは弱点5タイプと多く耐久が低いため、残り5体で以下の役割を補い、マンムーを「ドラゴン・ひこう・はがね・でんきへの対面処理+ステルスロック起点役」として使い切ります。
- みず・くさ対策: ブリジュラス・エアームドなどはがね枠でみず・くさを半減して受ける
- かくとう対策: ひこう・エスパー(エアームド・エルレイド)でかくとう技を受ける
- 高速アタッカー: エルレイド等で、こおりのつぶてでは倒しきれない高耐久のくさ・はがねを上から処理
データ分析①:きあいのタスキ78.3%が示す「対面処理特化」という割り切り
マンムーの持ち物分布は、きあいのタスキが**78.3%**と突出し、2位こだわりスカーフ5.5%・3位オボンのみ4.1%を大きく引き離しています。耐久に振る持ち物(たべのこし0.8%)や半減実きのみ(ヨプのみ2.7%)がほぼ採用されない点が、この型の性格を物語ります。
ぼうぎょ80・とくぼう60という耐久では、振りを足しても弱点5タイプの高火力を継続して受けることはできません。そこで「耐久を伸ばして居座る」のではなく、「タスキで必ず1発耐え、こおりのつぶて+じしんで1〜2体を確実に削る」という使い切りの役割に割り切ったのが、タスキ78.3%という配分です。
これはこおりのつぶて94.0%・じしん99.3%という2大先制/高火力技の採用率とも整合します。すばやさ80で上から殴れる相手が限られる以上、マンムーの価値は「タスキで耐えて先制こおり技でドラゴン・ひこうを落とす」一点に集約されており、持ち物・技・性格(いじっぱり76.9%)のすべてがその役割に最適化されています。耐久型やこだわり型を試す前に、まずこのタスキいじっぱり型が基準になります。
まとめ:型別比較
| 型 | 採用率(指標) | 性格 | 主な技 | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|---|---|
| タスキいじっぱりAS型 | いじっぱり 76.9% | いじっぱり | じしん・こおりのつぶて・つららばり・ステルスロック | タスキ+先制で1発耐え→確実に1体処理。A火力が高い | 本体技で上を取れる相手が少ない。等倍の同速勝負は不利 |
| スカーフようき型 | ようき 19.5% | ようき | じしん・つららおとし・こおりのつぶて・がんせきふうじ | スカーフで高速勢の上から本体技を通せる | タスキの保険がなく1発耐え不可。技固定 |
総評:
マンムーはこおりのつぶて+じしんの2打点と、きあいのタスキによる「1発耐え→確実に削る」役割で使用率45位に位置するアタッカーです。ガブリアス(1位)・カイリュー(16位)といったドラゴン・ひこうの高速勢に対し、こおり×4の先制技を相手のすばやさ・積みに関係なく通せるのが最大の強みです。
一方で弱点5タイプ・低耐久から、みず・くさ・かくとうを主力に持つアシレーヌ・マスカーニャ・ギャラドスには先に殴られて崩されます。あついしぼう(71.3%)でほのお・こおりは緩和できますが、みず・くさは緩和できないため、これらを半減・無効化できる枠をパーティで用意し、マンムーは対ドラゴン・ひこう・はがねの対面処理とステルスロック起点に専念させるのが基本戦術です。
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構築例
きあいのタスキ
じしん
こおりのつぶて
つららばり
つららおとし
きあいのタスキ
つららおとし
じしん
こおりのつぶて
がむしゃら
くさ
ほのお
みず
かくとう
はがね
どく
でんき

ガブリアス(1位)
カイリュー(16位)
サザンドラ(21位)
マスカーニャ(3位)
ギャラドス(12位)
カメックス(30位)